関東学生
アメリカンフットボール連盟

理 事 長  浅田 豊久





「自己犠牲」を強いるスポーツ



 立教大学教授故ポール・ラッシュ博士が日本に「アメリカンフットボール」を伝導して、今年は丁度75周年になります。それは1934年のことでした。立教大学、明治大学、早稲田大学の学生たちが先駆者としてその恩恵に預かったのです。

 当時、世界各国には米国発の経済恐慌が伝播し主だった国々が一堂に会し、今後の対策を模索しはじめた年でもあります。75年後の今年同じ事が勃発することは誰もが想像しえなかったことでもあります。
 このような厳しい環境であったにも拘わらず、博士は布教活動と平行してアメリカンフットボールという競技を学生達に教えたのです。

 ボールを1ヤードでも前方に進めるためには当たり前のように「自己犠牲」が強いられる、というフットボールの精神は日本の学生たちの心に強く響き、またたく間に関東6大学リーグが結成され関西にも飛び火して行ったのです。

 3/4世紀を記念する今年、私たちは組織をあげてアメリカンフットボールの魅力を更にパワーアップし、ファンの皆様に喜んで戴けるよう努力を重ね前進致します。
 98大学で構成する関東学生アメリカンフットボールの活動にご期待下さい。



2009年4月