◎ゲームレポート(2013.06.30)
★第1試合 ○成城大学41-24追手門学院大学●
追手門のキックで試合開始。最初のシリーズでファンブルリカバーし流れを掴んだ追手門は、ランとパスを織り交ぜヤードを進めると、QB#11矢部の得点で先制。一方の成城大も追手門DL#92清座の強烈なタックルに遭うものの負けじと得点を決め、その後は両校得点の取り合いが続く。迎えた後半、追手門はTB#22川淵やWR#9日永がロングゲインで敵陣まで攻め込むも、ゴールには届かずFGのみの得点に留まる。3Q終了間際、成城大RB#21島田が敵陣深くまで攻め込み、WR#24佐藤へのパスを成功させTD。さらに成城大は次の攻撃でQB#11下田からWR#6舟橋へのパスを決め一気にゴール前にボールを運ぶとRB#25浦住がTDを決めるなど、順調に得点を重ねる。しかし、試合残り1分で追手門が意地の粘りを見せ、ゴール前でこぼれたボールを拾いチャンスを掴むと、追加点を挙げる。更なる反撃を試みるがタイムアップとなり、第23回となる伝統の定期戦は成城大の勝利で幕を閉じた。
★第2試合 ○立教大学56-26専修大学●
序盤から立教大RB#30茂住が一気にゴール前まで攻め込むと、再び#30茂住にボールが渡りTD。その後の専修大の攻撃時も、立教大DB#19浅川がインターセプトリターンタッチダウンを奪い、専修大を引き離す。追う専修大はQB#15升川が自らボールを運び、ゴール前4ヤードのところでRB#23金子がTD。このまま流れを掴みたいところだが、立教大に更なる得点を奪われ前半終了。後半に入ると、専修大はWR#1梶川へのパスを成功させ、#15升川が得点を挙げる。このまま流れを掴みたい専修大であったが、攻撃の手を緩めない立教大も追加点を奪い返す。専修大も相手を翻弄するようなプレイで得点を返すものの、最後の最後まで攻め続けた立教大が56得点を挙げ、勝利を掴んだ。
★第3試合 ○東邦大学医学部14-0東京医科歯科大学●
K-WARS2013の最終戦は医科歯科リーグ交流戦。序盤、両者思うようにダウンを更新する事が出来ず我慢の展開が続く。試合が動いたのは、2Qも半分を過ぎたところ。東邦医WR#14坂本がボールをゴール前まで運ぶと、FB#1杜が力強いランでTDを決め初得点を挙げる。追いつきたい東医歯であったが思うようにヤードを進める事ができず、無得点のまま前半終了。迎えた後半、東医歯はTE#44立川へのパスを成功させゴールラインを目指すが、東邦医の鋭いタックルに遭い、4thダウン追い込まれる。再び流れを掴んだ東邦医は#14坂本へのパスを成功させ追加点を奪うと、そのままリードを守り勝利を収めた。
◎ゲームレポート(2013.06.23)
★第1試合 ●東邦大学医学部0-20日本大学歯学部○
悪天候が予想されていたが、幸運にも晴天の中での試合となった。第1Q、日大歯はRB#2大木のランで一気に敵陣に攻め入ると、その後もインサイドランを中心に敵陣1ヤードまで進み、勢いに乗ったままTD。先制点を奪った。対する東邦医は、日大歯TD後のトライフォーポイントでの2ポイントコンバージョンのパスを東邦医のディフェンスが阻むが、テンポが掴めないないまま前半終了。後半第3Q中盤、東邦医QB16松井が投げたパスを日大歯#2大木がインターセプト、そのままゴールへ走り込みTD。その後のトライフォーポイントのプレーも成功し、追加点を挙げた。一矢報いたい東邦医であったが、日大歯のディフェンスに阻まれ得点に結びつけることが出来ず、日大歯が完封勝利を収めた。
★第2試合 ○中央大学36-7東京大学●
前半第1Q、中央大は特有の力強くインサイドを割るランプレーで次々と1stダウンを更新し、第1Q序盤で先制TD。その後もその勢いに乗ったまま、RB#1北村のラン、WR#11鈴木へのプレーアクションパスで2本のTDを奪う。東京大は、LB#88寒竹のインターセプトで流れを掴もうとするが、中央大オフェンスにディフェンスを抜かれ、リードを許したまま前半を折り返す。後半、東京大はRB#32藤田のランで確実にダウンを更新、敵陣2ヤードまで攻め入ると、最後は4thダウンギャンブルでWR#85菅原へのパスが決まりTD。その後も東京大はDB#2柳澤のファンブルリカバーやDB#11玉田のインターセプトなど、流れを掴んだかのように思えたが、パントのスナップミスによりセフティとなる。その後も中央大学の勢いに押されたまま試合終了。で中央大学が勝利を掴んだ。
★第3試合 N-WAR-S2013 ○南地区選抜(サザンオール★’s)23-12北地区選抜(ファイターズ)●
エリアリーグと7人制リーグのオールスターチームが、北地区選抜、南地区選抜に分かれて戦う今大会。先制点を上げたのは、南地区選抜。1Q中盤と2Qの序盤に電通大RB#25福島のランと電通大WR#7土田のパスキャッチで2本のTDを奪い、その後もインターセプトを決めるなど、波に乗っる南地区選抜であったが、ここで北地区選抜が反撃に出る。自陣24ヤードから投げられたパスを高経大WR#12前澤がキャッチし、そこから一気にサイドラインを駆けあがりTD。北地区選抜は追加特典を狙うが、南地区選抜のリードで前半を折り返す。後半は両チームの攻防戦が繰り広げられ、第4Q終盤まで互いに得点を奪えない。試合終了がラスト1分を切ったところで、北地区選抜は敵陣30ヤード付近からの4thダウンギャンブルで高経大#9高野から茨城大TE#87小濱へのロングパスが決まり、TD。その後追加点を狙いオンサイドキックを蹴るが、南地区選抜に抑えられ試合終了。今年のN-WAR-Sは、南地区選抜のサザンオール★´sが勝利を収めた。
◎ゲームレポート(2013.06.16)
★第1試合 ○慶應義塾大学45-21同志社大学●
パスオフェンス対決は、あいにくの雨の中で始まった。互いに思うようにパスが通らない中、慶應大はRB#27綱島や#29日笠の力強いインサイドランと、パスフェイクのドロープレーで確実に相手陣に攻め入り先制TD。勢いに乗った慶應大は、その後も着々と得点し続ける。対する同志社オフェンスは、得意のパスで何とか攻めようとするが、慶應大DL陣の激しいラッシュ、サックによりパスを封じこめられ、前半は慶應大に先制を許したまま折り返す。しかし後半に入ると同志社のオフェンスが変わる。DLの激しいラッシュを利用し、RB#3植田や#8長野へスクリーン。そのまま第3Q中盤にTDを挙げる。スクリーンを駆使し、このまま逆転したい同志社であったが、第3Q終盤にはスクリーンを試みて投げたショベルパスをDL#90金子にインターセプトされ、封じ込まれる結果となった。雨も上がった後半、パスでの得点を試みた同志社であったが、慶應大のテンポのよい安定したオフェンスと堅いディフェンスの壁を破ることができず、45-21で慶應大の勝利となった。
★第2試合 ●専修大学7-38近畿大学○
第1Q、近畿大は小柄ながら力強くインサイドを割るRB#99荒木のTDで先制。勢いに乗る近畿大は1QでそのままTDをもう1本獲得し、専修大を突き放す。対する専修大は、QB#15升川がオプションランやQBドローで自らゲインし、オフェンスを引っ張る。さらにはQBランに慣れてきた近畿大オフェンスを翻弄するかのように、オプションフェイクリバースも交えて確実にゲインを狙うも近畿大ディフェンスに阻まれ、0-28で前半を折り返す。後半も、前半の勢いに乗る近畿大に得点を許してしまった専修大。一矢報いるべく敵陣まで攻め入るが、なかなかTDには繋がらない。しかし第4Q後半、ようやく専修大にもチャンスが巡ってくる。確実にダウンを更新し続けると、#15升川のインサイドへのランでエンドゾーンにボールをねじ込みTD。なんとか喰らいついた専修大であったが、前半からリードし続けた近畿大に軍配があがった。
★第3試合 ○早稲田大学17-15明治大学●
最後まで目が離せない一戦となった。前半、明治の持ち前のスピード感のあるオフェンスのテンポと、RB#36赤津のインサイドのランに手こずり、なかなか流れに乗れない早稲田。一方の明治大は果敢に攻めるも、エンドゾーンにボールを運ぶことが出来ない。第2Qになり、明治大がパントリターンTDでようやく先制点を挙げる。後半は両校のディフェンス対決となった。互いのオフェンスにサックやインターセプトが多発し、両校共に得点に結びつけることができないまま最終Qへ。第4Q中盤、明治自陣33ヤードから投げたパスを早稲田DB#1島川がインターセプトし、そのままTD。これで勢いに乗った早稲田はRB#28井上が85ヤードものパントリターンTDを決め、勝利を決めたかに思われた。しかし、その後の明治大オフェンスのシリーズでRB#1高橋がロングゲインで敵陣1ヤードまで攻め入り、TD。その後の2ポイントコンバージョンもRB#25小形のランで決めて逆転に成功。試合時間残り1分を切り、早稲田はオフェンスで相手陣31ヤードまで攻め入ると、ラスト6秒でFGを選択。K#16佐藤がこれを決め、早稲田が劇的な逆転勝利を収めた。
◎ゲームレポート(2013.06.15)
★第1試合 ●上智大学7-23横浜国立大学○
先に流れを掴んだのは横国大。テンポ良くダウンを更新し、最後はRB#89長崎の華麗なランTDが決まり先制。これで勢いに乗った横国大は、TE#19小谷やWR#7常田へのパスを次々と成功させ、再び得点に結び付ける。一方の上智大は、QB#7松間の采配のもとRB#37高井を中心に攻撃を組み立てるが、なかなかヤードを進められない。しかし第2Q終盤、上智大WR#15石川がパスをキャッチするとそのまま56ヤードを走り抜けTD、初得点を挙げたところで前半を折り返す。後半、横国大はDB#24渡辺のインターセプトで攻撃権を得ると、#89長崎へのロングパスで一気に敵陣へと切り込む。上智大DL#93三浦やLB#52村田の意地のタックルを喰らうも、FGで着実に追加点を挙げる。これ以上の追加点を許すまいと奮闘する上智大守備は鋭いタックルで相手の攻撃を抑える。攻撃陣もそれに応え、がむしゃらにエンドゾーンを目指すが得点は叶わず。前半のリードを守り切った横国大が勝利を手にした。
★第2試合 ○一橋大学17-14関東学院大学●
試合開始直後、2プレイ目に関東大が放ったボールを一橋大LB#53熊切がインターセプト。RB#23井上やFB#88高瀬等の活躍でこのチャンスを得点に繋げ早々に先制する。一方の関東大は相手の堅い守備に阻まれるものの、第2Qに入ると本来の調子を取り戻して順調にダウンを更新。敵陣3ヤードまで相手を追い詰めると、最後はWR#28佐藤がエンドゾーン内でパスをキャッチ、1点差まで詰め寄る。さらに第3Q終盤には、一橋大のパントにおけるスナップミスから好位置で攻撃権を得ると、関東大RB#27淡路が敵のタックルをものともしない力強い走りでゴールラインを駆け抜けTD。直後のトライフォーポイントでは2ポイントコンバージョンを成功させ逆転、7点差とする。しかし、第4Qに入ると一橋大が反撃を開始。得意のラン攻撃が炸裂し、着実に敵陣深くへとボールを進める。最後は本日好調の#23井上がTDを決め、同点に並ぶ。ここで攻撃の手を緩めない一橋大は再び敵陣へと攻め、見事FGを成功させて接戦を制した。
★第3試合 ○神奈川大学35-28筑波大学●
前半、先制したのは神奈川。WR#22佐藤が豪快な走りで一気に敵陣14ヤードまでボールを進めると、最後はWR#81田中のパスキャッチ成功で先制。さらにランで追加点を挙げ、相手を突き放す。一方の筑波大は、LB#52佐藤のインターセプトでチャンスを掴むも、すぐにファンブルで攻撃権を失う等なかなか波に乗ることが出来ない。しかし、後半に入ると流れは一変筑波大に。WR#7吉岡やWR#88杉山らの活躍が光り待望のTDを挙げる。神奈川RB#20小海の得点によって再び引き離されるかと思われたが、すぐさま筑波大#88杉山圧巻の73ヤードランを含む2TDで、今度は2点のリードを奪う。しかし、神奈川はQB#9中本を中心に攻撃を立て直し、最後は自らゴールラインを割り逆転に成功。さらに、ダメ押しのTDも決め勝利を手中に収める。筑波大は、試合終了間際まで果敢に攻めるが、点差を縮める事は出来ず。神奈川がシーソーゲームを制した。
◎ゲームレポート(2013.06.09)
★第1試合 ○早稲田大学21-20関西大学●
第1Q、関西大はラッシュを中心に敵陣深くまで攻めFGを成功させ先制する。一方の早稲田もパスで攻撃を繋ぎ、FGを決め同点に並ぶ。第2Qに入ると早稲田はパントにおいて立て続けに関西大のミスを誘い、2度攻撃権を奪う。1度目は関西大DL#92藤谷のQBサックに阻まれるものの、2度目はこのチャンスを生かし追加点を挙げる。前半終了間際、関西大はパス中心に敵陣2ヤードまでボールを進め、最後はWR#7高﨑がエンドゾーン内でキャッチ、4点リードで後半へ。第3Q開始早々、パスを受けた早稲田RB#28井上がそのままゴールへ走り抜けTD、逆転に成功する。しかし関西大もFGを成功させ再び同点に。さらにDB#29湯川のインターセプトで攻撃権を奪った関西大は、#7高﨑が90ヤードの快走でTDを決め、再びリードを奪う。残り時間2分、早稲田が反撃を開始。WR#25仁後などの怒濤のパスキャッチで相手を追いつめると、最後はRB#30吉原がTDを決め一点差に迫る。その勢いのまま2ポイントコンバージョンを見事成功させて逆転。最後まで攻めの姿勢を見せた早稲田が接戦を制した。
★第2試合 ●東京大学19-27京都大学○
試合開始早々、東京大はRB#32藤田のTDで先制。さらにファンブルリカバーで攻撃権を得ると、1stダウンでWR#80上宮がロングパスをエンドゾーンでキャッチし得点を重ねる。一方の京都大は、ラン攻撃を中心に敵陣4ヤードまで攻めるも、東京大守備陣に阻まれFGでの得点に留まる。流れをつかんだ東京大はさらに追加点を挙げリードを広げる。第2Q終盤、京都大はQB#17林田の采配のもと着実にヤードを重ねるがゴールラインには届かず。東京大リードで前半を折り返す。後半に入ると、京都大は層の厚い攻撃陣が本来の力を見せ、RB#31青柳がエンドゾーンを割り待望の初TDを挙げる。さらに、その勢いのまま敵陣深くまでボールを運ぶと、最後はRB#21大上がTD、一気に2点差まで詰め寄る。最終Q、ゴール前2ヤードまで迫った京都大の猛攻を東京大はファンブルリカバーで凌いだものの、直後に京都大DB#3鶴薗がインターセプトを決め逆転に成功。さらにその後も京都大はFGを成功させて東京大を突き放し、勝利を収めた。
◎ゲームレポート(2013.06.02)
★第1試合 ○中央大学45-42近畿大学●
近畿大のキックにより試合開始。序盤、中央大はRB#1北村の素速いランで敵陣深くまで攻め込むとQB#4佐藤がすり抜けるようにTD。勢いづいた中央大は第1Qで3回のTDを奪う。一方の近畿大は、要所でのパスが通らず苦戦するが、QB#18小林が力強いランでヤードを稼ぎ、RB#99荒木がTDを決め初得点。ここからは両者得点を奪い奪われの展開で、31-14で前半を折り返す。迎えた後半、近畿大はRB#21藤井によるキックオフリターンTDで会場を沸かせる。対する中央大もキックオフリターンで敵陣まで攻め込むと、#1北村がゴールラインを割る。追う近畿大は#21藤井のランで着々とヤードを稼ぎ、#99荒木のTDで10点差に詰め寄る。攻守が交代しても近畿大の勢いは止まらず、DL#96松田が渾身のタックルで意地を見せつける。両者得点を挙げられず我慢の展開が続いた後、近畿大#21藤井や#99荒木などのRB陣が奮闘し、追い上げを見せる。近畿大は試合残り3分で3点差まで追いつくが、中央大の鉄壁な守備に遭い攻守交代。次のシリーズ最初のプレイでTDを許してしまう。しかし近畿大は最後の最後まで攻撃の手を緩めず、相手の隙をつきWR#19矢野がTD、その後も2度目のオンサイドキックを成功させる。しかし中央大の鉄壁を最後に打ち壊す事は出来ないままタイムアップ。最後までリードを守った中央大が勝利を収めた。
★第2試合 ●明治大学27-45関西学院大学○
序盤、明治大は#25小形の素速いランでダウンを更新していくが、関学大の鉄壁の守備の前になかなか得点に繋げる事が出来ない。一方の関学大は、ランとパスを織り交ぜながらQB#4前田からRB#44吉澤へのパスが成功しTD、さらに守備でもLB#54阪本がファンブルリカバーをするなど強さを見せる。対する明治大も、指令塔QB#15廣瀬を筆頭に力強く前進しTDを奪うが、関学大も手を緩める事なく攻め続け点差を縮める事を許さない。後半に入っても、キックリターンTDを決めるなど関学大の勢いは止まらないが、明治大も徐々にペースを取り戻し、RB#36赤津のランで追加点を挙げる。このまま流れを変えたい明治大であったがゴール前3ヤードのチャンスをものに出来ず、関学大が追加点を奪い更に点差が開いていく。そんな中、試合残り5分から明治大が猛反撃を開始。WR#87前山へのロングパス成功から更にランを重ね、最後は本日2度目の#36赤津のTD、さらに守備でもDL#11北薗がQBサックと活躍を見せる。流れを掴んだ明治大は更に得点を重ねるが、関学大WR#80宮原が最後の最後に極めつけのTDを決めて試合終了となった。
★第3試合 ●立教大学27-28慶應義塾大学○
試合開始早々、両者初シリーズで得点を挙げる。慶應大は#22李や#29日笠のRB陣の活躍に加え、QB#7高木から放たれるパスによって得点を加える。対する立教大はRB#30茂住やWR#17中山の活躍が目立つ。同点で迎えた前半終了間際、立教大DB#5足達がインターセプトで攻撃権を奪うと、パスとランや織り交ぜゴール前10ヤードまで攻め込み得点を狙う。しか慶應大はDL#90金子の渾身のQBサックで得点をFGに押さえ、立教大が3点をリードで前半を折り返す。後半に入っても立教大の勢いは止まらず、WR#87中山がゴール前1ヤードまで運ぶと最後はRB#27田草川がTD。追う慶應大は守備でDB#13三津谷がインターセプトで流れを引き寄せるものの、なかなか得点に繋げる事は出来ない。得点が動かないまま迎えた第4Q、慶應大は少しずつヤードを稼ぎ、最後にWR#85志水がTDを決め三点差まで追いつく。立教大もTE#82春木へのパスを繋げてゴール前4ヤードまで攻め入るが、慶應大の意地の守備に遭いFGに抑えこまれる。6点差を追う慶應大は、#22李の力強いTDランで逆転に成功。試合残り2分を切ったところで、立教大は一点差を返すべく着実にヤードを進めていくが、試合残り17秒のところで慶應大#13三津谷が決死のインターセプト。慶應大が拮抗した戦いを制した。
◎ゲームレポート(2013.05.26)
★第1試合 ●武蔵大学21-28学習院大学○
伝統の四大戦決勝は、試合開始早々武蔵大がテンポ良くヤードを進める。スナップミスのボールをリカバーしたQBが機転を利かせパスを放つと、WR#87大橋がゴール前1ヤードでキャッチ。これを得点に繋げ先制する。一方の学習院も、攻守交代直後エースRB#28和田が85ヤードを走り抜きTD、同点とする。第2Qに入ると両校攻撃陣が好調で、順調にヤードを重ねる。共に追加点を挙げ、同点のまま後半へ。第3Qに入り、流れを掴んだのは武蔵大。要所でパスを決め、最後はRB#43宮原がエンドゾーンを走り抜けTD、再びリードを奪う。対する学習院も第4Q序盤にQB#18鈴木と#28和田のコンビで再度同点に並ぶ。このまま同点で終わるかと思われた第4Q終盤、学習院RB#28和田が64ヤードTD。学習院がシーソーゲームを制し、四大戦優勝を決めた。
★第2試合 ○日本大学68-0一橋大学●
試合開始早々、日本大がファンブルリターンTDで先制。これにより流れを掴んだ日本大は、QB#10佐伯の采配の下ラン攻撃で得点を重ねる。一方の一橋大は、RB#8井上とRB#88高瀬のRB陣が俊敏な走りで攻めるもなかなか得点に結びつける事が出来ない。勢いの止まらない日本大はWR#25西村パントリターンTDなど計5TDを決め、相手を大きく突き放し前半を折り返す。後半に入っても攻撃の手を緩めない日本大は、QB#19高橋やRB#45朝倉ら若手の活躍で追加点を挙げていく。一矢報いたい一橋大は、LB#31杉本がQBサックを決めて意地を見せるが、エンドラインを割る事は叶わず。最後に回ってきた攻撃権においてもTDを決めた日本大は、68点という大量得点で勝利を収めた。
★第3試合 ○慶應義塾大学42-14駒澤大学●
第1Q、慶應大はRB#22李が80ヤードを駆け抜けTD、先制する。対する駒澤大はLB#40小紫らのタックルに阻まれなかなか思うような攻撃に持ち込むことができない。第2Qに入っても好調な慶應大の守備陣がチャンスを作り、駒澤大のギャンブル失敗を誘うと、敵陣5ヤードという好位置にて攻守交代。そしてRB#1高木が力強い走りでゴールラインを割り追加点をあげる。駒澤大はDL#99近藤のQBサックがファンブルを誘い慶應大の攻撃権を奪うと、SB#31齊藤やRB#22神田の活躍で敵陣深くまで攻め込む。しかしTDを奪うには至らず、直後のFGも失敗し14-0で前半を折り返す。第3Qに入ると、駒澤大WR#83古屋が56ヤードのTDパスを成功させ、悲願の初得点をあ挙げる。しかし慶應大が直後の攻撃で76ヤードのTDパスを決め、駒澤大の流れを断ち切る。食い下がる駒澤大は59ヤードという再びのロングパスで追加点を獲得するも、以降の得点は叶わず。ラスト1プレー残り0秒で駄目押しのTDを成功させた慶應大が勝利を手にした。
◎ゲームレポート(2013.05.19)
★第1試合 ○中央大学14-10立教大学●
中央大は最初のドライブでボールを繋ぎFGを試みるも失敗。しかし、次の立教大のボールをインターセプトすると、今度はWR#11鈴木が42ヤードのゲインを見せ先制TD。対する立教大はWR#17中山らを中心としたドライブで敵陣まで攻め入りFGを決め、4点差に詰め寄る。最終Qに入り更に加点したのは立教大、RB#30茂住がぶつかるライン達を大きく飛び越える跳躍力を見せボールをねじ込み、逆転とする。しかし中央大もロングゲインを繋ぎ、残り1分のところで逆転。立教大はQB#18山本から#30茂住、WR#12森田へと次々にパスを成功させ残り15ヤードにまで攻め込むが、ゴールには届かず。中央大が接戦を制した。
★第2試合 ●一橋大学17-33東北大学○
東北大のキックを18ヤードまでリターンした一橋大が流れを掴み、そのまま最初のドライブでRB#88高瀬が先制。追う東北大はK#8森下のFGで応戦するが、一橋大は攻撃の手を緩めず、17-3で前半を折り返す。しかし第3Qに入ると東北大が底力を見せ始める。DB#85八重樫がキックオフリターンで大きくゴールに近づくとそのままRB#5知識がTD。この得点で弾みをつけた東北大は、一橋大に反撃の隙を与えることなく次々と加点を続け、最終的には大差をつけ勝利を収めた。
★第3試合 ○日本大学48-21慶應義塾大学●
初っ端、日本大RB#34高口が初っ端に78ヤード独走TDで完全に流れを引き寄せ、慶應大に攻撃権の更新を許さないまま点を重ねていく。第2Q後半、慶應大はRB#1髙木のラッシュで初得点。その後も失点を抑えるべくDL#92望月や#13三津谷が好守備を見せるが、日本大の猛攻は続く。慶應大守備もLB#44小紫がインターセプトなどで抗うが、日本大QB#10佐伯や#34高口らの猛撃を防ぎきることが出来ず、48-21で試合終了となった。
◎ゲームレポート(2013.05.12)
★第1試合 ●成城大学27-40武蔵大学○
伝統の四大戦初戦。開始早々武蔵大はQB#8片桐から放たれたロングパスをWR#83森山がキャッチし先制TDを奪うと、守備でも強いプレッシャーで相手のミスを誘い、ボールを奪い攻撃権を再び手にする。このチャンスをものにし追加点に繋げたい武蔵大はパスを繋げゴール前2ヤードまで迫るが、成城大の鉄壁の守備によりFGのみの得点となる。前半終了間際、成城大がランとパスを織り交ぜた攻撃でゴール前までボールを運び、最後はQB#11田中が力強いランでゴールラインを割り、4点差で前半を折り返す。第3Q、武蔵大は1stシリーズで#28小野や#43宮原などのRB陣がヤードを進めてTD。この勢いそのままに、次のシリーズでDL#77高田がインターセプトしたボールをそのままエンドゾーンまで運び、成城大を突き放す。追う成城大もすぐさま得点を奪い、ここからは両者点の取り合いが続く。10点差に迫った成城大がオンサイドリカバーを決めて流れを掴んだと思われたが、このチャンスを得点に繋げることが出来ないまま武蔵大に追加点を許し、試合終了となった。
★第2試合 ○明治大学45-0神奈川大学●
神奈川のキックで試合開始。明治大は最初のシリーズは抑えこまれたものの、守備でDL#55金田が相手のボールを奪うとRB陣が激走。あっという間にゴール前まで攻め込むと、RB#31高橋が先制TDを挙げる。対する神奈川は、RB#33髙瀬が力強いランでボールを運ぶものの思うようにヤードを進めることが出来ずパントに追い込まれるが、ここで明治大RB#25小形によるリターンTDを許してしまう。さらに明治大はK#36赤津の48ヤードFGやQB#15廣瀬からWR#7小谷田への51ヤードTDパスなどビッグプレイを次々と成功させ、神奈川を突き放す。後半に入り、神奈川守備陣もDB#2藤本のインターセプトやDB#24本多のタックルなど活躍を見せるが、明治大の勢いは止まらず更に点差が開いてしまう。一矢報いたい神奈川はQB#9中本からWR#8里木へのロングパスを成功させて敵陣まで攻め込むが、明治大の厚い守備の壁に阻まれ得点にはあと一歩届かず。明治大の圧勝となった。
★第3試合 ○日本大学56-0名城大学●
名城大は、日本大の鋭い守備により最初のシリーズは4th downでパントを選択。ここで日本大はリターンをゴール前1ヤードまで運び、先制TDを決める。巻き返したい名城大はRB#3伊東がロングゲインで敵陣までボールを運ぶが、日本大の鉄壁の守備の前に得点を奪うことは出来ない。一方の日本大は、ラン中心の攻撃で次々とダウンを更新しTDを決めていき、21-0で前半を折り返す。後半開始早々、日本大WR#25西村がキックリターンで好位置からの攻撃。RB#27富澤のロングゲインでゴール前に迫ると、RB#34高口がTD。その後も勢いが止まらない日本大はTDを量産。食い止めたい名城大はDL#61伊藤のQBサックなど守備陣の活躍は目立つものの、得点には繋げられない。試合終了まで攻め続けた日本大が完封勝利を収めた。
◎ゲームレポート(2013.05.11)
★第1試合 ●東海大学7-24日本体育大学○
開始早々、日体大RB#3山脇が俊足を活かした敵を寄せつけない走りでエンドゾーンを駆け抜け、先制点を挙げる。対する東海大もWR#25中川のロングパスで敵陣に切り込むとリズムよくヤードを重ね、最後は残り2ヤードをRB#1牧野が押し込みTD、同点に並ぶ。しかし直後のキックオフリターンで好位置にボールを運んだ日体大がラン中心の攻撃で敵陣深くまで攻め入ると、RB#40山下へのパスが決まりTD。さらに日体大は前半終了間際にFGを決め、東海大を突き放し前半を折り返す。後半、追う東海大は相手ディフェンスの壁に阻まれなかなかダウンを更新する事が出来ない。一方の日体大も東海大副将LB#52山本の意地のタックル等で思うような攻撃に持ちこめず、互いに我慢の時間が続く。この沈黙を破ったのは日体大。#40山下が再びTDパスを成功させ、勝利を決定づける。東海大はQB#9石井やRB#26仲らがランで敵陣6ヤードまで追い込んだものの、エンドラインを割る事は叶わず。RBの活躍が光った日体大が勝利を収めた。
◎ゲームレポート(2013.05.05)
★第1試合 ○成蹊大学33-6愛知学院大学●
成蹊大のキックで試合開始、QB#18竹川の指令のもと敵陣に攻め入りまずはFGで3点先制。その後も快調な走りを見せたRB#28林がロングゲインを量産し、成蹊大量得点の立役者となる。対する愛学大はオフェンスが奮わず。成蹊大の連続ファウルで得た30ヤードの前進を利用してRB#21瀬川がTDを獲得するもキックは失敗。その後も愛学大はDB#14広瀬のインターセプトやDL#75平田のファンブルリカバーなど、守備のビッグプレーは出るものの得点に繋げることはできなかった。オフェンスのミスが目立った成蹊大だが、1回の爆発力を武器にTDを量産、33-6で愛学大を制した。
★第2試合 ●オール三菱ライオンズ6-9慶應義塾大学○
三菱の攻撃から始まった試合。第1Qは両守備陣が奮闘、ミスも相まって無得点。第2Qでもしばらく沈黙が続いたが、慶應大QB#5大和田が投じたパスをWR#19吉田がエンドゾーンへと運び、先制TD。対する三菱は#27小嶋らRB陣が活躍を見せるも慶應大の壁に阻まれ攻め倦ねる。前半折り返した第3Qも膠着、そして勝負を決める第4Qを迎える。一度はパントに沈んだ三菱だが、同じく慶應大をパントに抑え再攻撃。ロングゲインで道を繋ぎ、TE#85祖父江が念願の初得点。ここから三菱の反撃が始まるかと思われたが、トライフォーポイントのキックを押さえた慶應大LB#40小紫がそのまま逆ゴールラインへとボールを運び、セーフティにより2点を獲得。最後まで反撃の機を窺う三菱は、試合残り47秒でギャンブルパスをエンドゾーンに投じるものの結果は失敗。慶應大がオープン戦初勝利をあげた。
★第3試合 医科歯科オールスター戦 △医科歯科A選抜7-7医科歯科B選抜△
【Aブロック選抜チーム】獨協医科大学、東京大学医学部、慶應義塾大学医学部、聖マリアンナ医科大学、昭和大学、埼玉医科大学、東京医科歯科大学、東海大学医学部、日本大学松戸歯学部
【Bブロック選抜チーム】北里大学、東京慈恵会医科大学、日本大学医学部、帝京大学医学部、東京医科大学、日本大学歯学部、東邦大学医学部、鶴見大学歯学部、明海大学歯学部
激しいターンオーバー合戦が繰り広げられた一戦、スタンドは終始歓声に包まれた。A選抜は、獨協医DB#81山崎や聖マリDB#10頌彦のインターセプトが炸裂。対するB選抜も日大医DE#92佐々木のQBサックや慈恵会LB#24原がインターセプトを決める。得点はA選抜の慶應医QB#10水野から東大医RB#1宇野へのパスが通りTD。B選抜も慈恵会WR#88道下がゴールラインを割り得点。7-7の同点に終わった。
◎ゲームレポート(2013.04.28)
★第1試合 ○神奈川大学47-0東京都市大学●
最初に動き出したのは都市大。神奈川QB#10諏訪原が投じたパスをLB#77田ノ上がインターセプトし、このまま流れを引き寄せるかと思われたが、神奈川の鋭いタックルに遭いヤードを進める事が出来ない。ここから神奈川は、#10諏訪原が相手を翻弄しロングゲインを奪うと、RB陣もそれに続きゴール前までボールを進め、RB#23佐藤が先制TDを決める。対する都市大は、攻撃のミスを突かれ更にインターセプトTDを許してしまう。神奈川の勢いは止まらず、33-0で前半を折り返す。後半開始早々、神奈川のRB陣がヤードを進めRB#33高瀬がTDを決め、さらに都市大を突き放す。都市大も一矢報いるべく反撃を開始。ゴール前まで詰め寄られた状態でDB#19服部がインターセプト、次の攻撃でパントまで追い込まれるが、都市大がボールを抑え再びチャンスを手に入れる。しかしのチャンスを得点に繋げる事は出来ず、神奈川が力強いランでさらに点差を広げ、都市大は得点を挙げられないまま試合終了となった。
★第2試合 ○明治大学7-0日本体育大学●
第1Q、明治大はRB#22郡山をはじめとするRB陣が力強いランを見せるが、日体大の守備の素早いタックルに遭い思うようにヤードを進める事が出来ない。一方の日体大もRB#22前島がロングゲインを見せるものの、明治大#3三春が意地のインターセプトで食い止める。第2Qに入っても、両校我慢の展開となる。ここでチャンスを掴んだ明治大は、日体大のファンブルしたボールをLB#9柳が押さえ、良いポジショニングで攻撃を開始。しかし、思うようにヤードを進められず攻撃権を手放してしまう。両校得点のきっかけを掴めないまま前半終了。後半、明治大は巧みなプレーで観衆を沸かせるが、日体大DL#51花屋の激しいタックルでなかなか前に進むことが出来ず、膠着状態が続く。ついに試合が動いたのは第4Q、明治大QB#15廣瀬がランで大きくゲインを奪い、一気にゴール前まで攻め込むとRB#31髙橋が渾身のTD。しかし試合残り1分17秒から日体大が怒濤の反撃に出る。RB#3山脇がランでモメンタムを引き寄せると、WR#8田中へのロングパスが決まり一気に攻め込むが、惜しくも届かず試合終了。明治大がオープン戦初勝利を収めた。
◎ゲームレポート(2013.04.21)
★第1試合 ●青山学院大学20-21明治学院大学○
あいにくの空模様となったK-WARS2013開幕戦は、パワータイプの明治学院大学とスピードタイプの青山学院大学の対戦。会場が大きく沸いたのは明治大学オフェンス1シリーズ目。オプションなどオープンへのプレー中心でゲインしていた明治学院大学だが、敵陣32ydsからの1st
Down、QB#5斎藤のプレーアクションパスがWR#17羽成に通り、TD。青山学院大学は1Qでは点を返すことが出来ないが、2Qの序盤でディフェンスが光る。明学がプレーアクションパスを試みた瞬間、青学DB#17藤原がQBサックすると、これに続くように次のプレーではDL陣がキャリアーに激しくラッシュしファンブルを誘うが、両校のディフェンスが健闘し0-7で前半終了。後半、好キックで明学大の攻撃開始を2ヤードからとした青学大は、DL#51寺澤のサックで明学大のファンブルを誘いリカバー。そのチャンスを難なくものにし同点TDを決めたRB#2卜部の勢いそのままに、次の明学大のスナップミスを素早く奪うと、LB#8高木のTDで逆転を果たす。しかし明学大もRB#34政所のTDで再び同点に並ぶと、#17羽成が75ヤード独走TDで再度リードを奪う。追う青学大は最後の攻撃でQB#14佐藤が自らエンドラインを割り20-21にまで詰め寄る。ここで逆転の2ポイントコンバージョンを試みるが、明学大LB#47下田がゴールライン寸前で食い止め試合終了。明学大が同ブロックの青学大を1点差で制した。