2003 CLASH BOWL

チーム紹介  東海大学



東海大学
 1966年創部。翌67年連盟加盟。今まで7度の関東大学選手権出場。76、85、前回出場の97年の3度は決勝まで駒を進めるもいずれも敗戦。徹底的にウエイトトレーニングを行い、フィジカルの強さを生かした伝統的なオプションプレーとパワープレーのランニングアタックを主体としてきたが、01年米国からデイビット・パウロズニック氏をコーチとして招聘し、現在のバランスアタックを確立した。また、3年に1度米国遠征を行うなど海外交流も盛んで、アリゾナ州立大学、パラモアカレッジなどと交流を深めてきた。恵まれた施設、メディカルスタッフ、リクルート体制にも定評がある。今回クラッシュボウル出場の4校の中では唯一、甲子園ボウル出場経験が無く、初出場となればこれまで出場経験のある東西13校に比べ最も若いチームとなる。

中澤 一成 監督
 47年東京原宿出身。自宅近くのワシントンハイツ(米軍基地)で、アメリカンフットボールに触れる機会を得る。東海大入学後はOL・DLとして活躍し、卒業後米国へ留学しフットボールを学ぶ。帰国後コーチを経て、73年に母校監督に就任。関東選抜や、日本学生代表といった混成、選抜チームでも豊富な指導経験を持つ。韓国フットボールに対しても交流戦や現地指導を通じて発展に寄与。また、指導者や選手数の不足により発展途上にある国内他チームに対しても、技術指導、安全対策などの面でサポートを続ける。就任31年目の今季、初の甲子園ボウル出場を狙う。日本協会競技規則委員など歴任。連盟強化普及委員、安全対策委員現職。東海大学体育学部助教授。

<今季の戦い>
 昨年度からのスターターを多く残し、一節遅れてシーズンイン。初戦は雨の中、強敵・中大との一戦。自慢のランは不発だったが守備が踏ん張り、後半一瞬の隙を突いたQB石川−WR林への一発TDで何とか逆転勝利。その後は筑波、立教と下し順調に3連勝。第4節はBブロック最大の難敵・専修戦。それまで指摘された立ち上がりの悪さは解消され、序盤からライン戦で圧倒し3連続TD。しかし、ミスを連発し前半を同点で折り返す。後半に入ると専修の快足レシーバー陣にロングパスを決められ、2TDとられる。終盤追い上げるも時遅く7点差で敗れた。攻撃時間・獲得ヤードとも大きく上回りつつ敗れるという、痛い1敗を喫する。明治戦はプレーオフ進出をかけ重要な試合だったが、岩崎、進士のランニングアタックで相手を圧倒。常に良いフィールドポジションをキープしたまま退け、6年ぶりのプレーオフ進出を決めた。最終・日大戦では油断からか良いところなく、既に入替戦の決まっている相手に初白星を献上した。

<中心選手>
RB#2
岩崎 将人
ラン、レシーブで非凡な才能を有す関東屈指の万能型攻撃プレーヤー。
RB#1
進士 祐介
岩崎と双璧を成す東海ランアタックのエース。ビッグプレーメーカー。
QB#7
石川 貴常
ショート、ミドル、ロングに投げ分ける。昨季、2年生にしてリーディングパサー。
OL#66
鈴木 遊
1年から随時出場。リーグ最重量で強力ラインの看板選手。パワープレーの核。
OL#61
田母神 克好
"超"のつく大型ラインの中、機動力で異彩を放つ。バックスなみのスピード。
DL#56
山崎 雅則
破壊力抜群の、関東最強ディフェンスライン。
DB#24
岩根 大輔
守備の柱。01年インターセプト王、連盟優秀選手。


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