◎ゲームレポート(2012.07.01)

★第1試合 ○早稲田大学41-12釜山大学校●
 前半、釜山大はインターセプトで好機を得ると、QB#8キム・チャンスがエンドゾーンを割り先制TD。対する早稲田もRB陣の活躍で一気に敵陣に攻め入るとすぐさまTDを奪うと、更にQB#12木村からTE#89北村へのパス、RB#34和泉のランでT得点を重ね、15点リードで前半終了。後半に入っても早稲田の勢いは止まらず、釜山大のキックオフを早稲田RB#6藤井がリターンTDするなど、追加点を連発。釜山大は早稲田の強固な守備陣に阻まれ苦戦を強いられるが、DB#84チョン・ビョンヒがインターセプトで攻撃権を奪うと、自らレシーブしTD。念願の追加点を挙げる。しかし、追撃もここまで。開いた点差を埋めることはできず、記念すべき初交流親善試合は早稲田に軍配が上がった。

★第2試合 
○立教大学41-24拓殖大学
 拓殖大の攻撃から始まった前半、テンポのよい攻撃で敵陣に入るとそのままQB#1柳沢自らTD、先制点を挙げる。一方の立教大も、パスキャッチで敵陣深く攻め込むとRB#30茂住がTD、すぐさま同点につける。拓殖大は2Qに入るとK#22奥野がFGを成功させ再びリードするが、立教大が再びTDし逆転。更に立教大RB#31天木も続いてTDを決める。攻撃陣の流れを受け勢いを増す立教大守備陣に、拓殖大は苦戦を強いられるが、パスキャッチによるTDで3点差まで迫ったところで前半終了。迎えた後半、立教大はKOリターンTDで拓殖大の出鼻をくじくが、一方の拓殖大もランパス織り混ぜた攻撃で攻め込みTDを奪い、点の取り合いが続く。しかし立教大はWR#7小川・RB#36峰尾による2TDで拓植大を引き離し、そのまま試合終了。白熱した戦いを制した。

★第3試合 
○東邦大学医学部8-0東京医科歯科大学●
 1Q、両校力が拮抗し、試合は膠着状態に陥る。2Qに入ると東邦医は徐々に調子をあげ、RB#19小澤のランやQB#16松井からWR#1杜へのパスでダウンを更新し攻め込んでいくが、あと一歩及ばず得点には至らない。一方の東医歯もLB#82堀内のタックルなどで果敢に攻めるが、守備陣の頑張りを攻撃に繋げていくことができない。試合が動いたのは3Q、東邦医RB#13富がTDラン。更に2ポイントコンバージョン成功で一気に8点差をつける。一矢報いたい東医歯、RB#35力徳らRB陣の頑張りでゴール目前まで迫るが、惜しくもパスを失敗しチャンスを逃す。8点を守りきった東邦医が完封勝利を収めた。





◎ゲームレポート(2012.06.24)

★第1試合 ●学習院大学0-39甲南大学○
 学習院のキックオフで開始した今試合、ボールをレシーブした甲南大のTB#29三谷が見事なラッシュを重ね攻撃権を次々と更新すると、そのままエンドラインを跨ぎTD。いきなりの得点で流れを掴んだ。対する学習院はFB#47赤司やTB#28和田を要として押し進めるも、甲南大の守備陣が奮闘し得点を出すことができない。波に乗る甲南大は学習院DL#55鈴木のタックルに阻まれながらもFGを成功させ、続けて学習院のファンブルをDL#93山口がリカバーしRB#43香川がTD、更なる追加点をあげた。後半に入っても甲南大の勢いは止められず、セーフティやTDで大きく点差をつけた甲南大がアウェーの地で完封勝利を果たした。

★第2試合 
○中央大学32-10近畿大学
 中央大が序盤から目覚ましいテンポでゲームをコントロールした。次々と大きなゲインでダウンを更新していき、RB#33横田がTD。次の近畿大の攻撃をパントに抑え、再び素速くヤードを重ねRB#29近藤が追加点。追う近畿大も中央大の両トライフォーポイントを不成功に留めるなどディフェンスの活躍が目立つ。そして得たボールを堅実に運びK#5望月がFGを決め、念願の初得点。後半に入ると近畿大が調子を上げ、LB#24西がインターセプトでモメンタムをチームに持ち込むとLB#8平尾が再びインターセプト、そのままWR#13山下がエンドラインを割り追加点を掴んだ。しかしその後は両校守備陣が奮闘。中央大がダメ押しのTDで近畿大を突き放し、勝利した。

★第3試合 N-WAR-S2012 
北地区選抜19-5南地区選抜
 関東学生連盟のエリア・7人制リーグの所属校を南北に分け対抗するオールスター戦・N-WAR-Sは、南地区チームの攻撃で開幕。試合開始から両者実力が拮抗し、長らく無得点の状況が続き守り合いに。北地区LB#84金谷(日本工)、LB#5松田(群馬大)、そして南地区S#8三瓶(東工科)のインターセプトが続いた。試合を動かしたのは北地区TB#23小池(茨城大)、ボールを受けエンドラインを切り初得点。対する南地区も負けじとDT#51大川(明星大)が敵陣で相手を捕らえセーフティ。この後南地区K#51大川がFGを決めるも、北地区WR#12前澤(高経大)、RB#34高木(日本工)がTDで更に引き離し試合終了。北地区が南地区を制した。





◎ゲームレポート(2012.06.17)

★第1試合 ○関東学院大学50-21一橋大学●
 試合開始早々相手のファンブルをリカバーし攻撃権を得た関東大は、RB#33中島が守備をかわす見事な走りでTD。幸先の良いスタートを切ると、好調な#33中島の活躍でさらに追加点を奪う。一方の一橋大はランで敵陣へ一気に攻め入るとQB#19三井が自らゴールラインを割り7点を返す。関東大はWR#10工藤がロングパスからそのままTDを決めて相手を引き離しにかかるが、一橋大もその直後に再び#19三井がエンドゾーンへボールを運び食い下がる。しかし後半に入ると試合の流れは一気に関東大に。QB#18櫻井から繰り出されるパスとランを駆使した多彩な攻撃で追加点を重ねる。追う一橋大はWR#11財津がTDを決めて粘りを見せるが、試合終了間際の関東大OL#78赤石によるインターセプトで反撃の望みも断たれる。その最後に手に入れた攻撃権も着実に得点へと結び付けた関東大が50-21で勝利を手にした。

★第2試合 
●明治大学13-16早稲田大学○
 早稲田はラン攻撃を中心に着実にダウンを更新、FGを成功させて先制点を挙げる。さらにLB#35石川がインターセプトで攻撃権を奪うと再びFGを決めリードを広げる。一方明治大も自慢の脚力を武器にヤードを進めるとRB#33高松がゴールラインを割り逆転。さらにWR#1鈴木へのロングパスで一気に敵陣に入り、得点を重ねる。しかし前半終了間際、早稲田がRB#39原やRB#28井上らの活躍で残り1ヤードまでボールを進めると、最後にはエンドゾーンにボールをねじ込みTD。早稲田3点リードで前半を折り返す。後半、明治大はFGを決め同点に追いつく。このまま流れを掴みたい明治大は#33高松、さらにQB#2杉浦らがラン攻撃を仕掛けるが早稲田のかたい守備によって思うように進めない。一方の早稲田は、ランとパスをバランスよく使い分け相手を追い詰める。試合残り時間2秒、最後の望みをかけたFGが見事成功。勝負強さを見せつけた早稲田が明治大を突き放し、勝利を手にした。

★第3試合 
○立教大学52-17東京都市大学●
 1Q、都市大がFGを決め先制するが、立教大もすぐさまFGを成功させて同点とする。先にTDを決めたのは立教大。ファンブルをゴール前でリカバーするとQB#18山本が守備を上手くかわしゴールラインを駆け抜けた。さらにラン中心の攻撃で追加点を挙げ、都市大を引き離す。2Qには都市大RB#34小澤が敵陣深くにボールを運ぶとWR#6山田がエンドゾーン内でボールをキャッチし得点するが、立教大もすぐさまRB#8矢口が80ヤードを越える圧巻の走りでTD、追撃を許さない。3Qには都市大WR#10安島、立教大RB#27田草川が互いにTDを決める。しかし4Qに入ると、立教大の攻撃陣が爆発。RB#30茂住をはじめとする若手RB陣の活躍が光り、TDを量産、勝利を確実にする。一方の都市大も一矢報いようとするが相手守備に封じ込められ思うように攻撃できずに試合終了。攻撃陣の層の厚さを見せつけた立教大が、都市大に大差をつけ勝利した。





◎ゲームレポート(2012.06.10)

★第1試合 ○上智大学29-7東京都市大学●
 開始早々、上智大は都市大のファンブルをリカバーし好位置で攻撃権を得るとRB#3早坂がTDを決め先制する。一方の都市大もQB#12斎藤が自らボールをゴール前へと進め、RB#34小澤がエンドゾーン内へとボールをねじ込みすぐさま同点に追いつく。その後上智大は追加のTDを奪い都市大を引き離しにかかるが、都市大もLB#9永山らによる2度のインターセプトで食い下がる。しかし後半に入ると、上智大の多彩なラン攻撃が都市大守備陣を翻弄、要所でパスを決め追加点を重ねる。更に守備においてもDL#99高松がエンドゾーン内でQBサックを決めるなどの活躍を見せ、相手に反撃の機会を与えない。何とか追いつきたい都市大はWR#17吉冨へのパスで追加点を狙うが上智大の堅い守備を崩すことが出来ず。最後まで試合の主導権を握った上智大が勝利を手にした。

★第2試合 
○中央大学44-13東京大学●
 先制したのは中央大。RB#29近藤が相手守備陣を寄せ付けない力強い走りでゴールラインを駆け抜けた。東京大はQB#16山田らのラン攻撃で敵陣へとボールを運んで行くがFGを失敗、得点のチャンスを逃す。対する中央大は強みであるランを武器に次々とダウンを更新し、RB#33横田がTD。中央大リードで前半を折り返す。後半に入っても中央大優勢は変わらず、立て続けにランで追加点を奪い、大きく点差を広げる。対する東京大はWR#80上宮がロングパスをキャッチしそのままエンドゾーンまでボールを運び待望の初得点を挙げるが、中央大も層の厚いRB陣による攻撃で得点を奪い返す。東京大はRB#33大津がTDを決めて必死に追うが、開いた点差を埋めることは出来ず、最後は中央大がFGを決めたところで試合終了。互いに攻めの姿勢を見せ続けた今試合は、高い得点力を示した中央大に軍配が上がった。





◎ゲームレポート(2012.06.03)

★第1試合 ○国士舘大学36-6桜美林大学●
 前半、国士舘はRB#21中里がキレのあるランで次々とファーストダウンを獲得していくが、これは桜美林守備陣に阻まれ得点につながらず。しかし続く桜美林攻撃でファンブルしたボールを奪うと#21中里がエンドゾーンを駆け抜けTD。TFPは一度はボールを取りこぼすも、とっさの判断で2ポイントコンバージョンを成功させ、ピンチをチャンスに変え8点リード。対する桜美林もラン・パス織り交ぜた攻撃を進めて行くとQB#9堀場からWR#19大場へのパスでTD。しかし国士舘は再びのTDで桜美林を引き離し、前半を折り返す。後半に入り逆転を狙う桜美林だが、なかなか流れを掴むことが出来ない。両者インターセプトの応酬で攻守交代が激しい中、国士舘が好機をものにしFGで2度の得点、更に2度のTDパスで点差を広げる。試合終了まで攻める姿勢を崩さなかった桜美林だったが、だめ押しのセーフティでさらに2点を献上。国士舘が勝利を手にした。





◎ゲームレポート(2012.06.02)

★第1試合 ○慶應義塾大学56-7東海大学●
 先制したのは東海大。WR#13林へのロングパスで一気に敵陣に攻め入るとRB#2牧野が俊敏な走りでTDを決め、幸先の良いスタートを切る。一方の慶應大もパスを次々と成功させゴールライン間際まで攻めると、QB#15岩田が自らボールをエンドゾーンへ運びすぐさま同点に。その後は勢いづいた慶應大が東海大守備陣を圧倒。前半残り1秒にはWR#17笠原がTDを決め、東海大を大きく引き離す。後半に入っても慶應大優勢は変わらず、RB#34蜂須賀が90ヤードTDを決めるなど順調に追加点を重ねる。東海大はDL#4石井のQBサックなど守備陣が粘りを見せるものの慶應大の勢いを止めることができない。一矢報いたい東海大攻撃陣は最後に回ってきたチャンスにすべてをかけダウンを更新していくが無念のタイムアップ。圧倒的な力を見せつけた慶應大が勝利を手にした。





◎ゲームレポート(2012.05.27)

★第1試合 ○一橋大学13-0大阪大学●
 第43回定期戦は一橋大のキックオフで開幕。まずはホームの一橋大が最初の攻撃でFGを成功させ先制。次の大阪大のボールをLB#53熊切がインターセプトし奪取、K#82工藤が2度目のキックを決め流れを引き寄せた。しかし第2Qは両校守備陣が見事な働きを見せ互いに攻めあぐねる。大阪大LB#51林のインターセプト、一橋大DT#79吉田のファンブルリカバーが立て続けに起こり両雄熾烈な攻防を繰り返す中、試合を動かしたのは一橋大TB#23井上のTDラン、大阪大の壁を華麗にかわしエンドラインを走破した。大阪大はQB#10伊藤からWR#2野嶋への39ヤードパスなど反撃を図るも叶わず。一橋大が勝利を収めた。

★第2試合 
○日本大学21-7中央大学●
 日本大の最初の攻撃で中央大LB#10山崎がファンブルリカバーし、奪ったボールをRB#29近藤がエンドゾーンに持ち込みTD。追いつきたい日本大はDB#1栗田がインターセプト、更にK#39井ノ口がFGを試みるも失敗。また、日本大はQB#10安藤の下ゴールライン11ヤード前まで攻め込むが、これも中央大の守備陣に阻まれギャンブル失敗に終わり、中央大リードで前半を折り返す。後半も中央大DB#32大竹のインターセプトが決まるなど流れが続くかと思われたが、日本大DB#23寺田も仕返しのインターセプト。攻撃権を得た日本大はWR#12佐伯が2度のTDで逆転を果たすと、中央大との3度に渡るインターセプト合戦の末、RB#27富澤がだめ押しの追加点。日本大が勝利を手にした。





◎ゲームレポート(2012.05.26)

★第1試合 ●東京都市大学12-55筑波大学○
 都市大攻撃で始まった1Qだが、ここで都市大をしっかり抑えた筑波大は攻守交代するとFB#1高橋のランで敵陣深く攻め込み、TB#19神川がエンドゾーンに駆け込む。キレのあるランで筑波大はその後も次々にファーストダウンを獲得し、更に7点追加。筑波大の勢いに押され失点を許してしまった都市大は、流れを取り戻すべく奮闘。QB#12斎藤の的確なパスが通るが、筑波大守備陣の気迫溢れるプレーを前になかなか点を得ることができない。更にファンブルしたボールを奪われるなど、好機を逃し苦しい展開に。都市大はWR#81主森がTDし、7点を返すも、筑波大と21点差で前半を折り返す。後半に入っても筑波大の勢いはとどまるところを知らず、RB陣がフィールドを縦横無尽に駆け回り都市大守備を翻弄、更に追加点をあげる。最終Q、焦りが球筋を狂わせ、なかなかパスを通すことのできない都市大であったが、最後まで諦めることなく必死に食らつき、試合終了間際でQB#18岩渕からWR#10安島へのパスを成功させ執念のTD。しかし、大きく開いた点差を埋めることはできず、筑波大が格上の都市大を下した。

★第2試合 
●東海大学7-27名城大学○
 試合開始早々、名城大学はRB#3伊東がTD。出鼻をくじかれた東海大は名城大の勢いに飲まれ、更にK#26戸谷のFGを許してしまう。名城大はファンブルで攻撃権を奪われる場面もあったが、守備がこのミスをしっかりカバー。しかし、東海大も守備陣が徐々に本来の力を取り戻し名城大の攻撃を押しとどめるとLB#47高橋がインターセプト、攻撃権を奪取する。流れを掴みかけた東海大だったが、惜しくもここで前半終了。迎えた後半、反撃をもくろむ東海大であったが、名城大守備の壁は容易に崩せない。名城大攻撃陣は#3伊東のランが冴え、着実に得点を重ねていく。必死で食らいつく東海大も徐々に攻撃が波に乗り始め、TB#2牧野のTDで念願の初得点。さらに名城大がエンドゾーン間際まで攻め込むもこれを3点に抑える。試合終了間際になっても東海大は攻めの姿勢を崩さず、果敢にプレーを進めて行く。その気迫に押された名城大守備の穴を縫って、怒涛の勢いでファーストダウンを獲得する。試合時間残り2秒、エンドゾーン目前まで迫るが、最後のプレーは名城大に阻まれた。





◎ゲームレポート(2012.05.20)

★第1試合 ●早稲田大学7-41立命館大学○
 2年前の甲子園ボウルと同カード、注目の一戦は立命館のキックで開始。立命館は早稲田の最初の攻撃をパントに抑えると、FGでいきなり先制。この得点で流れを掴み、次の攻撃権で立命館TB#19鈴木が走り込み追加点。第2Qに入っても早稲田は奮わず、QB#18内村を中心に攻め入るも立命館の守備に阻まれ得点に至らない。対する立命館はTB#21井上が大活躍、ロングゲインを矢継ぎ早に決め、2度のTDを奪った。巻き返しを図る早稲田は徐々に調子を取り戻し、DL#45岩谷やLB#50西田のQBサックにより得た攻撃権を存分に活かし遂にRB#3大野がTD。DB#2坂本の61ydパントリターンも手助けし流れを掴み始めたかと思われたが、立命館はさらに得点を重ね、試合終了となった。

★第2試合 
○立教大学35-24桃山学院大学●
 キックオフから長らく試合は停滞。立教大DL#59阿知波、桃学大DL#52西平らのQBサックを筆頭に両校の守備陣が力闘し互いになかなか攻め入ることが出来ない。長い攻防の末試合を動かしたのは桃学大K#2若林のFG成功。しかしこれをきっかけに立教大は猛反撃を開始する。RB#30茂住、WR#7小川、RB#27田草川が次々とTD。抗う桃学大もRB#26下坂が追加点を得ると、DB#13藤原がインターセプト、そのまま#26下坂がエンドゾーンに持ち込んだ。立教大は次の攻撃でもファンブルリカバーでボールを奪い再びTD、見事逆転に成功する。その後立教大はゴールライン7ヤードまで陣地を広げるが、ギャンブル失敗。勝利は絶望的かと思われたが、試合残り2分のところで奮迅。#27田草川が逆転TD、最後は#30茂住が2度めの駄目押しTDを決め、劇的な勝利を収めた。

★第3試合 
○日本大学51-6慶應義塾大学●
 先制点を奪ったのは日本大、最初の攻撃でQB#10安藤が自らエンドラインを越えた。さらに日本大が破竹の勢いで慶應大に襲いかかり、第2QではK#39井ノ口が3度のFGを成功させる。慶應大守備陣もエンドライン防衛に尽力、DL#94石田の豪快なパスブロック、DB#33平野のパスインターセプトが光った。しかし日本大の猛攻は止まらず、2度のインターセプトTDを連続で決め37点差と慶應大を突き放す。何とか追いつきたい慶應大は第4QでQB#7高木が放ったボールをWR#19吉田がキャッチし執念のTD。しかし昨年の関東王者は容赦せず、この後2本の追加点をあげ試合終了。日本大は慶應大に大差をつけ白星を掴んだ。





◎ゲームレポート(2012.05.12)

★第1試合 ○武蔵大学38-7成蹊大学●
 成蹊大のキックにより幕を開けた伝統の四大戦一試合目。序盤、武蔵大はランとパスを巧みに使い分け敵陣まで攻め込むとWR#19宮城がパスをキャッチしそのままTD、先制点を挙げる。その後も#23中橋らのRB陣の好走で武蔵の勢いは止まらず、得点を加えていく。追う成蹊大学はQB#1新木がWR#25山口へのパスを次々と成功させてダウンを更新するも、要所で攻めきれず得点に繋げる事が出来ないまま後半へ。攻撃の波に乗る武蔵大は後半もランを中心にテンポ良くダウンを更新し、得点を獲得していく。武蔵大優勢のまま迎えた最終Q、ここから成蹊大学の追撃が始まる。武蔵大の守備の乱れを突き、敵陣深くまで攻め込むと#1新木がエンドゾーンに飛び込みTD。攻守交代してからも主将LB#41恩田がインターセプトと攻守共に意地を見せる。しかし、大きく開いた点差を埋めることは出来ず試合終了。武蔵大が勝利を手にした。

★第2試合 
○日本体育大学33-3東海大学●
 両者攻守交代を繰り返す中、先に動き出したのは日体大。RB#9大澤へのパスが成功し、一気に敵陣深くまで攻め込むとRB#28有馬が守備をすり抜けTD。勢いづいた日体大は更に得点を加えていく。巻き返したい東海大はRB#2牧野が好ゲインを繰り返し敵陣深くでFGを決め追いかける。しかし前半終了間際、日体大はQB#8秋山の素早いランでTD、東海大に更に差を付け前半を折り返す。迎えた後半、両者得点を許さない中、東海大DB#24石山がインターセプト。このまま流れを掴みたい東海大は#2牧野がゴールライン直前までヤードを進めるが、ここで日体大DB#21田村がインターセプトで流れを引き戻す。東海大DL#4石井の渾身のタックルもはねのけK12#長尾が2回のFGを成功させ、日体大が圧勝を収めた。

★第3試合 
○学習院大学34-0成城大学●
 四大戦二試合目。両者得点の機会を掴めないまま試合が進んで行く中、先に動き出したのは学習院。RB#47赤司やRB#28和田がランプレイで着実にボールを運んで行く。このまま得点かと思われたが成城大DB#28寺川がパスインターセプト。ここで流れを掴みたい成城大はQB#1島田が自らボールを運び敵陣まで攻め込むが、学習院LB#43林にインターセプトされてしまいチャンスを活かせない。試合は膠着状態のまま後半へ。後半、学習院のキックオフで成城大が弾いたボールを学習院がエンドゾーン内で押さえTD。予期せぬ所で先制点を挙げた学習院はこのプレーで勢いをつけ、次のシリーズ成城大のパントをブロックしこぼれたボールを敵陣10ydsまで運び再び得点を狙う。さらに学習院の勢いは止まらず、RB#28和田がランでエンドゾーンを割った。反撃の糸口を探す成城大は、QB#1島田とRB#5丹羽の力強いランだけではなくパスで打開を試みるものの、学習院の手堅い守備の前に撃沈。学習院が完封勝利を収めた。





◎ゲームレポート(2012.05.05)

★第1試合 △立教大学14-14同志社大学△
 キックを選択した立教大が序盤から良い流れを掴む。同志社LB#44板倉にQBサックを食らったものの、立教大LB#33福島もインターセプトでボールを奪いゴールラインの2ヤード前まで詰め寄り、そのままRB#27田草川が相手DL陣を突き抜けTD。次の攻撃権での立教大WR#7小川が見せた見事なキャッチは惜しくも得点に繋がることはなかったものの、立教大に確実にモメンタムを引き寄せるプレーであった。後半に入っても立教大の勢いは衰えず、WR#88大谷による追加点を挙げる。しかしここから同志社が怒濤の追い上げを見せる。まずはQB#14中沖が自ら走り抜け初得点を獲得。続いてDB#23水田も立教大のパントをブロックし、ゴール前18ヤードの好ポジションで攻撃権をものにし、これをRB#2中島がゴールに持ち込み同点に追いつく。試合残り1分45秒、立教大副将RB#8矢口がゴール前5ヤードまでボールを運び、勝利に期待が高まる。しかし時間を目一杯使ったFGトライは失敗に終わり、引き分けとなった。

★第2試合 
○日本大学23-10関西学院大学●
 昨年の甲子園ボウルと同カードとあって、満席の観客が見守る中での一戦。関学大のキックをレシーブした日本大はラン中心に4度の攻撃権更新を繰り返し、FL#83林がQBから放たれたボールをキャッチ、先制点を奪う。対する関学大も、K#27堀本が47ヤードのFGを見事成功させ食い下がる。第2Qに入ると日本大が攻勢に弾みをつけ始め、RB#37櫻井とWR#89福岡が共にTDを決めて、大きく関学大を突き放した。関学大も日本大オフェンスを食い止めるべく守備陣が奮闘し、DL#93岡部らの鋭いタックルが決まり、試合は膠着状態となる。再び試合が動いたのは第4Q残り約5分。関学大WR#9梅本がQB#11齋藤からボールを受け取りTDを奪うと、その後のキックで蹴ったボールが日本大リターンチームの足に当たって跳ね返り、そのボールを押さえた関学大の攻撃が再びスタート。逆転を狙う関学大であったが、追い詰められた4thダウンでギャンブルに失敗。ボールを得た日本大が残り1秒でFGを決め、東西の強豪校対決を制した。

★第3試合 
○医科歯科Aオールスター35-0医科歯科Bオールスター●
 春季恒例のオールスター戦は、和気藹々とした雰囲気で試合開始。序盤からAチームが立て続けにTDを量産していく。まずAチーム昭和大WR#7深水がエンドラインを越えると、その次のシリーズで慶應医QB#10水野が得点を追加。Bチームも北里医QB#8小糸を司令塔に据え攻撃を展開していくも、相手守備陣も奮闘しなかなか得点をあげられない。後半に入ってもAチームの勢いは落ちることなく、次々と得点を獲得していく。守備も快調で、昭和大SF#11青木のインターセプトなどビッグプレーを連発。なんとか一矢報いたいBチームも、日大医WR#10中張のロングキャッチなど様々な戦術で抗うが、Aチームの鉄壁の守備陣の前に撃沈。Bチームの健闘虚しく、Aチームの完封勝利で幕を閉じた。





◎ゲームレポート(2012.05.04)

★第1試合 ○一橋大学63-0東京外国語大学●
 前半、一橋大はラン中心の攻撃で着実にボールを運ぶと、WR#1三好が素早いランでゴールラインを割り先制点を挙げる。追う東外大はTB#6山口をはじめとするRB陣がヤードを進めようとするものの、一橋大の守備に阻まれてしまう。パスプレイでも突破口を開こうとするが、QB#8羽石のパスが思うように通らずダウン更新に至らない。後半に入り更に勢いを増す一橋大は、RB#23井上らによるTDを量産。TFPでは2ポイントコンバージョンも成功させ、大きく点差を広げて東外大を突き放す。このままでは終われない東外大は、試合終了間際#8羽石からWR#81荒居のロングパスを成功させるが反撃もここまで。一橋大が完封勝利を収めた。

★第2試合 
●大東文化大学12-15神戸学院大学○
 前半、神学大はDB#11笹がインターセプトリターンTDを決めて、幸先の良いスタートを切る。対する大東大はLB#47岩崎のタックルからファンブルを誘発し、好位置で攻撃権を奪うも相手守備に阻まれ得点に繋げることが出来ない。その直後、セーフティによって大東大は2点を奪うが、試合開始直前から降り出した雨のためボールコントロールに苦労し、神学大リードのまま前半を折り返す。 後半に入るとすぐ、大東大LB#5青木が相手のファンブルをリカバーし、FGを決めて2点差に詰めよる。追加点を狙う神学大はWR#1浅香のパスキャッチで敵陣に切り込むと、最後はWR#22蔵本がエンドゾーン中でボールをキャッチ。一方の大東大も#47岩崎がファンブルリカバーTDで神学大に食い下がる。試合終了間際、大東大DB#3石井がインターセプトを決めるが、決勝点には至らずタイムアップ。大東大の追撃をかわし、最後までリードを守った神学大が接戦を制した。





◎ゲームレポート(2012.05.03)

★第1試合 ○神奈川大学33-15東京都市大学●
 昨日から降り続く豪雨の中始まった試合。先制TDを決めたのは都市大。QB#12齋藤からWR#10安島へのロングパスが決まり、一気に敵陣まで攻め込むとそのままエンドゾーンを割った。追う神奈川はQB#10諏訪原からWR#86佐藤へのパスを立て続けに成功させTD。しかし、トライフォーポイントを失敗し追いつくことができない。その後も神奈川はパスとランを巧みに使い分け敵陣深く攻め込むが、都市大の手堅い守備に阻まれなかなかエンドゾーンへはたどり着けない。第2Q終了間際、神奈川はFGを試みるも得点に繋げる事が出来ず、都市大リードのまま前半を折り返す。迎えた後半、神奈川を突き放し点差を広げたい都市大はパスで次々にファーストダウンを更新していくが、神奈川の手堅い守りでエンドゾーンが遠い。そんな中、守備の頑張りを得点につなげたい神奈川は徐々に勢いを増していき、QB#9中本からWR#8里木へのパスで逆転TD。更に調子を上げてきた神奈川はパスが次々に通り、2度のTDで都市大を引き離す。追う都市大もパス攻撃でダウンを更新して#10安島が本日2度目のTDを決めるが、反撃もここまで。後半に本来の力を取り戻した神奈川が勝利を手にした。





◎ゲームレポート(2012.04.28)

★第1試合 ●横浜国立大学0-45神戸大学○
 K-WARS2012開幕の一戦、先制点を挙げたのは神戸大であった。K#31畑中の先制FGそのままの勢いで攻めたい神戸大であったが、その後はQB#7林のパスが思うように通らず流れを掴みきれない。対する横国大もDB#14大庭のファンブルリカバーで神戸大の攻撃を食い止めるものの、得点に繋げることができない。両者得点を許さない中、膠着状態を破ったのは神戸大。ロングパスを成功させ一気に敵陣まで攻め込むと、そのままWR#81麻生がエンドゾーンを割った。何とかこの流れを変えたい横国大であったが、更にTDを奪われ試合の流れを掴めないまま前半終了。迎えた後半、一向に勢いが止まらない神戸大は、RB#9羽星が風の如く敵の守備をかわしTD。LB#42佐川のファンブルリカバーからの力強いランで巻き返しを図る横国大は、TB#89長崎がランでヤードを進めるが、神戸大の守備に阻まれファーストダウン獲得ならず。その後、神戸大は容赦なくTDを量産し、横国大DB#25土橋やLB#11羽田野の鋭いタックルもこの勢いを止められない。2012年度K-WARS開幕戦は、神戸大が圧勝を収めた。







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