◎第22回バーシティボウル(2011.12.25)
冬晴れの空の下、東西カレッジフットボール選抜対抗戦・バーシティボウルが行われました。スタンドはチームメイトの応援に駆け付けた学生やOB達で埋めつくされ、関東側はもちろん関西側の応援席にも色とりどりの横断幕が掛けられました。
冷たい木枯らしの中、学生生活最後の勇姿にスタンドからは熱い声援が送られました。
★第1試合 バーシティボウル ●関東3部選抜14-21関西DivIII選抜○
前半、流れを掴んだ関西選抜は、RB#10森(岡山大)がエンドゾーン直前までボールを運ぶとRB#6坂本(天理大)がTD。更なる得点で関東選抜を突き放したいところだが、2Qに入ると両者守備力が増し、QBサックやロスタックルを連発、攻撃陣はパントを繰り返す。関東選抜は前半終盤でFG隊形からのランで奇襲を試みるも失敗。7点差で前半を折り返す。関東選抜の攻撃で始まった後半、ランを中心にテンポ良く攻め込むとRB#33横手(立正大)がボールをエンドゾーンへ運び同点TD。その後は鋭い守備で関西選抜を苦しめ得点を許さない。ところが3Q終盤、関西選抜が関東選抜の守備を振り切りQB#7長濱(大市大)からWR#87アミルレザ(大府大)へのパスでTD。最終Qに入ると関西選抜#7長濱のTDで更に点差を広げ、関東選抜に付け入る隙を見せない。追う関東選抜は、パスで次々とダウンを更新していくとQB#12佐藤(成城大)からのパスをWR#80村越(文教大)がエンドゾーン内でキャッチし執念のTD、7点差まで詰め寄る。この勢いで逆転を狙う関東選抜はキックオフでオンサイドを選択するもボールは関西選抜の手の中へ。最後まで攻める姿勢を崩さず攻め込んだ関東選抜であったが関西選抜が逃げ切り、勝利を掴んだ。
★第2試合 バーシティボウル ○関東2部選抜24-16関西DivII選抜●
前半、パスを中心に攻め込む関東選抜は、パントでボールを敵陣近くで止め、守備でDE#93奥野(学芸大)がQBサックでボールをエンドゾーンまで押し込みセーフティ、先制点を挙げる。さらに、関東選抜QB#3草場(都市大)からWR#82松本(桜美林)へのパスキャッチでTDでも点を得る。追う関西選抜は、関東選抜守備陣にTDを阻まれるもK#27長田(桃学大)のFGで3点を返す。逆転を試み、守備でもDL#86風戸(桃学大)のQBサックなどを繰り出していくが、点差を縮めることが出来ないまま前半終了。後半、反撃に燃える関西選抜、QB#9谷村(大阪大)が放ったボールをWR#3深田(大院大)が受け取ると守備の必死の追尾を振り切り初TD。トライフォーポイントは惜しくも外すが同点につけ、その後再びTDを挙げて関西選抜が逆転。このまま逃げ切りたい関西選抜であったが、関東選抜DL#69野口(横国大)のファンブルリターンTDが決まり1点差をつけられてしまう。流れを取り戻した関東選抜はFB#81根本(明学大)の独走TDで関西選抜を突き放し、4年ぶりの勝利を手にした。
◎2011リーグ戦にご声援ありがとうございました(2011.12.11)
アミノバイタルフィールドでは昨日に引き続き2011年度入替戦が行われました。いずれもシーズンの締めくくりに相応しい熱戦が繰り広げられ、この結果を受けて2012年度のブロック編成が正式に決定しました。本日をもって、2011年度のリーグ戦日程はすべて終了しました。暑い日も寒い日もご来場くださった皆様、運営にご協力くださった関係者の皆様、このアミノバイタルフィールド・レポートを毎週読んでくださった皆様、そして素晴らしいゲームを見せてくれた関東大学リーグの選手たちに、心から感謝いたします。
★第1試合 入替戦(2部-3部) ○防衛大学校23-9千葉大学●
前半早々防衛大は、RB#16伊藤が敵を寄せつけない走りでエンドゾーン内にボールを運び先制。一方の千葉大もRB#47藤井らRB陣の活躍で着実にダウンを更新し、最後はRB#4前川がゴールラインを割り同点に並ぶ。2Qに入ると両校共に攻めきれない時間が続く中、相手守備の隙を突いた防衛大RB#14松尾が50ヤードを独走しTDを決め、相手を引き離す。追いつきたい千葉大はQB#7滝沢から放たれる正確なパスでTDを狙うものの、防衛大の執念のQBサックが決まり得点は奪えず。防衛大リードで前半を折り返す。後半は、千葉大がランとパスを織り交ぜた攻撃で敵陣に攻め込むとFGを決めて3点を返す。しかし、一方の防衛大も#14松尾がゴール前まで一気にボールを運ぶとFGを決め、相手の追随を許さない。さらにRB#22大崎がTDを決めて千葉大を突き放す。しかしこのまま負けられない千葉大は、WR#30山岡やWR#18渡辺などレシーバ陣が最後の力を振り絞り果敢に攻めるが、追加点を奪えないままタイムアップ。力の差を見せつけた防衛大が2部残留を決めた。
★第2試合 入替戦(1部-2部) ●拓殖大学23-24東京都市大学○
まず都市大が早々にFGを決めて先制、さらに2Q初めにはWR#7奥町がボールをキャッチするとそのままゴールラインを駆け抜けTD。追加点を奪い更に点差を広げる。一方、都市大守備に阻まれなかなか思うようなプレーが出来なかった拓殖大は、2Q中盤からようやく本領を発揮。QB#9柳沢が俊足を生かした走りで敵陣深くへ攻め入ると最後はエンドゾーンへと押し込みTD。得意のランで待望の初得点を挙げる。その後は互いに得点を挙げ17-9で前半終了。後半、追いかける拓殖大が同点TDを決めるが、都市大はWR#84主森のパスで得点を追加し再び突き放す。しかしその直後、拓殖大がTB#10田原のTDランを決めて一点差に詰め寄る。さらにキックオフでファンブルリカバーし逆転のチャンスを得た拓殖大はランプレーでじわじわと攻めていき、ゴール前で4thダウンに。ここで拓殖大はFGではなくギャンブルを選択し、#9柳沢の走りに全てを賭ける。しかし惜しくもゴールラインを割ることが出来ず、序盤からのリードを守った都市大が拓殖大を下して5年ぶりの1部昇格を決めた。
★第3試合 入替戦(1部-2部) ○神奈川大学14-7明治学院大学●
1Q、明学大WR#17羽成のパスキャッチから敵陣深く入るとFGのフォーメーションからのギャンブルで相手の意表を突き、FB#81根本が先制する。一方、神奈川はラン中心に攻撃を仕掛けるもなかなか攻めきれない。2Qでは互いに守備陣が奮闘し得点が奪えない我慢の時間が続く。前半終盤、神奈川はQBからのロングパスで同点TDを狙うが、残り6秒で明学大CB#22石橋がインターセプト。明学大7点のリードで前半を折り返す。3Qに入っても状況は変わらず、追う神奈川はラン攻撃で攻めるが再びインターセプトをくらってしまう。一方、リードする明学大もWB#23松本らRB陣の走りがなかなか追加点に繋がらない。しかし、4Qに入ると試合の流れは一気に神奈川に傾く。QB#9中本やRB#23高橋の快走で相手エンドゾーンの1ヤードまでボールを運ぶとボールを押し込み同点TD。更に、その直後ファンブルリカバーで攻撃権を奪うと、すぐさま#23高橋がTDを決めて逆転に成功。神奈川が1部残留を決めた。
◎2011入替戦(2011.12.10)
今週末は、2011シーズンの締めくくりとなる入替戦が行われています。4年間の選手生活を終えた皆さん、選手たちを支えたスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。いつか、フットボールファンとしてアミノバイタルフィールドに戻ってきてください。
★第1試合 入替戦(2部-3部) ●武蔵大学15-17東京外国語大学○
東外大の攻撃で始まった1Q、順調にファーストダウンを獲得していくが、ファンブルボールを武蔵大学に奪われてしまう。しかし、これに流れを乱されることなく再び攻撃にまわった東外大は、K#37石橋のFGにより得点。しかしその後セーフティで武蔵大に2点を与えてしまう。武蔵大はランパス織り交ぜた攻撃を展開して行くがTDを奪うには至らず、2Q始めに波に乗る東外大攻撃陣の勢いを止められず逆に点を奪われる。前半終了間際、東外大DE#88多奈田が武蔵大のファンブルしたボールをリカバーし追加点を狙うが、ゴールル間近で惜しくも武蔵大にとめられてしまう。3Q試合は膠着状態となり両者パントを繰り返す。3Q終盤、攻撃権を得た武蔵大はキレのあるランや鋭いパスなどで次々とダウンを更新。迎えた運最終Q、一旦は攻撃権を明け渡すも武蔵大は攻撃的な姿勢を崩さずインターセプトで攻撃権を奪う。しかしすぐに東外大LB#54深瀬に奪い返され、そのままTDとなってしまう。それでも攻撃的な姿勢を緩めない武蔵大は、RB#44佐藤、RB#23中橋らによって執念の2TDを挙げる。2点差にまで迫ったが、惜しくもタイムアップ。東外大が接戦を制し、念願の2部昇格を果たした。
★第2試合 入替戦(1部-2部) ●東海大学31-38上智大学○
先制したのは東海大。K#23貝川がFGを成功させる。上智大も負けじと、東海大守備陣の隙間を縫うようにランでダウンを更新して行くと、RB#38早坂のTDですぐさま逆転。勢いに乗る上智大は、再び攻撃権を得るとWR#10衛藤へのTDパスが決まり、点差を広げたまま前半を折り返す。後半に入っても上智大の勢いは衰えず、東海大に苦しめられながらもFGを試み、これを成功させ更にリードを広げる。しかし東海大はRB#28清水のTDで反撃開始。4QにはQB#9石井からWR#83吉澤へのパスでTDを決めると、更にRB#1青柳のTDランで追加点。このTDの2ポイントコンバージョンを見事成功させ、同点につける。この勢いで逆転を狙う東海大だったが、試合残り23秒に上智大がパスを成功させTD。上智大が劇的な勝利を収め、97年以来の1部昇格を果たした。
★第3試合 入替戦(1部-2部) ●国士舘大学17-21学習院大学○
試合開始早々得点を挙げたのは国士舘。ランで攻め込みRB#14細野がボールをエンドゾーンに運ぶ。学習院も負けじと、自チームのパントしたボールを抑えて攻撃権を得ると、こちらもラン中心の攻撃を展開してRB#35福田がTD、同点に並ぶ。2Qに入ると国士舘はエンドゾーン近くまでボールを進めていくとK#12山崎がFGを成功させる。対する学習院は国士舘守備陣に阻まれてなかなかエンドゾーンを越える事が出来ず、国士舘の3点リードで前半を折り返す。後半、学習院は#35福田が本日2度目のTDランを決め逆転。その後国士舘もランでTDするとまた学習院がTDを奪い返すシーソーゲームに。最後まで攻める姿勢を崩さない国士舘だったが、インターセプトで学習院にボールを奪われ万事休す。学習院が勝利を収め、悲願の1部昇格を果たした。
◎医科歯科リーグ最終節(2011.12.04)
今日のアミノバイタルフィールドでは医科歯科1部リーグの最終節の3ゲームが行われました。
本日を以て、2011年度秋季リーグ戦レギュラーシーズン全リーグの日程を終了しました。
★第1試合 医科歯科1部 ●昭和大学2-16獨協医科大学○
昭和大学はパスが思うように通らずダウン攻撃権を明け渡す。獨協医はボールを好位置につけると一気に攻めこみTD。守備でも勢いのあるプレーで攻めの姿勢を崩さず、昭和大に反撃の隙を与えない。しかし2Q、獨協医のFGを防いだ昭和大は攻撃でもQB#1古山が徐々に調子を上げ始め、次々とダウンを更新。このまま昭和大がTDを決めるかと思われたが、一瞬の隙をつき獨協医がファンブルリカバー、そのままボールを敵陣まで運ぶとRB#24梶原がTDを決め、点差を広げて前半終了。3Qでもパントのミスなど、昭和大は依然として苦しい状況。獨協医の守備の壁は厚く無得点のまま最終Qへ。獨協医はインターセプトを奪うもセーフティとなり、昭和大にとっては思わぬ得点。このチャンスをものにしたい昭和大であったが、自ら得点を挙げることが出来ないまま試合終了。獨協医が白星を手にした。
★第2試合 医科歯科1部 ○北里大学医学部48-6帝京大学医学部●
前半、北里医はランを中心に攻め先制。帝京医もインターセプトなどで守備でも攻め込んでいくが、その流れを得点につなげられず苦戦を強いられる。その後更にQB#8小糸からTE#89志村へのパスでTDをあげた北里医は、キックオフでボールを押さえ攻撃権を奪うと3度目のTD。一気に帝京医を引き離す。反撃を狙う帝京医はパスを多用し果敢に攻め込んでいくがあと一歩が届かず、前半終了間際にFGを試みるもののゴールポストを外れ失敗。迎えた後半、逆転に燃える帝京医だが、またもや北里医にTDを決められる。しかし、帝京医は粘りのプレーで必死に喰らいつき、ダウンを更新していくとQB#33井関がエンドゾーンを駆け抜け念願のTD。トライフォーポイントは外したものの6点を返すことに成功。更なる得点を狙う帝京医であったが前半で広げられた点差は大きく、更に勢いの増した北里医攻撃陣が追加点を挙げ圧勝した。
★第3試合 医科歯科1部 ●東京大学医学部14-16東京慈恵会医科大学○
前半、キレのある攻撃でQB#9須山からWR#81高橋へのパスで立て続けにTDを挙げ、幸先のいいスタートを切った東大医。一方の慈恵会は東大医に劣らない勢いで敵陣に入りTDまであと一歩のところまで攻めるが、ファンブルで攻撃権を失う。しかしここでくじけない慈恵会は、東大医のファンブルボールを奪取すると、ランで東大医守備を追い込んでいきWR#1樋口がTD。7点差で前半を折り返す。後半、猛攻を見せる慈恵会だが、あと一歩のところで東大医LB#63黒川の鋭いタックルを喰らい同点の好機を逃してしまう。ここで追加点を挙げ試合を優位に進めたい東大医だが、こちらも慈恵会守備に苦しめられ得点には至らない。最終節、勢いを取り戻した慈恵会はFGで4点差まで追い上げる。何とか逃げ切りたい東大医であったがじりじりと攻めこんでくる慈恵会を押しとどめることが出来ず、とうとう試合終了直前に慈恵会#1樋口がパスをキャッチし本日2度目のTDで逆転に成功。リードされても最後まで諦めることなく攻めの姿勢を崩さなかった慈恵会が、見事2011シーズン医科歯科リーグ優勝を手にした。
◎2部リーグ終了・入替戦カード決定(2011.11.26)
今日のアミノバイタルフィールドでは2部リーグ最終節の3ゲームに加え、エリアリーグ最終節のゲームを行いました。試合開始時間の変更等でご来場のお客様および関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
本日の結果を受け、1部~エリアリーグの各ブロック順位・順列と入替戦の対戦カードが全て決定しました。
★第1試合 エリアBブロック ○明星大学45-13獨協大学●
明星大のキックオフで試合開始。第1Qは獨協大が明星大に一度もボールを渡す事なく1Qをフルに使ってボールを繋ぎ、RB#33岡本がTD。それに対し第2Qは明星大がボールを支配。最初の攻撃でQBの放ったボールをWR#25山口がキャッチ、そのまま独走TDを決める。ここから一気に流れを引き寄せ、TB#28名嘉眞の得点、DL#51大川のQBサックが次々と決まる。それ以降明星大が2度のファンブルリカバー、5度のTDで獨協大に大差をつけた。途中獨協大TE#82秋元が7点を返すが逆転には届かず。明星大が勝利した。
★第2試合 2部Aブロック ○上智大学30-12東京工業大学●
上智大のキックを受けた東工大、パス中心の攻撃展開で相手エンドゾーンに近付くが、上智大の守備に阻まれFGは失敗に終わる。対する上智大は攻撃が冴え渡り、ロングゲインを連発。上智大WR#4福田がTDを決め初得点をもたらす。その後も上智大オフェンスは好調を極め、攻撃権を次々と更新、FGも成功させ東工大を寄せ付けない。東工大もQBを中心にエンドラインを目指すがパントに留められてしまう。完全に流れを掴んだ上智大は、RB#26稲田が2度のTDを決めて更に突き放す。しかし上智大のFGを防ぎ切った東工大がインターセプト。そのボールをWR#85北川がTDして初得点をあげる。しかし上智大も自身のパントを押さえ敵陣10ヤードから再び攻撃を開始し、難なくこれを得点に繋げる。東工大は試合残り10秒でWR#85北川が6点を返すが、開いた点差は埋められず試合終了。上智大は最終戦を勝利で飾った。
★第3試合 2部Bブロック ●東京都市大学7-21明治学院大学○
2部Bブロック優勝決定戦となるこのゲームは、両者の実力が拮抗しパントを繰り返す展開となった。互いにロスタックルやQBサックなど守備陣が鋭いプレーで素晴らしい活躍で相手攻撃陣を苦しめ、無得点で前半を折り返す。第3Q残り4分50秒、遂に試合を動かしたのは明学大WR#7大塚のTDランだった。4Qが開始直後に明学大WR#1黒沢が追加点をあげるが、食い下がる都市大はWR#83大渕のTDで7点を奪い返す。ここからまた拮抗状態になるかと思われたが、明学大が攻守共に勢いを上げ始め、DB#18井上のインターセプション、更に2度の追加点で都市大を圧倒。明学大がブロック優勝を掴んだ。
★第4試合 2部Bブロック ○帝京大学25-7東京農業大学●
前半、ロングゲインなどで流れを自らに引き寄せた帝京大は、一度は攻撃権を明け渡したもののすぐさま奪い返し、QB#8成毛がすかさず先制TD。一方の東農大はRB#27深谷のランなどでじりじりと攻め込んでいくが、帝京大守備陣に阻まれあと一歩TDに届かない。東農大は前半終了間際にFGを試みるが、これを失敗。帝京大に6点のリードを許したまま前半を折り返す。迎えた後半、更なるTDで点差を広げたい帝京大はテンポよくダウンを更新していくと、#8成毛が再びTD。東農大を引き離す。何としても点差を詰めたい東農大だが、帝京大守備陣に阻まれ、要所でのパスが通らず思い通りの攻撃を展開することが出来ない。そんな中、流れを完全に掴んだ帝京大はWR#18野口がパスキャッチを成功させ、3度目のTD。後がない東農大は、QB#10森下からWR#85吉久がボールを受け取り、初得点を挙げる。巻き返しを図りたい東農大だが反撃もここまで。その後も追加TDをあげた帝京大が勝利を収めた。
◎3部リーグ全日程終了、入替戦へ(2011.11.20)
昨日の土砂降りから一転、今日のアミノバイタルフィールドは爽やかな青空が広がりました。昨日に引き続き3部リーグ最終節のゲームが行われ、他会場からの結果を受け3部リーグの順位・順列がすべて決定しました。
3部-エリアリーグの入替戦の組み合わせについては、11/21に抽選を行って決定します。
★第1試合 3部Dブロック ●城西大学14-40成城大学○
開始早々、成城大の攻守が爆発。城西大の最初の攻撃をパントに留めると直後に成城大WR#11飯塚が独走TD、さらにP#28島田のゴール前1ヤードへの好パントや、DB#13長澤のインターセプトからのQB#12佐藤の鮮やかなTDランでスタンドを魅了する。城西大も負けじと、RB#7柳澤の70ヤードランTDを皮切りに、FS#27澤渡、LB#52小山のインターセプト、LB#54大和田のQBサックと、ビッグプレーを連発、成城大を追い掛け始める。成城大は序盤のモメンタムをそのままに、城西大のFGをブロック、こぼれたボールをDB#27阿部が90ヤード近く走り抜き、そのまま得点に繋げて更なる流れを引き込む。第4Q、成城大RB#28島田が2回立て続けにエンドラインを割るが、城西大WR#19柿沼も負けじと点を奪い返す。2ポイントコンバージョンも成功させ反撃の狼煙をあげたかと思われたが、成城大RB#23丹羽が駄目押しのTDで大きく突き放し、試合終了。オレンジビームスがブロック全勝優勝で入替戦に臨むこととなった。
★第2試合 3部Dブロック ●国際基督教大学21-24東京農工大学○
農工大のキックにより試合開始。基督教の攻撃を2回のダウン更新にとどめ、農工大DB#10吉村がインターセプト。農工大は先制のチャンスを得たが、これは基督教の守備陣に阻まれ得点ならず。対する基督教は、パントに追い込まれるも自校がリカバーし再び攻撃権を獲得、そのままRB#24鈴木がエンドゾーンへ押し込みTD。基督教ペースで進むかと思われたが、パントが自然に止まりボールデッドになるまで周りを固める基督教カバーチームの隙を突き、ボールを拾った農工大RB#27堀内が50ヤード付近までリターンするというプレーを見せる。そして農工大WR#20福永がそのボールをエンドラインまで運び切り、7点リードで前半を折り返す。後半に入り、基督教はRB#45太田のTDで同点に追いつき、さらに#24鈴木が追加点をあげる。しかし農工大も、WR#83豊福がQBの放ったボールを持ってエンドゾーンを割り同点に追いつく。激しい点の奪い合いとなったが、最後は農工大K#3西田が試合残り18秒でFGを成功させ、試合終了。最後まで目の離せない怒濤の試合展開となった。
★第3試合 3部Dブロック ○新潟大学38-7亜細亜大学●
試合序盤から流れを掴んだのは新潟大。ランとパスを織り交ぜる攻撃でまずRB#1小川が最初の得点を挙げると、K#14山市のFGも成功。オンサイドキックも決め、相手に攻撃権を渡すことなく2度目のTD。対する亜細亜もQB#4佐藤が自らボールを持って相手エンドゾーンに走り込み食い下がるが、直後に7点を返されてしまう。後半に入ると亜細亜は新潟大のファンブルをリカバー。これを機に反撃を開始したい亜細亜であったが新潟大DL#76松葉の2連続QBサックの前に撃沈。最終Qでも新潟大WR#81須貝のTDに続き、#1小川が今試合3度目のTDを奪う。3部リーグの今シーズン最後のゲームは新潟大の圧勝で幕を閉じた。
◎3部リーグ最終節(2011.11.19)
一日中激しい雨が降り続いた今日のアミノバイタルフィールドは、一気に季節が進んだような寒さとなりました。
今日は3部リーグの3試合が行われました。この週末、各会場で3部リーグ最終節のゲームが行われ、各ブロックの順位順列および入替戦出場校が決定します。(3部-エリアの入替戦の組み合わせは、11/21の抽選会で決定します)
★第1試合 3部Bブロック ○高千穂大学7-6杏林大学●
冷たい雨の中始まった一戦。序盤はファンブルなど精細を欠くプレーが続き、なかなか波に乗れない両校。互いにパントを繰り返す中、思いがけず先制したのは高千穂。相手ゴールライン近くでパントをブロックすると、こぼれたボールを抑え7点を奪う。一方の杏林大は、RB#21杉本の快走で相手を追い詰めるが、ゴールライン目前でファンブル。これを2度も繰り返すミスで、決定的チャンスを逃してしまう。後半、杏林大はラン中心に順調にダウンを更新していくが、LB#40中村やLB#8今井をはじめとする高千穂守備陣が粘りのプレーを見せ、ここも食い止められてしまう。しかしその直後、ファンブルから攻撃権を得た杏林大はWR#19渡邉が渾身のパスキャッチ、最後はRB#21杉本がTDをした。トライフォーポイントで同点を狙ったが失敗し、1点を追いかける展開になる。何とか追加点をあげたい杏林大だったが、高千穂はそれを許さず、最後はニーダウンで時間を使い試合終了。守備力で相手を圧倒した高千穂が最終戦での勝利をものにした。
★第2試合 3部Bブロック ○流通経済大学45-0東京国際大学●
1Q、流経大はラン攻撃で次々とダウンを更新していくとRB#19小林の素早い走りでゴールラインを割り先制する。東国大はQB#19島田とRB#21大久保を軸に攻撃を仕掛けるがなかなか得点には繋がらない。2Qに入ると、東国大はファンブルなどミスが目立ち始める一方で、流経大は攻撃陣が奮起。RB#8渋川の60ヤードに及ぶTDランで流れを掴むと更に追加点を決め、大きく相手を引き離し後半へ。3Qに入っても流経大の勢いは止まらない。開始早々にランでTDを決めると、徐々にWR陣の調子が上がり始め、ランとパスを組み合わせた攻撃で相手を圧倒し得点を重ねていく。4Qの最後には、流経大RB#1小澤がダメ押しのTDで勝利をほぼ手中に収める。一矢報いたい東国大は最後に回ってきた攻撃権に全てを賭け、RB#21大久保、WR#41丹後らが諦めずに攻撃していくが無念のタイムアップ。流経大が完封勝利で有終の美を飾った。
★第3試合 3部Bブロック ○筑波大学38-13横浜市立大学●
1Qから激しくぶつかり合う両校。まず筑波大がテンポ良くヤードを進めて行くとQB#4上田が自らゴールラインを割り早々に先制点を奪う。負けじと横市大もゴールライン間近で相手がファンブルしたボールをリカバーすると、QB#17西本がしっかりとチャンスをものにしTDを決めすぐさま同点に並ぶ。2Qに入ると、筑波大はRB#9小田やRB#1高橋などのRB陣を武器に、相手陣地にじわじわと攻め入る。最後はRB#2野上が残り1ヤードを押し込み、筑波大一歩リードで前半を折り返す。3Q、流れを変えたい横市大は守備陣が奮闘。しかし、ファンブルミスを繰り返すなどチャンスを活かせず、逆に筑波大に得点を許し引き離されてしまう。だがその直後、横市大はRB#4石井やRB#6小林が徐々に調子を取り戻し始め、4Q序盤に待望の追加点を奪う。さらに横市大DB#2土井がインターセプトし流れを掴んだかと思われたが、筑波大守備陣に阻まれ、反撃もここまで。その後は筑波大がRB#32佐々岡の56ヤードTDなどさらに追加点を重ねて相手を引き離して快勝。ブロック優勝を決め、2部リーグとの入替戦出場が決定した。
◎1部リーグ終了(2011.11.13)
今日も汗ばむほどの陽気となり、アミノバイタルフィールドでは2部リーグ第6節と1部リーグ最終節のゲームが行われました。
本日で1部リーグはレギュラーシーズンゲームが終了し、あずまボウルおよび入替戦出場校が決定しました。
★第1試合 2部Aブロック ●駒澤大学19-31横浜国立大学○
先制したのは横国大。着実にヤードを進め早々に得点を上げる。勢いに乗った横国大は再びRB#27福井が守備陣を寄せ付けない豪快な走りで95ヤードを走り抜けTD。追う駒澤大は、ラン中心の攻撃でダウンを更新していくと最後は若きエースRB#22神田(神奈川県立白山)が待望のTDを決め7点を返す。後半開始直後、横国大RB#27福井がKOリターンTDを決め、チームを盛り上げる。負けじと駒澤大QB#15戸谷も自らボールをエンドゾーンに運び食い下がるが、すかさず横国大もRB#36中野がボールを押し込みTD、再び点差を広げる。このまま横国大ペースで試合が進むかと思われた4Q、駒澤大が反撃を開始。パス攻撃で敵陣に切り込むとWR#89伊津野がエンドゾーン内でボールをキャッチ。さらにオンサイドキックでボールをおさえた駒澤大がゴールラインへと果敢に攻め、最後まで諦めない姿勢を見せた駒澤大だったが、あと一歩のところでLB#41出口ら横国大守備陣に阻まれ得点ならず。リードを守り切った横国大が4勝目を手にした。
★第2試合 1部Bブロック ○立教大学20(TB3)-20(TB0)拓殖大学●(TB=タイブレーク)
負けたチームが入替戦出場となるこの試合。拓殖大はファーストプレーでQB#9柳沢が独走し、開始早々にTDを決める。しかし、立教大も持ち前のランを活かして、RB#2金子がTD。すぐさま得点を奪い返す。その後立教大はFGを重ねるも、前半終了間際に拓殖大WR#88中村がロングパスをキャッチしてTD、拓殖大リードで試合を折り返す。3QはTDの取り合いとなり、立教大K#13小山がFGを決め20-20で同点。4Qは激しい攻防が続くも試合が膠着状態となる。最後まで試合が動かず同点で試合は終了。タイブレイク方式で勝敗を決することとなる。先攻は拓殖大。柳沢がランでゲインを狙うが、立教大の守備に阻まれ攻守交代を余儀なくされる。続く立教大の攻撃。RBにボールを持たせて4thダウンを迎えた時には残り10ヤード。最後にFGを任された小山が見事これを決め、立教大が勝利をつかんだ。なお拓殖大QB#9柳沢は今試合で1000ヤードラッシュを達成。これは関東学生リーグ史上7人目の大記録である。しかし、惜しくも拓殖大は入替戦へと進むことが決定した。(「立教スポーツ」編集部・山崎翔太)
★第3試合 1部Bブロック ●神奈川大学7-20一橋大学○
前半、まず一橋大がWR#9三好の先制TDによって試合の流れを掴む。更にQB#6三井の采配の下ダウン更新を重ねていき、FGで得点を重ねる。一方の神奈川は、#29山本、#23高橋のRB陣を中心に攻撃を組み立てるが、一橋大守備の壁をなかなか崩すことが出来ない。前半終了間際、パス攻撃で敵陣深くまで攻め入りようやく得点のチャンスを得た神奈川。しかし、スナップミスによるファンブルを一橋大DB#30水野がリカバー、そのまま独走状態でエンドゾーンを割る。神奈川は逆に得点を決められリードを許したまま前半を折り返す。3Qに入ると、互いにインターセプトを決めるなど守備陣が奮闘し、なかなか得点につなげることの出来ない両校であったが、神奈川がこの長い沈黙を破る。WR#81田中がロングパスをキャッチすると、最後はQB#9中本自らエンドゾーンにボールを運び、初得点を上げる。更なる得点を狙いたい神奈川だったが、DB#31宮澤らを筆頭に一橋大守備陣は気迫溢れるプレーで追加点を許さない。結局一橋大が、試合終了間際にFGを決めて勝利、2011シーズン有終の美を飾った。一方の神奈川は入替戦出場が確定した。
◎1部リーグ最終節(2011.11.12)
今日のアミノバイタルフィールドでは、1部リーグAブロック最終節のゲームが行われました。この週末で、1部リーグの順位・順列と、ポストシーズンゲーム出場チームが決定します。
本日、サーバーのトラブルにより試合結果の配信が遅れました。深くお詫び申し上げます。
★第1試合 1部Aブロック ○日本体育大学45-0東海大学●
9月に開幕した秋季リーグ戦も今日でいよいよ最終戦。日体大のレシーブで始まると、試合開始わずか1分半で日体大WR#1小倉がTDを決め、日体大がリード。東海大はRB#1青柳らのランプレーでゲインを図るも、なかなか得点まで結びつかず。第1Q残り27秒で日体大K#12長尾が35ヤードFGを決め、0−10で第1Qを終える。第2Q、日体大がさらにTDを決める。負けじと東海大WR#17川崎が果敢にボールを奪いに行くが、日体大の屈強な守備に跳ね飛ばされてしまう。このプレーで日体大は反則をとられ、東海大はファーストダウン獲得。しかしチャンスをものにできず、日体大に2度のTDを奪われ0−31で前半を終えた。第3Q開始後も日体大のRB#10山田がTDを決め、点を重ねる。攻撃に回った東海大は反撃を試みるも、日体大DB#11鈴木にインターセプトを許し、攻守交代となってしまう。迎えた最終Q、東海大のディフェンスを見事にかわし日体大が再度TDを決める。焦りが出た東海大は2度のタイムアウトをとるがなかなか波に乗れない。東海大DB#24鈴木がインターセプトを取るもボールをうまく進められず、終わってみれば0−45で日体大の勝利となった。(東海スポーツ編集部・高橋紗祐理)
★第2試合 1部Aブロック ●関東学院大学20-38専修大学○
互いに2勝4敗、順位争いの一戦。専修大が敵陣深くまで攻め入り、あわやTDのパスボールを関東大DB#9田中が0ヤード地点でインターセプト。しかしその直後、関東大のファンブルを専修大DL#98新村が押さえ、第1Qから両者譲らぬ戦いとなる。試合が動き始めたのは2Qから。関東大WR#81工藤が先制点が奪うが、専修大も奮闘し、WR#81萱間が2度のTDを決め逆転。後半戦に入ってもせめぎ合いが続く。第3Q最初の攻撃で専修大WR#9山岡が得点をあげるが、その後すぐ関東大の主将WR#4下田もTDを奪い返し、息を飲むプレーが続く。迎えた最後Q、関東大はWR#4下田のTDで4点差に詰めて反撃を試みる。しかし専修大はWR#9山岡の得点で差を広げると、DB#11岡田の2回のインターセプト、そして駄目押しのRB#25岸のTDで大きく突き放し、関東大を下した。
★第3試合 1部Aブロック ○明治大学28-6国士舘大学●
明治大にとってはあずまボウル出場への最低条件となる試合。気合いの入る明治大は第1Q、QBの投じたボールを一度はエンドラインまで運ぶも、自校の反則で取り消しとなる一幕もあったが、なんとか攻撃権を更新してWR#1鈴木が再びエンドゾーンへ走り込みTD。これでモメンタムを得た明治大、RB#25小形へのロングパスTDやDL#9高橋がロスタックルを次々と決め、点差を広げていく。対する国士舘は反撃を図るも、明治大の強靭なディフェンスに阻まれFGまでに留められてしまう。その後も明治大はTDを重ね更に点差を広げ、国士舘ディフェンスは明治大の怒濤の勢いの前に奮わず。国士舘K#12山崎が2度目のFGを成功させるが、最終Q両チームの攻守が拮抗し、追加点のないまま終幕。ブロック優勝の可能性を残した明治大、翌13日の早稲田-日本大の試合結果を待つこととなる。
◎3部リーグ最終節へ(2011.11.06)
今日もこの時季にしては暖かかったものの、朝から降ったり止んだりの一日となりました。
アミノバイタルフィールドでは昨日に引き続き3部リーグ第4節の試合が行われました。他会場からの試合結果を受け早々と優勝が決定したチームもあれば、最終節までもつれ込むブロックもあります。3部の最終節は11月19日(土)、20日(日)です。ぜひ会場で生の熱戦をお楽しみください。
★第1試合 3部Aブロック ○立正大学56-6電気通信大学●
1Q、電通大はラン・パス織り交ぜたプレーで進んでいくが、立正大LB#33横手のインターセプトによりボールを奪われてしまう。攻撃に回った立正大は2Qの初めにTB#30宮西が48ヤードを駆け抜け先制TD。追う電通大だが、調子を上げてきた立正大守備陣の奮闘により得点はかなわず。流れを掴んだ立正大はラン中心のプレーで攻め込みさらに2TDを奪い、点差を広げて後半へ。3Q、ファンブルにより攻撃権を失った電通大は、すぐさまDL#54明石が立正大のファンブルしたボールを取り返し好機を得るが、チャンスを攻撃に活かせず点差を縮められない。立正大はRB陣の活躍が目立ち、更にランで2TDを挙げ電通大を突き放す。迎えた最終Q、一矢報いたい電通大はQB#29野村からTE#80田子内へのパスで初得点を挙げるが、立正大のダメ押しのTDで試合終了となった。
★第2試合 3部Aブロック ●宇都宮大学3-57東京外国語大学○
先制点を挙げたのは東外大。DB#10三浦がインターセプトで奪ったボールを敵陣深くまで運ぶと、TB#6山口がエンドゾーンを割った。その後も次々とダウンを更新していった東外大はランやパスを効果的に使い分け2TD、一気に流れを引き寄せる。一方苦しい戦いを強いられることとなった宇都宮は、DB#22穂積がインターセプトで攻撃権を奪う場面もあるが得点には至らない。東外大FB#5坂本が守備陣をはねのけるランで更にTDを重ね、29点リードで前半終了。後半、宇都宮がパントしたボールをブロックし、それを受け取った東外大DB#1富田がTDを奪うなど、東外大の勢いは止まらない。しかし宇都宮も意地を見せ、東外大のファンブルボールを奪うと、RB#27篠田のランやWR#3金子のパスキャッチなどでダウンを更新し、K#7増山がFGを成功させる。更なる得点を重ね巻き返しを図りたい宇都宮であったが、反撃もここまで。その後も得点を重ねた東外大が白星を手にした。
★第3試合 3部Cブロック ○大東文化大学45-0千葉商科大学●
1Q開始早々に、TE#88永井のTDで大東大が先制。さらにDB#3石井のインターセプトが成功するなど、試合は大東大のペースで進む。2Qは開始5分で大東大WR#10小林がTDを決め、追加点を奪う。その後も大東大は得点を重ね、前半を大きくリードし折り返す。3Qに入っても大東大の勢いは止まらない。反撃を試みる千葉商、しかしパスがなかなか通らず得点のチャンスを作ることができない。迎えた最終Q、千葉商はDL#69奥田のパスカットなど大東大の攻撃を阻もうとし、流れを引き寄せようとするが、大東大の一方的な展開となる。結局そのまま時間は流れ試合は終了。試合開始序盤からリズムを崩さなかった大東大が完封勝利を収めた。(スポーツ大東編集部・船田雄太)
◎3部リーグも白熱(2011.11.05)
今日のアミノバイタルフィールドは朝から曇り空でしたが、この時季にしては暖かな一日となりました。今週は土日とも3部リーグ第4節の試合が行われます。
3部リーグも混沌としており(星取表はこちらをご覧ください)、今日もポストシーズン出場を賭けて白熱した戦いが繰り広げられ、各チームのスタンドからはフィールドの選手たちに熱い声援が送られていました。
★第1試合 3部Dブロック ●城西大学13-28東京農工大学○
前半、城西大は農工大DB#10吉村ら守備陣の鋭いタックルに阻まれなかなかファーストダウンを更新できない苦しい立ち上がり。一方の農工大はランプレーを中心に果敢に攻め、試合の流れを引き寄せる。そして、RB#3西田が幾度となく相手守備をかわす力強い走りでボールをエンドゾーンまで運び、先制TD。さらにRB#27堀内のランTDですぐさま追加点を奪い、一気に点差を広げる。一方の城西大も、RB#6嶋田らがヤードを稼いでいくと、最後はWR#19柿沼が待望のTDを決める。後半に入ると、攻撃陣の調子が上がってきた城西大のペースで試合は進む。城西大QB#3久津間から繰り出されるランとパスで敵陣深くまで攻め入り、得点のチャンスを得た。しかし農工大DL陣が踏ん張り得点を許さず、その守備陣の奮闘に応えるように攻撃陣がTDを決め、追う城西大を突き放す。城西大は最後にTDを上げるものの開いた点差は埋められず試合終了。攻守共に相手を上回った農工大に軍配が上がった。
★第2試合 3部Dブロック ●亜細亜大学7-26成城大学○
序盤から激しい攻防を見せる両校。亜細亜がインターセプトを決めると、すぐさま成城大もインターセプトを返し攻撃権を奪う。成城大はこのチャンスを逃すまいとラン攻撃で敵陣に攻め入り、QB#12佐藤のTDで先制点を上げる。一方の亜細亜はQB#4佐藤やRB#37三沢を軸に攻撃を組み立てるが、成城大守備陣の気迫溢れるプレーに押されなかなか攻めきれない。前半残り僅か、成城大が敵陣のゴールライン付近まで詰めよると堅実にFGを決め、10点のリードで前半を折り返す。後半も成城大の勢いは止まらず、得意のランでQB#12佐藤とRB#28島田がゴールラインを割り、亜細亜を引き離す。その後は互いに守備陣が奮闘するものの得点は動かず。このまま試合終了かと思われたが、残り時間4秒のところで、亜細亜WR#1荒井がエンドゾーン内でボールをキャッチし、最後の意地をみせた。リードを守りきった成城大が勝利し、ブロック優勝が確定。入替戦へと駒を進めた。
★第3試合 3部Cブロック ○千葉大学35-0創価大学●
試合開始早々、千葉大RB#4前川が自慢の脚力で50ヤード以上を走り抜き先制。その直後、再び攻撃権を得た千葉大は強みであるRB陣がヤードを稼ぎ、最後はRB#11柴宮がボールを押し込みTD。1Qで13点のリードを奪う。一方の創価大は、QB#4大倉からの攻撃がうまく噛み合わず、思うような試合展開に持ち込むことが出来ない。後半に入ると、DB#15近藤のインターセプトでチャンスを得た千葉大がTDランでさらにリードを広げる。しかし創価大も食い下がり、RB#20高津のランやP#26笹岡のパントフォーメーションからの機転を利かせたプレーでダウンを更新。ゴールライン付近まで迫るが、千葉大の堅い守りに阻まれTDにはあと一歩届かず。この後、千葉大WR#18渡辺が立て続けにTDを奪い、さらに創価大を一気に突き放して試合終了。高い攻撃力と守備力を見せた千葉大が完封勝利を手にした。