◎冬到来の予感(2005.10.30)

 今日は雨も降らず、雲の合間から時折日差しが見え隠れするような過ごしやすい気候かと思われましたが、夜が近づくにつれだんだんと風が冷たくなっていきました。そんな中でも、最後まで気の抜けない試合内容に、スタンドのお客様の熱気に満ち溢れた応援が会場全体に響いていました。


★第1試合 エリアC ○東京農工大学31−17山梨大学●
 山梨大は最初のシリーズでRB#1大塩が78ヤードを走り切りTD。また農工大のパントスナップミスにより山梨大に敵陣25ヤード地点からの得点のチャンスが訪れる。このチャンスを無駄にはせず、TE#99市川へのパスで追加得点。その後農工大もRB#3高木のランにより1TDを返し前半終了。しかし後半は農工大の巻き返しが光る。WR#84中神へのパスにより敵陣深くまで進み、最後は高木へのピッチでTD。その後も農工大は2TDを奪い、試合終了間際にはFGをも成功させる。対する山梨大は後半無得点で試合を終えることとなった。

★第2試合 2部A ○武蔵工業大学25−7東京農業大学●
第1Q、武工大は敵陣まで攻め入るも東農大DL#68林のタックルにあいFGに抑えられる。直後東農大はWR#80五木田がキックオフリターンでロングゲインするも後が続かず。第2Qに入り武工大はギャンブルを成功させ、RB#29伊藤のTDに結びつける。前半終了までに武工大は1TDを追加。後半、東農大は#80のTDランで一矢報いるも武工大の勢いを止められず。武工大は第4Q、LB#9桑沢とDB#42八木がそれぞれインターセプトを記録。1TD・1FGを決め勝利を納めた。

★第3試合 2部A ○防衛大学校28−24武蔵大学●
先制したのは武蔵大。第1Qで1TD・1FGを決める。対して防衛大は第2Qに連続でギャンブルを成功させエンドゾーンまで詰め寄りTD。直後武蔵大はRB#20篠のランによるロングゲインで一気に敵陣へ入り、追加点を挙げた。その後前半は両校共に得点が入らず後半に入る。防衛大守備は4−3から5−2にシフトし武蔵大攻撃陣を封じ込めたが、防衛大攻撃陣がファンブルしたボールを押し込まれTDを許す。しかしここから防衛大攻撃陣が奮起し、次々とパスをヒットさせWR#3竹内が3TDを奪うという猛攻。手に汗握る逆転劇だった。




◎太陽と雲の間に(2005.10.29)

 本日はエリアリーグとU部リーグの試合が行われました。朝は太陽が出ていて暑いくらいでしたが、雨が降ったり止んだりと変な天気でした。
夕方は天気が回復し、雲の切れ間から覗く太陽がきれいでした。逆光になるので写真をお見せできなくて残念です。その後、また降りだした雨のせいで気温が下がり、吐く息が白くなる季節がやって来たのを感じました。



★第1試合 エリアC ○東京外国語大学41−7明星大学●
 エリアリーグの戦い。少ない人数の中、熱い気持ちが伝わった試合だった。第1Q終盤、外語大RB#1堀之内が左のスイープで先制。しかし明星大も次のシリーズにQB#5竹原からTE#88阿部へのロングパス一発で同点に。ここから火がついた外語大。前半には#1堀之内・RB#5松浦が右ピッチからサイドラインを駆け上がり追加点を挙げる。後半にも勢いは止まらず、パントリターンTDやインターセプトなどビッグプレーが飛び出し、終わってみると外語大は41−7で今季1勝目。

★第2試合 2部B ○青山学院大学35−0東京工業大学●
 先制は青学大。ラン・パスが噛み合いじわじわとドライブしていき、最後はWR#23大貫がTDパスをレシーブ。また#12蜂谷・#14木村の両QBを使い分け、テンポを変えながら攻撃を展開。守備の勢いもLB#52加来を中心に上がり調子に。東工大もDB#21松本がパントリターンで好ゲインを見せるが、得点に結びつかず。その後両者共に決め手を欠くが、青学大が少ないチャンスをモノにし追加点を挙げる。東工大の攻撃は試合終了間際の青学大DB#7太田のインターセプトで流れを断ち切られる。青学大は今季初完封で試合を終えた。

★第3試合 2部B ●帝京大学21−24上智大学○
 前半だけで3本のTDと1FGを奪ったのは上智大。RB#44吉岡が足を引きずられながらも力強いドライブを見せる。上智大は時間をたっぷりと使った攻撃で帝京大に攻撃の機会を与えなかった。後半に入り帝京大も意地を見せ、QB#10大津の左オフタックルランで1本返す。上智大はランプレーで時間を使うが、ピッチミスからのファンブルロストでチャンスを逃す。すぐさま帝京大は1発TDパスを決め、その裏のキックオフでオンサイドキックに成功。上智大DB#17坂本のインターセプトで反撃の芽を摘まれそうになるが、WR#7小松のパントリターンTDで追い上げムードに。しかし攻撃もここまで。4th Downギャンブル失敗で攻守交替。そのまま上智大が逃げ切りアップセット。




◎息詰まる熱戦(2005.10.23)

 今日のゲームは今後の展開を読む上で重要な試合が目白押しでした。あるものは喜び、またあるものは悲しむ。両極端なまでの光景が両サイドラインに広がっていました。今日の結果が今後大きく影響してくるでしょう。

★第1試合 1部A ○立教大学21−0一橋大学●
 前半立大はテンポよくパスをつなぐも、決定打に欠く。一方一橋はダウン更新0回に押さえられたものの、P#2井口の好パントで陣地を挽回する展開。第1Q終了プレー、WR#1鈴木へのパスでTDを奪った立大が7−0で折り返す。第3Qにファンブルリカバーから得た敵陣14ヤードからの攻撃をまたも#1鈴木のTDにつなげ、リードを広げる。一橋もQBに#18加藤を起用し追いすがるも、立大守備陣の前に得点を奪えない。終了間際にも加点した立大が2勝目を手にした。

★第2試合 1部A ○早稲田大学17−14日本体育大学●
 前半は早大の独壇場となった。#28古川のランを軸に攻撃がグイグイ進んでいく。14−0で前半が終了、後半もこのペースと思いきや日体攻撃陣が爆発。ランがコンスタントにゲインを奪い追撃する。1TDを返し、第3Q終盤に迎えたゴール前1ヤードのチャンス。しかし早大守備陣の渾身のタックルで無得点に抑える。迎えた第4Q、早大も追加点を上げるが、日体もすぐにTDを返す。しかしこの後早大守備陣は攻撃をシャットアウトし、無傷の4連勝となった。

★第3試合 1部A ●中央大学17−20明治大学○
 いきなり飛び出したのは明大RB#45山崎のリターンTD。明大が勢いに乗るかと思われたが、第1Qに中大が逆転。第3Qには中大が6分あまりのロングドライブをRB#3宮幸のTDで締めくくりリードを広げるが、ここからが明大攻撃陣の真骨頂。第4QにTDを奪うと、オンサイドキックをキャッチ。ここでQB#7川崎が放ったパスをキャッチしたのはまたも山崎だった。中大も終了プレーで28ヤードFGを狙ったが、ブロックされ万事休す。明大が02年以来のクラッシュボウル出場を決めた。

キッズフェスティバル開催日




◎一寸先は闇・見えない行き先(2005.10.22)

 本日はT部リーグBブロックのゲームがありました。クラッシュボウルへの『2枚の切符』、そして入替戦への『1つの席』を巡る激しい闘いがありました。この先も熾烈な順位順列争いが予想されそうです。低くなり始めた気温の中、フィールドからもスタンドからも熱い熱気が感じられた秋の夜でした。


★第1試合 1部B ○慶應義塾大学17−10筑波大学●
 前半は守備が奮闘し、1Qには両チームにQBサックが飛び出す。攻撃陣はTDを奪えず、慶大#19山中のFG1本(38ヤード)に留まる。後半は徐々に慶大の調子が上昇。3Qには自陣15ヤードからテンポよくロングゲインを奪い、最後は#32松田のTD。筑波も負けじと4Qに#60香川が1FG(28ヤード)を返し追いすがるが、痛恨のパントリターンTDを返されてしまう。終了間際に筑波も1TDを返すが慶大は時間を使いきり連勝を決めた。

★第2試合 1部B ●専修大学0−53日本大学○
 序盤より日大ショットガンが炸裂。次々にパスをヒットさせ効果的なゲインを奪った。1Qこそ1FGだったが、2Qには3TDを奪う猛攻を見せる。後半に入り、専大は守備陣を修正し反撃を見せるが、日大の怒涛のパス(成功率78%)の前にペースを掴めずに喘いだ。終わってみると日大はこの試合で706ヤードを奪う攻撃を見せていた。専大は98年以来のスコアレスゲームとなった。

★第3試合 1部B ○法政大学55−7東海大学●
 第1Q、まずは東海がWR#11関川へのロングパスをヒットさせ先制TD。しかし法大がすぐに追い越し、前半終了間際にはK#57飯塚が50ヤードFGを成功させ22−7とする。後半は法大が3回の2ポイントコンバージョンを決めるなど、次々と得点を重ねた。なお、今試合ではRB#29丸田がラッシュ242ヤード、SF#34樋田が3インターセプトを獲得するという好記録が生まれた。




◎見え始めた動向(2005.10.16)

 朝から雨が降ったり止んだり、気温も10月にしては低く厳しい環境でした。
 U部所属校にとって、今年はT部昇格の絶好のチャンス。悪天候にもかかわらず、試合をしている学校はもちろん、スカウティングにも熱が入っていました。



★第1試合 2部B ○学習院大学21−14東京工業大学●
 東工大WR#1清登のパントリターンTDを皮切りに、前半は点の取り合いになる。学習院はショットガンからのラン、東工大はタイト隊形からシフトやモーションでかく乱する展開に。前半残り2分でWR#24森へのTDパスをヒットさせた学習院が、21−14とリードして折り返す。後半は両校共にチャンスを生かせず、我慢比べ。結局学習院がリードを守りきり、勝利した。

★第2試合 2部B ○上智大学48−7千葉商科大学●
 試合開始直後のリターンで上智大DB#17坂本のTDが飛び出した。これで勢いに乗った上智大は、第1Qで21点を奪う。千商大もゴール前でのターンオーバーからRB起用された#4岩上がTDを返すが、上智大に傾いた流れを止められない。以降着々と追加点を挙げた上智大に軍配。RB#44吉岡は4TDを記録する活躍ぶりだった。

★第3試合 2部A ○東京大学47−7防衛大学校●
 こちらも試合開始直後のリターンでTDし東京大が先制する。これに対して防衛大はノーハドル攻撃で対抗する。左右へ早いタイミングでパスを投げ、フィールドをいっぱいに使って攻撃を展開するもドライブが続かない。3Q終盤にRB#35谷川がカウンタープレーから得点するにとどまる。合計7TDを奪った東京大が全勝をキープした。




◎お天気のフルコース(2005.10.15)

 朝はちょっと肌寒く上着が必要だと思うくらいでした。第一試合が始まる少し前には雨が降り雨具を出し、止んだと思ったら第二試合はカンカン照りで雨具をたたみ、雲が出てきて涼しくなったと思ったら、第三試合終了間際にまた大粒の雨です。お天気をフルコースでおいしくいただきました。


★第1試合 2部A ○東京学芸大学27−21武蔵大学●
 序盤からパンチの応酬で、前半だけで両チーム合わせて5つのTDが産まれる。2Qには守備が踏ん張り、両校にインターセプト、QBサックなどビッグプレーが飛び出し、14−21で前半を折り返す。後半、4Qに学芸大が自陣ゴール前からドローでRB#7飯塚が抜け出し独走TDで追い上げる。続く武蔵大攻撃で学芸大LB#23酒井がインターセプトリターンTDで逆転に成功。学芸大はシーズン初勝利を飾る。

★第2試合 2部A ●桜美林大学7−17東京農業大学○
 桜美林のファンブルから始まったシリーズを、東農大がゴール前まで攻め込みFGを成功させ先制。1Q残り2分43秒で東農大のピッチミスを桜美林が拾い、そのまま持ち込んで逆転。2Q同じく残り2分43秒、東農大が右のブラストで、約60ヤードをRB#29松尾が走り切り再逆転に成功。3Qにも追加点をあげ、追い風に乗る東農大。桜美林も4QにQB#17村上のパスで追い上げを見せる。しかし東農大DB#23向井がインターセプトし反撃の芽を摘む。

★第3試合 2部A ●新潟大学0−26武蔵工業大学○
 腹の探りあいか、前半は目立った動きが無く一進一退。前半終了間際に武蔵工大がロングパスをヒットさせ、新潟陣ゴール前まで迫る。その勢いを逃がさず、左オープンランで先制パンチを放つ。後半に入り武蔵工大の守備が光る。勝負どころでプレッシャーをかけ、新潟大のデザインされたプレーを崩した。試合時間が進むに連れ、徐々に攻守が噛み合い、オフェンスは3・4QにもTDを奪いディフェンスは完封で試合終了。




◎10月でも熱中症(2005.10.02)

 本日はU部Bブロックの3試合が行われました。強い日差しが照りつける中、選手一人一人の強い眼差しもギラギラと輝いていました。まだ暑いので水分はこまめに摂りましょう!!


★第1試合 2部B ○上智大学14−7東京工業大学●
 前半は手探りの状態が続き膠着状態。後半試合が動き、東工大がRB#7前田の41ヤードTDランで先制。そこから火が付いたのは上智大。攻撃陣が機能し始め、オプション・ダイブ・ブラストを使い分け2TDを奪い逆転に成功。上智大は初白星を飾る。

★第2試合 2部B ○帝京大学21−14青山学院大学●
 序盤に青学大守備陣が帝京大のパントをブロックし、そのまま持ち込んでTDを奪った。しかし全勝中の帝京大もタダでは転ばず、速いテンポで同点に追いつく。そのまま前半だけで3TDを奪った。勢いを付けたい青学大だったが、インターセプトで意気消沈。後半は一進一退で終了間際に青学大が1本返すが時すでに遅し。帝京大は全勝を守る。

★第3試合 2部B ○神奈川大学30−0国士舘大学●
 前半はパントの応酬。腹の探り合いとなった。互いに1本ずつのインターセプトを生み精細を欠いた。後半に入り、建直しを図った神大は、最初のシリーズをTDに結びつけると、その後全てのシリーズを得点に繋げる集中力を見せた。国士舘は後半にも2本のインターセプトで自滅。帝京大に続き神大も全勝を守った。




伝統の重みと新しい旋風(2005.10.01)

 T部Aブロック第3節が終わりました。今季のAブロックは混戦が予想されます。また毎節アップセットが続き、昨年までのデータが全て無効になるくらい新入生の活躍には目覚しいものがあります。今後もオモシロイ試合が展開されることが楽しみです。

★第1試合 1部A ○明治大学36−19立教大学●
 明大は前半だけで27点をもぎ取った。攻撃の立役者はラン・パスに絡み、強力なブロックでホールをこじ開けたRB#45山崎であった。3Qに立大も反撃を見せるが、明大の時間をかけたランプレーの前に及ばず。明大はランだけで399ヤードを稼ぐ徹底ぶりだった。日本最古の対戦は明大が33勝15敗3分となった。

★第2試合 1部A ●日本体育大学6−21一橋大学○
 守備が奮闘し、なかなか得点に結びつかない中、均衡を破ったのは一橋大。TE#89佐々へのパス、RB#1阿部・#2井口のランで攻め込み、最後はQB#16西村が押し込んでTD。4Qに日体大が8点差まで詰め寄るが、オンサイドを狙ったキックオフでリターンTDを返され万事休す。一橋大学はT部リーグ初勝利を飾る。

★第3試合 1部A ○中央大学24−7関東学院大学●
 中大はRB#3宮幸・WR#9斎藤を中心に着々とドライブを続け2Qに2TD。関院大にペースを掴ませず。後半に入り、FGで得点を重ね、第4Qにダメ押しのTDを奪い快勝。関院大は3本のインターセプトで自滅。3本ともキャッチしたのは中大DB#47山本(関東リーグ戦タイ記録)





2006年秋季リーグ戦


2006年度春季オープン戦


2005年11月・12月


2005年9月