◎ゲームレポート(2012.09.30)

★第1試合 2部Aブロック ●明治学院大学12-13東京工業大学○
 2部Aブロック最上位・明学大のキックで開戦。前半、攻撃中に東工大守備陣のミスが相次ぎヤードを進めた明学大、WR#17羽成がQBからのボールを掴み先制。その後の攻撃で再び東工大の反則でヤードを大きく進める明学大RB#24正木が後に続き得点。巻き返しを図る東工大はQB#7吉田の下WR#85北川が好ゲインを見せたが、敵陣ゴールライン寸前のところで明学大DB#18井上にボールを奪われてしまう。後半に入ると、東工大が反撃を開始。RB#26角がエンドライン1ヤード前まで走り抜けると#85北川がラインズを大きく飛び越えTD。そして試合残り22秒のところで#26角が明学大守備陣をすり抜け逆転に成功。最後の攻撃に望みをかける明学大のパスを残り1秒で東工大DB副将#42小林がインターセプトし試合終了。東工大が昨シーズンのブロック覇者を打ち破った。

★第2試合 1部Bブロック 
○中央大学31-0専修大学●
 中央大が危なげない試合展開で開始早々に2TDをあげる。いずれもラクーンズの看板RB#33横田による得点であった。第2Qは両守備陣が奮闘し両チームとも無得点、中央大が14点リードで前半を折り返す。一矢報いたい専修大、QB#15升川を指令塔に据えWR#19和田らを中心に攻め入るも、中央大の険しい壁を前になかなか前に進むことができない。専修大守備陣は中央大の攻撃をパントに抑える健闘を見せたものの、リターナーがボールに触った後中央大にリカバーされてしまい、自陣エンドライン近くでボールを奪われてしまう。そのボールをエンドゾーンまで運び込んだのはまたしても#33横田。中央大が再び完封勝利を果たし、横田はこのTDで通算ランTD数が40回となり歴代記録1位タイとした。

★第3試合 1部Bブロック 
○法政大学42-0関東学院大学●
 悪天候の中行われた試合は序盤から法政大のペースで進んだ。試合開始早々、RB#22池田がランでTDを決め、さらにQB#16寺村が約70ヤードのキープランでTD。一方、関東大はスナップミスなどもありQB#18櫻井やQB#2田上がパスで攻撃のリズムを掴めない。第2Qではファンブルリカバーをするがそれをすぐに法政大のLB#57田中にインターセプトされ前半を終了。ランを中心に得点を重ねる法政大の前に歯が立たなかった。この試合は台風の影響により前半終了で試合成立。悪天候の中大きなミスをしなかった法政大が42-0と完勝した。(スポーツ法政新聞会・小田切直也)





◎ゲームレポート(2012.09.29)

★第1試合 2部Bブロック ○国士舘大学59-7東洋大学●
 9月29日、アミノバイタルフィールドで行われた秋季リーグ戦。第一試合の国士舘VS東洋大。第1Q。4thダウンとなり、自陣20ヤード付近から東洋大はパントキックを選択。しかし、東洋大のC#73松本から出されたボールがパントキックに備えていたP#28加藤の頭を越えてしまう。これが自殺点となり思わぬ形で国士舘が先制点をあげた。さらに、今度は東洋大のパントキックを国士舘のDB#23佐藤が防ぐとこぼれたボールを拾いそのままTD。TFPも決め9-0となる。続く第2Q。開始早々動きを見せた。国士舘のRB#25池田のTDとTFPで16-0とするとRB#21中里とRB#32金子のTDなどで前半だけで30-0と東洋大を圧倒する。第3Q。このままでは終われない東洋大は序盤から反撃にでる。QB#5柚木のパス攻撃を中心に国士舘の自陣10ヤード付近までせまるという怒涛の攻撃を見せた。しかし、TD目前のところで国士舘のLB#44木村にインターセプトをされ攻守交代。その後、#32金子の2本のTDなどで47-0とさらに差を広げる国士舘。しかし第3Q終了間際に東洋大のTB#2松山が自陣20ヤード付近から独走しTDを奪い、東洋大は今日初めての得点を得た。TFPも決めて47-7とし第4Qをむかえる。第4Q。先程の勢いに乗りたい東洋大だったが国士舘がそれを許さなかった。国士舘はランとパスを使いわけ1stダウンを連続で獲得すると最後は#25池田がTDを奪い53-7とする。その後、国士舘の2本のFGを決め59-7で試合終了。攻守にわたって国士舘が東洋大を圧倒する試合となった。(スポーツ国士・大八木健吾)

★第2試合 1部Bブロック 
○慶應義塾大学70-7東京都市大学●
 先制したのは慶應大。QB#7高木からWR#17笠原へのパスなどでコンスタントに攻撃を続け、都市大のDL#51若林などのロスタックルを受けるも1QだけでRB#39上保らによる3TDを挙げた。都市大はQB#12斉藤のパスなどで攻め込んでいくが要所で慶應大守備に調子を狂わされ、なかなか得点には至らない。2Qに入っても慶應大の勢いは衰えることなく2TDし、前半終了間際にロングパスで更に得点を狙うが、これは都市大が阻止し後半へ。迎えた後半、ここで反撃をはかりたい都市大だが開始早々慶應大がTDし、出鼻をくじかれる。一矢報いたい都市大は、3Q終了直前にRB#34小澤のランでファーストダウンを獲得すると最終Qに入ったところで4thダウンギャンブルで慶應大の壁を破り攻撃権を更新すると、WR#10安島がパスキャッチで今期念願の初TD。しかし都市大の反撃もここまで。10TD挙げた慶應大がこの試合を制した。

★第3試合 1部Bブロック 
○早稲田大学57-7学習院大学●
 学習院のキックオフで始まったこの試合。守備陣が踏ん張り早稲田最初の攻撃をパントで終わらせると、その直後のシリーズで浮足立つ早稲田守備を攻め、RB#28和田が右サイドを駆け上がりエンドゾーンに運んで先制する。いきなり劣勢に立たされた早稲田はFGアテンプトを失敗するなど波に乗ることができない。流れが変わったのは第2Q、DB#36田中が相手レシーバーの弾いたボールをキャッチしインターセプトリターンTDで早稲田が追いつく。その後の攻撃シリーズではQB#5政本がWR#7清水へのパスをヒットさせ逆転に成功する。#5政本は計3つのTDパスを決める活躍を見せた。追い上げたい学習院はランプレーを中心に攻撃を組み立てるも機能せず。早稲田が2勝目を手にした。(早稲田スポーツ新聞会・田中竣)





◎ゲームレポート(2012.09.23)

★第1試合 3部Dブロック ●首都大学東京21-23文教大学○
 前半まず流れを掴んだのは首都大。ラン攻撃で一気に敵陣に攻め込むとQB#10高橋が自らボールをエンドゾーンへと運び先制する。さらにRB#28小熊は大きな身体を活かした豪快な走りで守備をかわしTD、好調なスタートを切る。一方の文教大は、雨という悪条件のせいかファンブルミスが続きなかなかヤードを獲得できない。しかし2Qに入り本来の調子を取り戻すと、WR#7中山らによって立て続けにTDを奪い1点差に詰め寄る。ここで主将DB#22川崎の渾身のインターセプトが飛び出し、2Q残り1秒でFGを成功させて逆転、前半を折り返す。後半、文教大は守備陣の活躍で得た敵陣4ヤードからの攻撃をQB#8原田が確実に得点へと繋げ相手を引き離しにかかる。しかし、首都大もWR#7矢吹がロングパスをキャッチしそのままゴールラインを割りTD、2点差に迫る。さらにランとパスを上手く使い分けゴール前までボールを運び、逆転勝利を狙うがFGは惜しくも不成功。文教大が接戦を制し、初戦白星を挙げた。

★第2試合 1部Aブロック 
○東京大学27-7神奈川大学●
 強い雨の中始まったこの試合、両チーム共に好調な滑り出しを見せる。神奈川はRB#5高柳がゴール前まで一気に駆け上がると、RB#23高橋がエンドゾーンへボールを運びTD。一方の東京大もテンポよくダウンを更新していき、最後はRB#33大津がゴールラインを割りすぐさま同点に並ぶと、さらに追加点を挙げリードを奪う。その後、神奈川はLB#56花澤やDB#4根本ら守備陣の鋭いタックルが決まり東京大に追加点を許さないが、肝心の攻撃でパスがなかなか通らず膠着状態に。試合が動いたのは4Q、東京大DB#25相澤のインターセプト直後、#33大津が相手守備をかわし76ヤードを走り抜いて本日3つ目のTDを奪う。勢いに乗った東京大は、直後にQB#16山田がダメ押しのTD。ラン攻撃を軸に本来の力を発揮した東京大が、2勝目を手にした。

★第3試合 1部Aブロック 
○明治大学50-10立教大学●
 試合序盤、明治大がターンオーバーすると第1Q3分RB#25小形のTDで先制する。5分後にはFGを、第2Q開始直後には2本目のTDを決める。流れは明治大に傾いていた。だが、直後からの立教大の攻撃でそれも変わる。QB#18山本からWR#7小川へのパスが通り、ゴール残り10ヤードまで前進。そのまま第2Q5分にRB#1矢口が立大の1本目となるTDをとり、前半終了間際にはFGを入れ7点差とした。 後半は明治大の猛攻が立教大を苦しめる。第3Q5分、6分、明治大のQB#15廣瀬が立て続けにTDを決めると一気に点差を広げ、流れを完全に掴む。第4Qに入って立教大はQB#16瀬本がパスプレー中心に仕掛けるも、攻めきれずに攻撃権を渡す場面が出てくる。最後まで必死の攻撃を見せる立教大だったが、更に2本のTDを許す。最後まで明治大が立教大を圧倒し、勝利を手にする。(「立教スポーツ」編集部・須賀裕貴)





◎ゲームレポート(2012.09.22)

★第1試合 3部Dブロック ○芝浦工業大学36-13電気通信大学●
 1Q、芝工大がRB#9矢島のTDランによって先制。この勢いに乗りたい芝工大であったが、電通大DL#25福島にロスタックルを決められ、また自身のファンブルミスも重なりなかなか得点に結びつけることができない。しかし2Qに入ると一転、芝工大攻撃陣が本領を発揮。K#51尹がFGで確実に得点を挙げると、立て続けにTDを決め一気に相手を突き放す。一方の電通大は、インターセプトで幾度と無くチャンスをつかむが、相手守備にことごとく止められてしまう。両チーム共にパス攻撃を増やし得点を狙った3Qでは、終盤に芝工大がパスとランを組み合わせた攻撃でダウンを更新し4Q開始すぐに追加点を挙げる。一矢報いたい電通大はここにきてようやく攻撃がかみ合い始め、WR#88マラワッチゲ・ドン・アローシュ・タリンダ・ベレーラがエンドゾーンにてボールをキャッチ。待望の初得点を挙げる。しかし、すぐさま芝工大も#9矢島が70ヤードを超えるKOリターンTDを決め反撃を許さない。結局電通大はもうひとつTDを奪うにとどまり、逃げきった芝工大が初戦白星を手にした。

★第2試合 1部Aブロック 
○日本体育大学20-3上智大学●
 試合開始早々、日体大はRB#35宮下のパントリターンTDで先制し幸先のよいスタートを切ると、QB#14吉野から繰り出される得意のラン攻撃で次々とダウンを更新しFGによって得点を重ねる。一方の上智大はWR#15木俣らの活躍で敵陣に攻め入り、最後はK#10片野が50ヤードに及ぶFGを決めて3点を返す。しかし前半終了間際には、日体大WR#6高岡に鮮やかにTDを決められてしまい17点差を追う苦しい展開に。後半、何とか追いつきたい上智大は、KOのボールを自ら抑え、攻撃権を奪うと多彩な攻撃で相手守備陣を苦しめる。しかし、ここぞという場面で決めきれずTDを奪うことができない。得点差を広げたい日体大も、上智大LB#2山内やLB#8杉浦の執念のタックルでラン攻撃を封じ込められてしまう。守備陣の活躍に応えたい上智大は最後まで果敢に攻めるも追加点を挙げることはできず、リードを守った日体大が勝利を手にした。

★第3試合 1部Aブロック 
○日本大学56-0一橋大学●
 日本大は、前年度王者の貫禄を見せる安定の戦いぶりで序盤から一橋大を引き離す。日本大QB#18矢田が自らの俊足を生かしたラン攻撃でヤードを稼ぎ、さらにWR#81遠藤がセンスの光るレシーブで2TDを挙げる。さらにLB#44天谷のファンブルリカバーにより好位置で攻撃権を奪うと、これを確実に得点へとつなげ相手を大きく引き離す。一方の一橋大もQB#6三井のラン中心に攻撃を組み立てるが、日本大の堅い守りに阻まれ思うような展開に持ち込むことができない。後半に入っても日本大優勢は変わらず、パス攻撃を中心に追加点を挙げる。何とか得点したい一橋大はCB#37大橋のインターセプトで攻撃権を得ると、RB#22財津の活躍でゴール前までボールを運ぶ。流れを掴みかけた一橋大がついに得点するかと思われたが、まさかのファンブルでこのチャンスを生かすことができず。4Qになると、畳みかけるように3TDを決めた日本大、最終的に56点を挙げ一橋大に完封勝利を果たした。





◎ゲームレポート(2012.09.16)

★第1試合 2部Bブロック ○国士舘大学51-0東京外国語大学●
 まずは国士舘RB#32金子が試合開始早々にボールを敵陣エンドゾーンまで運び込み先制点。さらに、次の東外大の攻撃権をDB#3手塚がインターセプトで奪う。対する東外大DB#15安彦もインターセプトで攻撃権を奪い返すが、場所が自陣深くだったため国士舘守備陣にセーフティを許してしまう。その後も国士舘の勢いは衰えを見せず、RB#21中里の2度のTDや、QBサック、インターセプトを決め続け東外大を大きく突き放す。対する東外大も点差を埋めるべく反撃。QB#6山口中心にヤードを進めTE#84服部の快走で敵陣1ヤードまで攻め入るが、最後の道を拓くことができず撃沈。その後も2度のTDを重ねた国士舘がブロック1位の貫禄を見せつけた。

★第2試合 1部Bブロック 
○中央大学115-14学習院大学●
 序盤から絶好調の中央大がその凄まじい攻撃力を発揮し、前半だけで65得点を挙げる。前節大活躍のRB#33横田、RB#28萩原に加えWR#1岸山ら攻撃陣が素晴らしい働きを見せて大量得点。途中、中央大TD後の学習院のリターンでTB#28和田が90ヤード走り抜きTDを決めるが、その後の中央大のリターンで#1岸山が同じく90ヤードTDランを仕返すという珍しい場面も見られた。後半に突入しても中央大は攻撃の手を緩めず、DB#45伊藤が学習院のパスをインターセプトTDなど追加点を次々と奪う。学習院は中央大の取りこぼしたボールを主将LB#41中島がリカバー、#28和田がTDし点を加えるが到底追いつけず。中央大RB#35水野のTDで遂に大台を突破し、115点の大量得点で学習院に圧勝した。

★第3試合 1部Bブロック 
○法政大学79-0東京都市大学●
 試合開始早々、WR#81伊藤のキックオフリターンTDで幸先良く先制した法政大。その後も立て続けにTDを奪い、さらに2ポイントPATも決めるなど着実に得点を重ねていく。対する都市大は、試合序盤こそ歯車が噛み合わなかったものの2Qに入りQB#12斉藤とWR#10安島の息が合い始め少しずつではあるが勢いづいてくる。 しかし、その勢いも法政大のLB#57田中のインターセプトリターンTDに阻まれ前半を終えて44-0と法政大が多きくリードする展開となる。後半に入ってからも流れは法政大のまま変わらない。2番手の選手が出場するものの相手を圧倒。選手層の厚さを見せつけた。一方、都市大はQBサックを受けたりハドルを12人で組んでしまう交代違反をするなど集中力を欠き試合の流れを掴むことが出来ずゲームセット。79-0と法政大が完勝した。(スポーツ法政新聞会・吉弘翔)





◎ゲームレポート(2012.09.15)

★第1試合 2部Bブロック ○拓殖大学30-16成蹊大学●
 本日の第1試合、まずは下位の成蹊大が先制点をあげて波乱のスタートを切る。WR#15瀧本がギャンブルを成功させるとQB#12新木の放ったボールをRB#28林がキャッチしTD。拓殖大も、昨年1部リーグで総獲得ヤード1025を記録したQB#9柳沢を中心にヤードを進め、すぐに敵陣10ヤード地点まで迫る。しかし成蹊大副将LB#57恩田率いる守備陣が素晴らしい防御を見せ、一度ならず二度までも拓殖大のゴールライン前の猛攻を防ぎきり、FG3回に留める。しかし第4Qで拓殖大が猛反撃を開始。RB#10田原が2度のTDを重ね、点差を広げる。さらにキックオフのボールを成蹊リターナーが連携ミスで取り落とし、押さえたボールを拓殖大RB#22里岡がエンドゾーンに叩き込みTD。最終Qで怒濤の追い上げを見せた拓殖大が勝利を決めた。

★第2試合 1部Bブロック 
○慶應義塾大学24-10関東学院大学●
 1部リーグ中最多の部員を擁する慶應大と最少人数の関東大の一戦。第1Qはお互いの守備陣が健闘し、慶應大WR#84小川や関東大エースランナーRB#33中島などがそれぞれの陣地を広げたが得点は無し。2Qで地道な攻撃を続けた末、慶應大RB#30一丸がTDを決め初得点を挙げた。後半に入ると慶應大が調子を上げ始め、DB#22松崎の94ヤードキックオフリターンTDランや、DL#99唐神の奇襲TDなど面白い攻撃展開を見せる。点差を広げられた関東大も負けじとQB#18櫻井、SB#44大岩ら中心に攻め続けるも、TDはその後QB#2田上のラン1回に抑えられてしまい試合終了、慶應大が開幕2連勝を決めた。

★第3試合 1部Bブロック 
●早稲田大学12-17専修大学○
 シーソーゲームとなった第三試合。1Q、K#17高室のFGで先制点をあげた専修大が、試合を優位に進めて行く。一時は早稲田のRB#21橋本のランTDで逆転されるも、専修大エースRB#2登石のランTDで再逆転。6-10で前半を折り返す。後半に逆転を賭ける早稲田は、ラン攻撃を軸に展開し、3QにK#80金澤のFG、K#4佐藤のFGが続き逆転に成功。さらにLB#42コグランにインターセプトが飛び出し勢いを掴んだに見えたが、再び専修大#2登石に90ヤードTDランを許し万事休す。早稲田は最後まで粘りを見せるものの、専修大の堅い守備の前にTDは奪えなかった。これで両チームとも通算成績は1勝1敗。リーグ戦優勝に向けこれ以上の敗戦は許されない状況となった。(早稲田スポーツ新聞会・畑野良多)





◎ゲームレポート(2012.09.09)

★第1試合 1部Aブロック ○明治大学42-17神奈川大学●
 得意のラン攻撃にショートパスを織り交ぜた明治大が42-17と快勝。試合後半、神奈川はQB#9中本からのロングパスで明治大を猛追するも及ばなかった。明治大の攻撃の起点になったのはRB#33高松とRB#25小形。高松はファーストドライブで先制TDを挙げると、チームトップの103ヤードを走った。小形も高松に次ぐ89ヤードと、その爆発的なスピードを発揮した。最終クォーターにはパスを受けたWR#1鈴木が、相手守備陣をかわしTDランを決め、これがダメ押し点となった。対する神奈川は中本とWR#81田中のホットラインを中心とするパス攻撃を見せる。4thダウンの場面でもパントをせず追撃するも、明治大の守備陣に阻まれる。結局5回の4thダウンギャンブルを試みるも、成功は1回のみに抑えられた。(明大スポーツ新聞部

★第2試合 1部Bブロック 
○中央大学87-0東京都市大学●
 中央大の攻撃で始まった前半。QB#12佐藤から放たれるパスを次々に成功させ、RB#33横田がゴールラインを割り先制TD。対する都市大もRB#34小澤の力強いラン攻撃で敵陣まで攻め込むが
、攻めきる事が出来ない。波に乗り始める中央大はテンポ良くダウンを更新し、TDを量産していく。都市大はキックオフをWR#10安島が大きくリターン、流れを引き込むも中央大DL#90伊藤の強烈なタックルを受け、思うように前進することが出来ない。その後も、中央大の#33横田の勢いは止まらず前半一人で6TDを挙げた。迎えた後半、開始早々中央大LB#47松永がインターセプト。ここからまた中央大の猛攻撃が続き、ランだけのみならずパスを織り交ぜた攻撃で都市大との差を広げていく。ここで都市大#34小澤やQB#12斉藤が粘りのランを見せるが、中央大の鉄壁の守備に阻まれる。中央大は最後の最後まで攻撃の手を緩めることなく、12TDを挙げる快勝で開幕戦を制した。

★第3試合 1部Aブロック 
○日本大学70-0上智大学●
 上智大のキックにより試合開始。序盤から日本大は力強いランを繰り出し次々にダウンを更新していき、RB#27富澤が先制TD。その後も#32久保や#3谷などのRB陣が快走。次々と追加点を奪い上智大を引き離す。一方の上智大もRB#26稲田がディフェンスをすり抜けダウンを更新するものの、やはり日本大の鉄壁のディフェンスには打ち勝つ事が出来ない。日本大はパントを蹴らない猛攻撃で7TDを挙げ、前半を折り返す。第3Qは日本大が19プレイ連続でじっくり攻め続け、迎えた第4Q開始早々#3谷がゴールラインを割った。最後まで諦めない上智大は、一試合通して投げ続けている2年QB#7松間がパスを通すが、TDには至らない。日本大はパス0ヤードのまま最後までランで攻め続け、10TDを挙げて完封勝利を収めた。





◎ゲームレポート(2012.09.08)

★第1試合 1部Bブロック ○早稲田大学39-12関東学院大学●
 早稲田、関東大にとって開幕となったこの試合。1Q7分にRB#21橋本のランTDで先制した早稲田は、2Qに入ってもK#17森のFG、QB#5福井のランTD、再び#21橋本のランTDと前半だけで18点のリードを奪う。対する関東大はQB#18櫻井からのパスを中心とした小気味の良い攻撃で応戦。2QにはRB#33中島のランTDが飛び出し、後半に逆転を賭ける。迎えた3Q。関東大は早稲田最初のドライブをパントへと追い込む。しかし、ここで早稲田のP#24脇谷が残り1ヤード地点への好パントを決め、さらに続く関東大の攻撃をLB#41佐々木がロスタックルでセーフティー。関東大の追撃への勢いを封じた。4Q終盤に#18櫻井からWR#10工藤へのパスTDで得点した関東大だったが、反撃は一歩遅く39-12。早稲田勝利で試合終了となった。試合を通じて両チームの集散の良い好守が目立ったこの試合。関東学生4年間通算ラッシング新記録の更新へ期待のかかる関東大RB#33中島は20ヤード獲得し、記録へ一歩近づいた。まだまだリーグ戦は開幕したばかり、両チーム今日の反省を胸に更なる飛躍を誓う。(早稲田スポーツ新聞会・畑野良多)





◎ゲームレポート(2012.09.02)

★第1試合 2部Aブロック ○東海大学26-3防衛大学校●
 東海大の攻撃で始まった前半、東海大は着実にヤードを獲得していき、FGを決め先制。 対する防衛大は、リターンでファンブルしたボールを奪われ自陣で攻撃権を失う。しかしすぐさまインターセプトで失点の危機を脱すると、隙のない守備を展開し、東海大を苦しめる。しかしここから東海大の怒濤の快進撃が始まる。RB#2牧野がボールをゴール前6ydまで運びその後TD。東海大は続いてRB#1仲がフィールドを縦横無尽に駆け回り、更なる追加点をもたらす。後半、逆転に執念を燃やす防衛大は、TDは至らないもののK#12谷岡がFGを成功させ3点を得る。徐々に力を発揮し始めた防衛大守備は東海大を苦しめ、追加点を許さない。しかし、この守備の好調を攻撃に繋げることが出来ず、防衛大の反撃もここまで。その後、東海大は#1仲のTDなどで点差を広げて逃げ切り、初戦を白星で飾った。

★第2試合 1部Aブロック 
○明治大学28-0上智大学●
 時折大雨が降りしきる中での試合となったが、終始試合をコントロールした明治大が上智大攻撃をシャットアウト。攻めても28得点を挙げ勝利を収めた。序盤からRB#25小形・#33高松のラン攻撃で攻める明治大。第1Q終了間際に#33高松のTDランで先制すると、第3Q中盤には#25小形のパントリターンTDで追い打ちをかけた。第4QにはQB#37廣瀬からのパスを受けた#33高松が、上智大守備陣をかいくぐりTDを挙げた。対する上智大は、QB#4福田からWR#48近藤・#15木俣への小刻みなパスで攻撃を展開。また、ワイルドキャットフォーメーションからのRB#26稲田のバリエーションのあるラン攻撃は明治大守備陣を苦しめた。しかし要所を抑えられ、結局明治大ゴールに迫ったのは失敗したFG1本という結果に終わった。(明大スポーツ新聞部・佐藤歩)

※本日の第3試合、日本大学-神奈川大学戦は、第1Q終了直後の雷鳴のため中断となりました。 9月15日(土)15:00より日本大学グラウンドにて第2Qから試合再開予定です。





◎ゲームレポート(2012.09.01)

★第1試合 2部Aブロック ○明治学院大学36-22成城大学●
 明学大のキックにより開幕した2012年度秋季リーグ戦。最初に流れを引き寄せたのは成城大。RB#23丹羽の素速いランを中心にテンポ良く敵陣3ヤードまで攻め込んだ。しかし明学大は粘り強い守備でダウン更新を許さず、LB#47下田の力強いタックルでこの場面を守りきる。ここからは両者我慢の展開となるが、先に動き出したのは明学大であった。攻撃権を次々に更新し敵陣まで攻め込むと、そのままRB#34政所が先制点を挙げる。追う成城大はQB#28島田や#23丹羽が着実にヤードを稼ぐと、相手を惑わせる巧みなプレーで相手の隙を突きWR#19佐藤が華麗にTD。明学大も負けじと、QB#5斎藤からのロングパスをWR#10小金井がキャッチし追加点を挙げ、一歩リードで前半終了。後半に入ると、成城大はパスとランを巧みに使い分け敵陣まで攻め込み、#28島田が守備をすり抜けTD。その後もセーフティーにより得点を加えていく。勢いが止まらない成城大は更に#19佐藤へのパスを通し、同点に追いつく。しかし明学大もラン攻撃を重ねQB#4磯田がゴールラインを割り応戦。点の取り合いが続く中、リードの試合終了間際で明学大が追加TD。白熱した試合を制したのは明学大であった。

★第2試合 1部Aブロック 
○日本体育大学55-13立教大学●
 1部リーグ開幕戦。先にチャンスを掴んだのは立教大だった。パスを立て続けに決め敵陣まで攻め込むと、TE#17中山へのパスを成功させ先制TD、幸先の良いスタートを切る。対する日体大は、キックを大きくリターンし、RB#10山田のランでヤードを進めRB#28有馬の素速いランでTD。徐々に調子が上がってきた日体大は、その後もDB#23山口のファンブルリカバーで流れを作り追加のTD。日体大の怒濤の攻撃に押された立教大は追加点を挙げられないまま前半終了。迎えた後半、勢いの止まらない日体大は最初のシリーズからランプレーを中心に攻め込み、TDを量産していく。このままでは終われない立教大だが、QB#18山本のパスが思うように通らずなかなか前に進むことが出来ない。そのまま日体大がリードを守りきり、07以来5年ぶりに50点以上を挙げて勝利した。

★第3試合 1部Aブロック 
○東京大学38-17一橋大学●
 先制したのは一橋大。QB#6三井のパスと力強いランで敵陣に攻め込み、FGを決める。対する東京大は着実にヤードを進めRB#33大津がTD、その後の攻撃でも立て続けにパスを成功させWR#19久世がパスをキャッチし再度TDを挙げる。追う一橋大は、QB#19平野のラッシュが光るものの、得点には繋げることが出来ない。ディフェンスも粘るが、東京大QB#16山田が相手タックルを交わしながら#19久世へパスを通し、これが成功しエンドゾーンを割る。後半開始間もなく、スピードのあるランで東京大#16山田がTD。ディフェンスもDL#99岩城のQBサックなど、攻守共に流れは東京大学のように思われた。しかし、一橋大がここから猛反撃。敵陣まで粘りのオフェンスで攻め込むと#6三井がディフェンスをすり抜けゴールラインを割る。流れを掴んだ一橋大は#19平野の独走でさらに得点を挙げ、必死の追い上げを見せるが、東京大が試合残り1分でFGを決めて一橋大を突き放し、勝利を収めた。





2012年度春季オープン戦

2011年度秋季リーグ戦

2011年度春季オープン戦

2010年度秋季リーグ戦

2010年度春季オープン戦

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2005年度秋季