◎ゲームレポート(2012.12.09)

★第1試合 入替戦(2部-3部) ○帝京大学38-10国際基督教大学●
 2部Aブロック7位の帝京大と3部Cブロック1位の基督教の入れ替えを賭けた試合。序盤、両者共にミスが続く中、この流れを断ち切ったのは帝京大。相手のミスによりチャンスを得た帝京大は、RB#2中村の力強いランで敵陣深くまで攻め込むと、そのままQB#6新井が自らボールを持ちゴールラインを割る。対する基督教はSB#24鈴木が相手をかわしながら着実に攻撃権を更新する。しかし、帝京大の鉄壁な守備を前に思うようにヤードを進める事が出来ず、FGのみの得点となる。さらにファンブルしたボールを帝京大に奪われチャンスを逃す。波に乗る帝京大はWR#18野口へのパスを成功させ、敵陣深く攻め込みFGを決めて差を広げる。後半開始直後、帝京大の猛攻撃が始まった。#6新井のパスが次々に決まりはじめ、#18野口がパスを受けそのまま走り抜けTD。守備でも、DB#4佐藤がインターセプトで勢いを後押しし、その後もTDを重ね基督教に大きく差をつける。ここで踏ん張りたい基督教は、着実にヤードを進め#24鈴木が相手を振り切りTD、執念を見せつける。しかし、基督教の反撃もここまで。帝京大はその後も得点を重ね、二部残留を決めた。

★第2試合 入替戦(1部-2部) 
●学習院大学7-10国士舘大学○
 第1Q、国士舘はパスとランを使い分け敵陣ゴール前まで攻め込むもFGを外してしまい得点をあげることができない。対する学習院もFGを外し、第2Qを0-0で迎える。第2Q、国士舘はRB#32金子のランを中心に攻め込むもTD目前に学習院のCB#81岡田がインターセプトを決められ攻守交代。学習院はTB#28和田のランを中心に攻めるも得点まで結びつく事が出来ず前半終了。第3Q、開始早々に国士舘のK#3手塚がFGを決め先制。その後の学習院の攻撃でDL#51加藤がキックをチャージ。こぼれたボールをDB#18南が拾いTDを決める。第4Q、学習院はSF#4新井が国士舘のパントを敵陣3ヤードまでリターンする。TE#2秋山がTDを決め7-10とするも反撃もここまでで国士舘が勝利し、一部昇格を決めた。 (スポーツ国士・大八木健吾)

★第3試合 入替戦(1部-2部) 
●東京都市大学7-46横浜国立大学○
 2部Aブロック1位横国大と1部Bブロック8位の都市大の一部入れ替えを賭けた最後の戦い。序盤、両者譲らない展開でパントでの攻守交代が続く。最初に動きを見せたのは都市大。QB#18岩渕からのパスをFB#2大野がキャッチし敵陣まで攻め込むものの、横国大のねばり強い守備に遭い、FGを試みるも不成功に終わる。窮地を抜け出した横国大は勢いを取り戻し、RB#21吉川がロングランでエンドゾーンを割る。波に乗る横国大は、次の都市大の攻撃時インターセプトを決め攻撃権を奪い、#21吉川がすり抜けるようなランで更に得点を加えていく。この際、2ポイントコンバージョンを成功させるなど一気に都市大を突き放していく。都市大守備陣も奮闘し、SF#8山田が渾身のロスタックルを決めると、勢いそのままにゴール前での窮地でLB#52石山がこぼれたボールを抑え攻撃権を手にする。しかし、攻撃陣はそのチャンスを活かせずセーフティを許してしまい、更に点差が開いてしまう。そこからも横国大の怒涛の攻撃は留まる事を知らず、試合終了2分を切ったところで40点差となる。しかし、諦めるわけにはいかない都市大は#18岩渕からのパスをWR#10安島がキャッチ、今試合初TDを決め最後の最後で意地を見せる。対する横国大も最後の1秒まで攻撃の手を緩めることはなく、結果は7-46で横国大が09年以来4年ぶりの1部昇格を決めた。





◎ゲームレポート(2012.12.08)

★第1試合 入替戦(2部-3部) ○東京農業大学30-0千葉大学●
 2部Aブロック7位の東京農業大と3部Aブロック1位の千葉大のリーグ入れ替えを賭けた試合。上位の東農大が千葉大の最初の攻撃をパントに抑えるが、千葉大も健闘し東農大に得点のチャンスを与えない。また、千葉大主将LB#15近藤のファンブルリカバーも飛び出し猛攻が始まるかと思われた直後、東農大DB#29幸田にインターセプトを食らい攻撃権を奪われるというシーソーゲームが続く。その末に発得点を奪ったのは東農大。その後もエースRB#26北原を中心としたラン攻撃でTDを量産し千葉大に大きく差をつける。千葉大もQB#9辻のもと敵陣へ攻め入るが、なかなか進むことができない。試合残り1分、千葉大のギャンブルを東農大主将TE#89児玉がQBサックで粉砕、そのまま東農大が完封勝利を決め2部の座を守り抜いた。

★第2試合 入替戦(1部-2部) 
○神奈川大学43-12東京学芸大学●
 1部Aブロック7位の神奈川大と2部Aブロック2位の東京学芸大の入替戦。学芸大のキックをレシーブした神奈川は堅実な攻撃展開でまずWR#81田中により先制。次の攻撃では学芸大LB#40菊池にファンブルリカバーを許す場面もあったが、相手の反則により回避、K#22佐藤が48ヤードの長距離FGを成功させて流れを掴む。対する学芸大もWR#2佐々木やRB#33照屋ら攻撃陣がヤードを進めゴールラインに近づくが、神奈川の鉄壁の守備陣に止められてしまう。第3Qには遂に学芸大#33照屋が初得点を挙げるが、その後も神奈川はTDを量産し計43点を獲得。学芸大WR#12沢田は試合残り20秒でTD、意地を見せるが埋めきれず。神奈川の1部残留が確定した。

★第3試合 入替戦(1部-2部) 
○上智大学31-7駒澤大学●
 寒空の下の2部優勝駒澤大と1部8位上智大との入替戦。1Q序盤から上智大がペースを掴む。QB#4福田が、自慢の快足を活かしランプレーを連発。あっさりと先制のタッチダウンを奪う。一方の駒澤大は上智大の激しいディフェンスに苦しみ、更にはミスも絡んで前に進んで行くことができない。リードを奪いベンチも盛り上がった上智大、2Qになっても攻め続ける。#4福田に加え、TB#16伊藤のランプレーが猛威をふるい、2つのタッチダウンを奪った。キックも成功させて差は21点。後半に入っても差は広がっていく。3Qにも上智大が得点を挙げる。一方駒澤大の反撃は4Qに入ってから。WR#83古屋(横浜隼人)からキャプテンのWR#19伊藤へのロングパスが成功。トリッキーなプレーでようやく点を返した。最後までタッチダウンを目指したが、その後得点を奪うことはできず。7-31の完敗で入替戦を落とし、1部昇格の夢はかなわなかった。(駒大スポーツ・森下和貴)





◎ゲームレポート(2012.12.02)

★第1試合 医科歯科1部リーグ ○獨協医科大学17-14慶應義塾大学医学部●
 勝利すると医科歯科リーグの制覇が決まる獨協医のキックオフで試合開始。最初の慶應医の攻撃をパントに抑えると、次のシリーズでラン中心の攻撃を披露し獨協医RB#17栃木が先制点を挙げる。慶應医も負けじと反撃、RB#34竹田を要とするドライブを繰り返し獨協医守備陣を責め立てる。そしてQB#10水野から#34竹田へのTDパスが成功、一度は失敗したトライフォーポイントも相手の反則により再挑戦の機会を獲得し成功。両校守備陣の健闘により第3Qは膠着する。迎えた最終Qには獨協医QB#10吉村が追加点をあげこのまま勝利かと思われたところで、試合残り1分38秒を残し慶應医がTD、同点に並ぶ。しかし獨協医K#10吉村のFG成功で試合終了。獨協医が2012年度医科歯科リーグの覇者となった。

★第2試合 医科歯科1部リーグ 
○東京大学医学部42-14日本大学医学部●
 寒空の下の一戦。東大医は最初の攻撃で敵陣深くまで攻め入ると、ゴールまでの1ヤードをRB#21木村が押し切り先制TD。東大医がのっけから勢いを見せつける。対する日大医も攻めの姿勢を見せ、WR#10中張へのパスで歩を進めるが、パントに抑えられてしまっう。東大医はQB#9須山からWR#3田中へのパスなどで攻撃権の更新を続け、WR#81高橋へのTDパスや#21木村のランが次々に成功。さらに日大医を突き放す。このままでは終われない日大医、QB#2斎藤がロングパスを続けざまに成功させる。WR#88小林へのギャンブルパスが成功し流れを引き寄せると、TB#92佐々木へと投じたパスがエンドゾーン内で腕に収まり初得点。その後も#88小林への26ヤードTDパス、#2斎藤から#10中張への2ポイントコンバージョンが成功し反撃を始めるかと思われたが、東大医の鉄壁の前に撃沈。合計6回のTDを決めた東大医が勝利した。

★第3試合 医科歯科1部リーグ 
○東京慈恵会医科大学27-20-北里大学医学部●
 底冷えする寒さの中、北里医のキックオフで試合開始。開始早々慈恵会WR#88道下のパスキャッチでTD。次の北里医の攻撃をLB#27原田がインターセプトし、そのまま敵陣に攻め込み再び得点。流れを掴んだ慈恵会は第2Qに入っても攻撃の手を緩めない。追う北里医もボールを受けたTB#23工藤が54ヤード独走TD、チームにモメンタムを引き寄せる。続けて北里医CB#18八子がインターセプトし、得たボールをFB#49丸木がエンドラインまで運び込む。第3Qも良い流れをそのままに、北里医TB#27片峰が同点TDを決め合計20点とし、同点に並ぶ。両者の攻防が繰り返される中、勝ち越し点を獲得したのは慈恵会QB#5合田。慈恵会がブロック順位を4位とし、2012年度関東大学リーグ戦は幕を閉じた。





◎ゲームレポート(2012.11.24)

★第1試合 2部Bブロック ●青山学院大学7-24東洋大学○
 1Q、青学大は要所でパスを成功させるとRB#34大西がボールをエンドゾーンへ運び、先制TD。幸先のいいスタートを切る。対する東洋大は2Qに入るとすぐさま反撃に出る。TB#2松山がエンドゾーンへボールを運び、青学大に追いつく。流れを掴んだ東洋大は#2松山が再びTD。1TD差を追う形になり苦戦を強いられる青学大は、QB#14中村がWR陣と息の合ったプレーで次々にパスを成功させ、エンドゾーンに近づいていくが、あと一歩のところで前半終了。追加点を挙げる事が出来ないまま、前半を折り返す。東洋大の攻撃で開始した3Q、前半での勢いそのままにランで攻め込んでいくとK#91山田がFGを成功させ得点。4Qでは更なる得点を狙う東洋大が2度目のFGを試みるも、ここは青学大が阻止。この流れを攻撃に繋げていきたい青学大であったが、インターセプトで攻撃権を失うなどなかなか得点のチャンスに恵まれないまま、東洋大に3度目のTDを許してしまい、そのまま試合終了。東洋大が勝利を手にした。

★第2試合 2部Bブロック 
●横浜国立大学2-7帝京大学○
 最初に攻撃を仕掛けたのは帝京大。横国大DL#44仁平のパスカットを受けるも攻撃の勢いは衰えず、RB#2中村が横国大の隙をつく走りでTDを決め7点をリードする。後を追う横国大は、1年RB#20伊良皆(沖縄県立那覇)らが攻撃を仕掛けていくも、なかなか調子が上がらずTDには至らない。帝京大はSF#25渡辺のインターセプトで攻撃権を得ると、#2中村や#28石井らRB陣がエンドゾーンに迫っていくが、こちらも追加点を挙げる事が出来ない。後半、追加点を挙げ横国大を引き離したい帝京大だが、最初の攻撃で流れを掴めず攻撃権を明け渡す。対する横国大もなかなか本来の力を発揮することが出来ず、試合は膠着状態に陥る。4Qに入り、何としても得点を挙げたい横国大は、パントを敵陣のゴール前1ヤードで止めると、ファーストダウンでランを選択した帝京大RBをエンドゾーンに押し出し、セーフティで2点を得る。しかし、横国大の反撃もここまで。帝京大が最終節を白星で飾った。

★第3試合 2部Bブロック 
●国士舘大学7-9拓殖大学○
 国士舘大学のキックオフから始まった今回の試合。前半、開始早々試合が動く。拓殖大がパスとランを使い分け敵陣ゴール前まで攻め込むと、QB#8島崎のパスをWR#5奥野がキャッチしTDを奪う。拓殖大が先制点をあげる。一方、国士舘は敵陣ゴール前まで攻め込む場面も見られたが後一歩のところでQB#7手塚のパスがつながらず無得点のまま前半が終了。後半、両者得点の入らないまま試合が進む中、国士舘DB#20柴田が拓殖大のパスをインターセプト。この勢いに乗りたい国士舘だが得点に結びつけることができず攻守交代。しかし、終盤に入ると国士舘のパス攻撃が連続で決まると、#7手塚からのパスを1年WR#81福田(埼玉平成)がキャッチ。そこから1年RB#25池田(神奈川県立舞岡)にロングパスというビックプレーを決めTDを奪い逆転に成功する。国士舘の勝利かと思えた試合だったが、後半残り1秒にFGを決め逆転。拓殖大が9-7で国士舘に勝利した。(スポーツ国士・大八木健吾)





◎ゲームレポート(2012.11.18)

★第1試合 3部Cブロック △新潟大学14-14亜細亜大学△
 新潟大の攻撃で始まった第1試合。開始早々、亜細亜のインターセプトによりすぐさま攻守交代する。亜細亜は敵陣2ヤードまでボールを運ぶも相手守備が踏ん張り、ゴールラインを割る事は出来ない。しかし、ファンブルリカバーで再び好位置から攻撃権を得ると、今度はWR#1荒井がTDレシーブを決め先制する。一方の新潟大序盤からミスが続いたが立て直し、ラン攻撃を中心にヤードを進める。最後はRB#28佐藤が敵の守備をかわす華麗な走りでボールをエンドゾーンへと運び、試合を振り出しに戻す。同点で迎えた後半、新潟大はダウンを順調に更新していくとRB#30森林がTD、逆転する。しかし、亜細亜もRB#9小松がパスを受け取りそのまま60ヤードを走り抜けTD、すぐさま同点に。再びリードを奪いたい新潟大はパスも要所で決まりゴールライン目前まで相手を追いつめるが、亜細亜LB#52清原の渾身のタックルで得点を奪えない。亜細亜も、試合時間残り2分ファンブルリカバーにより最後の勝ち越しのチャンスを得たが、QBサックを決められゴールは遠のいてしまう。試合の勝敗はFGに委ねられるも、これを失敗。両校の守備陣の活躍で追加点を奪えず同点で今シーズンを終えた。

★第2試合 3部Cブロック 
○国際基督教大学33-0高千穂大学●
 前半、流れをつかんだのは基督教。インターセプトで攻撃権を奪うと、RB#24鈴木がロングパスをエンドゾーン内でキャッチし先制する。高千穂守備陣は、DL#64関らによるQBサックでなんとか流れを断ち切ろうとするが、基督教は攻撃の手をゆるめず、ラン中心にリズムよくダウンを更新し最後はQB#7相原が自らボールを運びTD、リードを広げる。一方の高千穂は、ラン攻撃を相手守備にことごとく止められてしまい思うようなプレイを展開することができない。13-0と基督教リードで前半を折り返す。後半に入っても基督教の勢いは止まらず、前半好調だったラン攻撃にパスを織り交ぜヤードを進めていくと、再び#24鈴木がTDを決める。さらにパントリターンで相手のミスを誘いファンブルをリカバーすると、これを確実に得点へと繋げさらに2TDを重ねリードを広げる。高千穂は、なんとかTDを奪おうとRB#11石黒やWR#8今井を中心に攻撃を仕掛けるものの、相手守備に阻まれヤードを進める事ができない。結局高千穂は最後まで相手の守備を崩すことが出来ず、リードを守った基督教が完封勝利。この勢いのまま、2部昇格を賭けて入替戦に挑む。

★第3試合 3部Cブロック 
○筑波大学23-21東京農工大学●
 試合開始早々、筑波大が40ヤードのFGを成功させ幸先の良いスタートを切る。さらに筑波大QB#10静谷のランで一気に敵陣へとボールを運ぶと、パスをつなぎWR#5田中のキャッチで追加点を挙げる。追いつきたい農工大は、パント隊形から機転を利かせダウンを更新すると、ラン攻撃中心で攻め6点を返す。しかし2Qに入ると、#10静谷の安定したパッシングを生かした攻撃で筑波大がヤードを進め、最後はRB#19神川がTD、17-6で前半を折り返す。後半に入り、農工大はノーハドルを繰り返し、怒涛のラン攻撃で自チームに流れを引き寄せようとするが、ゴールラインまでには至らず。反対に、筑波大にランでロングゲインを許してしまい、FGの成功でさらにリードを広げられてしまう。しかし、このままで終われない農工大はここから反撃を開始。RB#27堀内が相手守備を寄せ付けない力強い走りでダウンを更新していくと、QB#1橋本がボールをエンドゾーン内にねじ込みTD。続くTFPでは、キックの隊形から相手の不意を突くプレイで2点を追加し、6点まで差を縮める。勢いに乗る農工大はLB#5加藤が渾身のインターセプト、#1橋本が再びTDを決め逆転に成功。農工大の逆転劇に会場が沸く中、諦めない筑波大はパスを次々と成功させ敵陣に切り込みゴールライン目前までボールを運ぶ。試合時間残り4秒、会場が息をのみ見つめる中、筑波大K#17新川が見事FGを成功。最後に逆転した筑波大が、シーソーゲームを制し有終の美を飾った。





◎ゲームレポート(2012.11.17)

★第1試合 3部Aブロック ●流通経済大学7-42創価大学○
 3部Aブロック最終節のゲームは創価大の攻撃で開始。創価大は次々とファーストダウンを更新し、QB#2越川によるパスで一気に敵陣へ。TB#20高津がTDしリードする。さらに創価大の猛攻は止まらず、2Qに入るとRB#23川合、QB#8青木からWR#3熊崎へのパスキャッチでTDを重ね、点差を広げていく。対する流経大はRB#29白石など、ランを中心に攻め込んでいくも創価大の守備陣に阻まれ、苦戦を強いられる。更にインターセプトで創価大に攻撃権を奪われると、再び失点。点差を縮める事が出来ないまま前半終了。後半、逆転を目論む流経大はWR#81大倉のパスキャッチで敵陣に入るが得点にはつながらない。後半に入っても勢いの衰えない創価大は、更に追加点を挙げていく。一矢報いたい流経大は、RB#8渋川の健脚でファーストダウンを次々に獲得していくとWR#11平松がエンドゾーンを割り執念のTD。この調子で追加点を奪いたいところだったが、流経大の反撃もここまで。創価大#23川合がとどめのTDを決めて試合終了。創価大がリーグ戦最終節を白星で飾った。

★第2試合 3部Aブロック 
○千葉大学8-3大東文化大学●
 この試合を制した方が2部との入替戦の切符を手にする注目の一戦。先制したのは大東大。QB#7小原が投じたボールをWR#8糯田がキャッチ。敵陣に攻めこむと、K#5青木が48ヤードのFGを成功させ会場を湧かせる。追加点を狙う大東大は2Qの初めに再びFGを試みるがこれは失敗。追う千葉大は、徐々に流れを掴んで行くと大東大守備の壁を破りRB#11柴宮がTDし、逆点に成功。その後のトライフォーポイントではツーポイントコンバージョンを成功させ、千葉大が5点リードで前半を折り返す。迎えた後半、両校守備陣の活躍により試合は膠着状態に。一気に引き離したい千葉大だが、大東大守備陣がこれを許さず、なかなかエンドゾーンに近づくことが出来ない。大東大もRB#22森田らによるランを中心にテンポ良く攻撃を重ね敵陣深く攻め込むが、千葉大が鋭いタックルでこれを防ぐ。そして、試合終了30秒前からの攻撃で、諦めることなく気迫溢れるプレーで攻め込んでいく大東大が運命の一投。しかし、これを千葉大DB#6阿部がキャッチし試合終了。大東大との直接対決に勝利した千葉大が3部Aブロック優勝を決め、2部との入替戦出場権を手に入れた。





◎ゲームレポート(2012.11.11)

★第1試合 1部Bブロック ○専修大学21-0関東学院大学●
 前半、思うような試合を展開出来ず苦しい立ち上がりを見せる両校。専修大はRB#2登石中心に、対する関東大はRB#33中島で応戦とそれぞれラン攻撃を仕掛けるも相手守備に阻まれボールを進めることが出来ない。2Q序盤、専修大のFGトライはバーにはじかれ失敗。一方の関東大も、#13早川や#11古屋といったWR陣の活躍で徐々に調子を上げていくもののTDを挙げるには至らず。無得点のまま前半を折り返す。しかし、後半に入ると事態は一変。専修大がラン中心にヤードを進めると、最後はWR#81萱間がロングパスをエンドゾーン内でキャッチし待望の先制点を挙げる。さらに次の攻撃では、QB#15升川が軽い身のこなしで一気にゴール前までボールを運ぶと再び#81萱間がTD。立て続けに得点を挙げ、リードを広げる。一方どうにか流れを引き寄せたい関東大はLB#5嶋田が渾身のインターセプトを成功させるも、すぐさまインターセプトを返されてしまいせっかくのチャンスを活かすことが出来ない。反対に専修大は1年WR#80清水(千葉県立市川東)に25ヤードのダメ押しTDを決め、勝利を確実なものに。関東大は#33中島が通算ラン回数を歴代1位の474につける走りを見せるも、ゴールラインを割ることはできず。リードを守り切った専修大が完封勝利、最終戦有終の美を飾った。

★第2試合 1部Aブロック 
●東京大学21-42日本体育大学○
 前半開始早々、東京大がFGを決め幸先の良いスタートを切る。しかし攻守交代すると、日体大RB#28有馬が相手守備を寄せ付けない走りでゴールラインを駆け抜けTD、すぐさま逆転する。流れにのる日体大は2Qで得意のラン攻撃が炸裂、得点を重ねさらにリードを広げる。2Q終盤になると、東京大がパントブロックによるセーフティー、ファンブルリカバーと守備陣が活躍。その活躍に応えたい攻撃陣は、RB#33大津らを中心にヤードを進め最後はQB#16山田が自らゴールラインを割りTD、これ以上差を広げられまいと必死に食らいつく。しかし、3Qに入ってもランで順調にダウンを更新する日体大は、最後にTE#83岩渕がTDを決め相手を引き離す。負けじと東京大もゴール前2ヤードまでボールを運ぶと、最後に#33大津がボールをねじ込み1TD差まで追い詰める。しかし東京大の反撃もここまで。日体大守備陣が幾度となくロスタックルを決め、東京大ラン攻撃を封じ込める。一方の日体大は最後まで攻撃の手を緩めず主将RB#10山田が2TDを挙げる。最終的には3TDまで差を広げた日体大が勝利、5勝でシーズンを終えた。

★第3試合 2部Bブロック 
○国士舘大学10-7横浜国立大学●
 強い雨の降る中始まった第3試合。1Qは互いにランで攻撃を仕掛けるものの、ファンブルのミスが続きなかなかリズムを掴むことが出来ない。2Qに入り、国士舘が1年RB#25池田(神奈川県立舞岡)らを中心になんとかヤードを進めようとするが、横国大LB#11羽田野のタックルなど相手の堅い守備がそれを許さず膠着状態が続く。試合が動いたのは前半残り2分、1年WR#81福田(埼玉平成)がエンドゾーン内でボールをキャッチ。相手の不意をつくパス攻撃で、国士舘が先制する。追いつきたい横国大は、WR#89長崎のロングゲインなどでゴール前まで相手を追いつめるがFGを失敗。国士舘リードで前半を折り返す。後半開始早々、横国大RB#27福井が81ヤード独走TDランで同点、試合を振り出しに戻す。国士舘は相手のミスによって好位置からの攻撃権を得、RB#32金子らがゴールライン目前まで相手を追いつめるも得点に繋げることが出来ない。同じく横国大もRB#21吉川やRB#27福井によってダウンを更新していくが、国士舘粘りの守備に阻まれてしまう。同点のまま迎えた4Q終盤、国士舘WR#27大石が敵陣10ヤードまでボールを進めると、見事FGを成功させる。これが決勝点となった国士舘が、接戦を制し5勝目を手にした。





◎ゲームレポート(2012.11.10)

★第1試合 1部Bブロック ●東京都市大学0-20学習院大学○
 快晴の中、学習院のキックにより幕を開けた1部リーグ最終節のゲーム。未だ勝ち星を挙げられていない両校とっては負けられない試合。都市大は試合開始早々学習院のCB#81岡田にインターセプトを許してしまう。ビックプレイ後、流れに乗る学習院はテンポ良く敵陣へ攻め込むと、RB#28和田がゴールラインを割り、先制TDを挙げる。追いつきたい都市大だが、QB#12斉藤のパスが思うように通らず、ヤードを進める事が出来ない。そんな都市大に学習院は容赦なく襲い掛かり更に得点を加える。学習院リードのまま迎えた後半。学習院は敵陣30ヤードまで攻め込むものの、都市大の粘りの守備に遭い得点に繋げる事は出来ない。一方の都市大も、RB#34小澤が力強いランで前進するもののチャンスをものにすることが出来ず、互いに我慢の時間が続く。先に動き出したのは学習院。RB#47赤司や#10金子の力強いランで攻め込み、FGを決め都市大を突き放す。最終Qに入っても学習院の勢いは止まらず、#10金子が敵陣に深く攻め込み追加のTDを狙うが、ここは都市大DL#67冨田がパスブロックで粘りを見せ、FGでの得点に抑える。ラスト1分、都市大は最後の意地を見せ怒濤の反撃を仕掛ける。WR#19服部がロングパスをキャッチし、さらにラン攻撃で着実に敵陣に攻め込むが、時既に遅し。学習院が1部リーグでの初勝利を収めた。

★第2試合 1部Aブロック 
●上智大学14-17神奈川大学○
 試合開始早々動きを見せたのは上智大。QB#4福田やRB#16伊藤が素早いランで守備をすり抜け攻め込むと、#16伊藤が先制TDを決める。ここから両者一歩も譲らない展開となる。追う神奈川は、RB#23高橋がゲインを重ねるものの、上智大DL#50岡田の強烈なQBサックに遭うなど得点に繋げる事は出来ない。展開が動き出したのは3Q半ば。流れを引き寄せた神奈川は、勢いそのままに#23高橋が得点を挙げ同点に追いつく。突き放したい上智大は、すぐさま反撃を開始。最終Q開始早々RB#32高井が敵陣深くまで攻め込むと、#16伊藤がゴール前3ヤードまでボールを運ぶ。踏ん張る神奈川の力を跳ね除け、#16伊藤がゴールラインを割った。しかし神奈川も試合残り4分を切ったところで、QB#10諏訪原からWR#81田中へのパスが決まり同点TDを挙げる。焦る上智大は4thダウンギャンブルが失敗に終わり、試合残り1分のところで攻撃権を明け渡してしまう。このチャンスをものにしたい神奈川は#81田中へのパスを成功させ一気に波に乗る。そして、試合残り2秒でK#22佐藤がFGを決めて試合終了。神奈川が今季初勝利を飾った。

★第3試合 1部Aブロック 
○立教大学49-14一橋大学●
 冷たい風が吹きつける中、立教大と一橋大の最終試合は第1Q、一橋大がパス中心のオフェンスで時間を支配する。しかし、第2Qに流れが変わり始める。5分に入り、立教大は一橋大のディフェンスを崩せなかった場面で、RB#34天木が一橋大38yから独走、そのまま先制のTDを手にする。10分には追加のTDを決め、14-0で前半を折り返した。後半、追いつきたい一橋大は第3Q3分にQB#6三井がランでTD。7点差に詰める。だが、流れは立教大に傾いたままゲームは進み、第4Qに5つのTDを重ねる。最終スコアを35点の差で立教大が大勝した。(「立教スポーツ」編集部・須賀裕貴)





◎ゲームレポート(2012.11.04)

★第1試合 3部Dブロック ○芝浦工業大学20-0神田外語大学●
 芝浦工の攻撃で試合開始。芝浦工はFGを試みるも失敗、対する神外大の攻撃もFG失敗で、両校得点に至らぬまま2Qへ。ラン・パス織り交ぜ攻撃を進めていた神外大だが、芝浦工DB#4板橋にインターセプトされてしまい、攻撃権を失う。敵陣27ヤードから攻撃を開始した芝浦工はQB#12阿部からRB#9矢島へのパスでTD。後を追う神外大だが、インターセプトを許し、無得点のまま前半終了。後半開始早々、芝浦工は神外大のファンブルで好機を得ると、#9矢島がランで本日2度目のTDを決め、追加点を挙げる。神外大はQB#7松本が自ら走るなどダウン更新していく場面も見られるが、あと一歩及ばずエンドゾーンが遠い。最終Q、芝浦工の猛攻は止まらず、神外大との点差を更に広げていく。一矢報いたい神外大はRB#34小林のランや#7松本からWR#8加藤へのパスキャッチなどで攻め込んでいくが、芝浦工守備陣の強固な壁を打ち崩すことは出来ぬまま試合終了。芝浦工が完封勝利を収めた。







2012年度リーグ戦(10月)

2012年度春季オープン戦

2011年度秋季リーグ戦

2011年度春季オープン戦

2010年度秋季リーグ戦

2010年度春季オープン戦

2009年度秋季リーグ戦

2009年度春季オープン戦

2008年度秋季リーグ戦

2008年度春季オープン戦

2007年度秋季リーグ戦

2007年度春季オープン戦
   
2006年度秋季リーグ戦

2006年度春季オープン戦

2005年度秋季