2010 CLASH BOWL

出場チーム紹介  早稲田大学



早稲田大学 ビッグべアーズ

 立大、明大とともに1934年に創部された日本アメリカンフットボールのルーツ校の一校。
 創部69年目の2002年に、東西学生王座決定戦(当時)「甲子園ボウル」の舞台に初めて立つ。以降毎年ブロック2位以上につけるも、クラッシュボウルの一歩手前で敗退。
 昨季、序盤戦での黒星をバネに、ブロック最終戦で日大を下し、7年ぶりのクラッシュボウル決勝まで進んだが、法大に敗れる。今季7年ぶり2度目のブロック全勝制覇を果たし、2度目の甲子園ボウル出場、そして悲願の日本一に挑戦する。
 コーチ陣に他大出身者を積極的に登用し、選手には高校未経験者が多数在籍するのも特長。今季も主将西山を筆頭に、LB福永、CB嶋田、TE/K小林ら、多くの他競技出身者が主力として活躍している。


朝倉 孝雄 監督
 早大学院でフットボールを始め、3年時、主将として創部初の全国選手権クリスマスボウル優勝に導く。大学入学後はLBとして活躍し、日本代表にも選ばれる。主将を務めた4年時は当時ライスボウル2連覇中の日大と死闘を繰り広げるも21-28で惜敗。 卒業後はXリーグ(アサヒビールシルバースターほか)でプレーし、3度のライスボウル優勝を経験。01年、マサチューセッツ州立大学院に留学し、スポーツ経営学修士課程を修了。02年にチーム復帰し、守備アドバイザーとして初の甲子園ボウル出場に貢献。03年はヘッドコーチ、04年に監督就任。早大歴代監督の中で最高の勝率を誇り、7シーズン目の今季は自身初のブロック全勝を達成。
 本場アメリカの強豪USC(南カリフォルニア大)とのフットボールプログラムの提携、小中学生向けのフラッグフットボールスクール開校にも尽力、今季は韓国遠征を実施するなど、フットボールの強化や普及振興、国際協力を兼ねた施策にも精力的に取り組む。
【監督から一言】
「目標は日本一。一戦一戦を大事に、最高の準備をして、最高の気持ちで、粘り強く戦いたい」


<今季の戦い>
 開幕から圧倒的な攻撃力とスピードの有るディフェンスで快進撃を続けた早大は6戦全勝を守り最終戦で1敗の明大を迎え撃つ。
 直前の試合で中大が東大に敗れた為3校間の三つ巴は消滅し、5年ぶりの早大−明大戦は勝者がリーグ優勝を決めるゲームとなった。早大はQB#12広野をスターターに起用し定評の有るパワフルな攻撃を展開し、試合開始2分14秒にRB#34藤堂が先制のタッチダウンを挙げる。その後もRB#10末吉のランでゲインとTDを奪い、前半を21対7で折り返した。
 後半に入っても早大の勢いは止まらず、開始47秒で#10末吉がTD、K#85原のFG、WR#7清水のパスTDと、38点という大量得点を奪った。追う明大は、奇襲を仕掛け積極的な攻撃を展開したが追いつく事は無く、終了間際にRB#25小形がTDを奪ったものの、38対22で早大が勝利。
 Bブロック全勝優勝で、クラッシュボウルに駒を進めた。


<中心選手>
OL♯58 荒川 貴裕 OLの頭脳。強力なランニングアタックの大黒柱
QB#5  芳賀 太郎 早稲田オフェンスのチームリーダー。チームを勝利に導く
WR#1  梶川 航平 手に触れた球は全て捕る「Mr.キャッチ」
RB#10 末吉 智一 全7戦100ヤード突破し、早大初の1000ヤード達成。グラウンドアタックの柱
DL♯99 スコット・ダフィー 早稲田に維新をもたらすラストサムライ
LB#8  井田 將仁 粘り強い守備を率いるディフェンス・リーダー。ボールへの嗅覚抜群
SS♯9  高田 遼 キッキングでもフル稼働。粘り強い守備でゴールラインを死守
FS♯33 坂梨 夏木 早稲田ディフェンスの守護神。どんな球も奪い取るインターセプト王



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