第48回阪急西宮ボウル




2002年6月29日(土) 阪急西宮スタジアム 天候:雨
18:30キックオフ  観衆:12000人



  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
関東オールスター
関西オールスター 13 23


最優秀選手賞 関西RB#99杉田雅文(近畿大)
敢闘選手賞 関東QB#5波木健太郎(早稲田大)
最優秀攻撃選手賞 関西QB#18高田鉄男(立命館大)
最優秀守備選手賞 関西CB#13小路裕之(立命館大)


  関東学生オールスター 関西学生オールスター
タッチダウン
PAT (1点)回数−成功 1−1 2−2
(2点)回数−成功 0−0 1−0
フィールドゴール 回数−成功 1−0 2−1
セイフティ
ファーストダウン 10
パス 試投−成功−Intercept 27−14−3 23−12−3
獲得ヤード 221 107
ラン 回数−獲得ヤード 27−56 31−118
攻撃 回数−獲得ヤード 54−277 54−225
反則 回数−喪失ヤード 2−17 4−15
ファンブル 回数−喪失回数 0−0 1−1
ボール所有時間 25:10 22:50
3rd Down Conversions 2/13 5/12
4th Down Conversions 1/3 0/0


得点経過
チーム 時間 PLAY PLAYER YARD TFP PLAYER G/NG
関東 01:40 PASS #5波木→#84清水 70 #85米山
関西 06:00 RUN #18高田 #28西
関西 08:02 FG #28西 38      
関西 08:10 RUN #99杉田 25 #8仲田 NG
関西 12:00 RUN #32野本 10 #28西



個人記録

ラッシュ   TOTAL:27−56yds
番号 氏 名 ATT YDS TD LG
長村英明(法政大学) △13
猿渡慶太(関東学院) 17
千葉隆平(日本体育) 27 25
35 工藤健一(専修大学) 46 22
波木健太郎(早稲田大) △21

パス   TOTAL:27−14−221yds
番号 氏 名 ATT COMP INT YDS TD LG
波木健太郎(早稲田大) 14 151 70
久野孝弘(専修大学) 54 11
19 川添康正(関東学院) 16 13

レシーブ   TOTAL:14−221yds
番号 氏 名 NO YDS TD LG
84 清水聡(東海大学) 84 70
88 山本雄也(早稲田大)
千葉隆平(日本体育)
22 金田一洋(帝京大学)
85 米山晃嗣(日本体育) 64 64
長村英明(法政大学)
25 久米康二郎(法政大学) 41 13
尾崎雄樹(専修大学)
円谷望(法政大学)

フィールドゴール
番号 氏 名 GOOD/ATT
85 米山晃嗣(日本体育) 0/1

パント
番号 氏 名 ATT YDS TB
千葉隆平(日本体育) 232

QBサック
番号 氏 名 ATT YDS
94 小山邦夫(東京大学)

ファンブルリターン
番号 氏 名 ATT YDS TD
91 工藤直人(筑波大学)

キックオフリターン
番号 氏 名 ATT YDS TD
尾崎雄樹(専修大学) 47
25 久米康二郎(法政大学) 53

パントリターン
番号 氏 名 ATT YDS TD
尾崎雄樹(専修大学)

インターセプト
番号 氏 名 ATT YDS TD
16 牧野夏季(筑波大学)
15 中山裕貴(専修大学)
大川聡(帝京大学)




ゲームレポート


 天気予報でも「降雨確立80%」、案の定昼過ぎから降り続いた雨が試合開始直前になって奇跡的にやみ、まあまあのコンディションでキックオフを迎えた。

 第1Qは試合開始早々のキックオフリターンで関西に敵陣48ヤードまで戻され好ポジションを与えたが、そこからの関西攻撃を、スクリーンパスには#79西川(法政)が、QB尾崎(関学)のスクランブルには#58甲斐(専修)が素早く反応、ファーストダウンを与えずパントに追い込んだ。
 直後の関東最初の攻撃、先発QBは#5波木(早大)。自陣20ヤード地点からのファーストプレーでWR#84清水(東海)へにクイックパスをヒットさせると、 清水は「関東最速」のスピードで追いすがる関西守備4〜5人を振り切りタッチダウンに持ち込んだ。
 攻守とも幸先の良い立ち上がりとなるかと思われた直後、関西攻撃はショットガン隊形を指揮するQB高田(立命館)が登場。関東#99沖野(東海)#95前田(専修)#97有泉(早大)らのパスラッシュを巧みにかわし、落ち着いてショートパスでファーストダウンを重ね、最後は自らエンドゾーンに持ち込み、関東は早くも同点に追いつかれた。
 乱打戦も覚悟しつつも、第2Qの中盤までは一進一退の攻防。
 この日パス成功率78%のQB#7久野(専修)#84清水へのパスなどでファーストダウンを更新するも、出足の鋭い関西守備に苦しい攻撃を強いられる。
 この苦境に守備陣は奮闘、タレント豊富な関西攻撃陣に対し、要所で#57鷲井(法政)#15中山(専修)#91工藤(筑波)#50篠(日体)#79西川らの好タックルに、#26松本(日体)#27小井出(法政)らのパス守備、さらに#16牧野(筑波)が難しい体勢でインターセプトするなどで、しのぎ続けた。
 第2Q8分すぎ、関西にフィールドゴールを決められ、3点のビハインドに。
 追う立場となった関東攻撃はQB#19川添(関東)を投入。
 #4千葉(日体)#35工藤(専修)#3猿渡(関東)の強気の中央突破でファーストダウンを獲得、#22金田(帝京)へのパスも決まりリズムをつかみかけたが、後が続かずこのまま前半終了。

 後半開始早々の最初のプレー、第1Qのリプレーを見るかのように#5波木が今度は#85米山(日体)へショートパスを決めると、米山がロングゲイン。タッチダウンにはならなかったものの敵陣10ヤードという絶好の得点機を迎えた。
 「最悪でも同点」というこのチャンスに、関東は痛恨のミスに泣いた。
 捕ればタッチダウン確実というノーマークのパスをエンドゾーンに気がはやったのか落球。
 第4ダウンでも距離的に全く問題のないフィールドゴールを外し、結果、3点ビハインドのまま。
 追いかける関東攻撃、後半は#5波木#7久野#19川添が頻繁に入れ替わりながら指揮した。
 パスでは後半だけで4回捕球の#25久米(法政)をメインターゲットにし、ランではパンターとしても大きく貢献した#4千葉や、3回キャリーながらこの日関東最長の46ヤードを獲得した#35工藤らで何とかリズムをつかもうとするが、敵陣深いところでの被インターセプトや再三のギャンブル失敗で加点には至らず。
 守備も後半の2タッチダウンは防ぎ切れなかったが、#94小山(東大)のQBサック、#15中山のインターセプト、#91工藤のファンブルリカバーなどで最後まで集中力を持続させた好プレーを見せた。

 最後まで追いかける姿勢を崩さなかった関東学生オールスターだが、得点差は縮まらないままタイムアップ。記録上は攻撃獲得距離、攻撃時間とも関西を上回ったものの、無念の5連敗を喫した。
試合後の表彰式、個人表彰ではQB#5波木(早大)が敢闘選手賞(2年連続)を受賞した。

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(広報記録部:北川雄一郎)






昨年(第47回大会)の結果

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