◎ゲームレポート(2014.09.28)

★第1試合 1部TOP8 ●立教大学7-31中央大学○
 第1Q、互いに1stシリーズは3&アウトに抑える健闘ぶりを見せる。次のシリーズで流れを掴みたい立教大であったが痛恨のファンブル。流れは中央大に傾く。中央大はこのチャンスを逃がさず、タイミングパスで敵陣ゴール前10ヤードまで攻め入るとFGで先制点を奪う。第2Q、中央大はテンポよく敵陣まで進むと、RB#6佐久間がディフェンスを振り抜く力強い走りでTD。対する立教大は本日2本目のファンブルに続き、反則による罰退で、なかなか流れを掴めない。後半に入り、中央大はRB#28萩原が55ヤードを走りきりTD。2ptコンバージョンも成功させ、点差を広げる。一矢報いたい立教大であったが、中央大はFGでさらに立教大を突き放すと、完封勝利を目指しディフェンスの激しさを増す。試合残り4分を切ったところで、立教大はギャンブルを成功させてゴール前1ヤードへ。執念のTDを挙げると、オンサイドキックを試みるもあえなく失敗。攻撃権を得た中央大はランでドライブし、FGでダメ押しの得点を挙げて勝利を収めた。

★第2試合 1部TOP8 
○明治大学30-7日本体育大学●
 ここまで白星のない両校。第1Qはディフェンスの奮闘により、互いに無得点。明治大オフェンスの要であるランプレーは思うように機能しなかったが、前節から成功率が上がっているパスも織り交ぜて粘り強くドライブし、第2Qで待望の得点を挙げる。このまま勢いに乗りたい明治大であったが、日体大の守備フロント陣のキレのある動きに苦しみ、なかなかロングゲインができない。前半残り40秒、日体大はQB#16辻がパスのモーションからスクランブルして一気にゴール前10ヤードまで攻め入り、FGの体型からスペシャルプレーを試みるも失敗。前半を折り返す。後半、明治大は前半でも見せた粘り強いロングドライブでじりじりと敵陣に入ると、FGやRB#99赤津へのパスで着実に得点。一方日体大は、QB#16辻などのスクランブルでゲインをするものの、明治大ディフェンスに阻まれ得点には至らない。第4Qに入ると、日体大はオプションプレーを中心に敵陣ゴール前まで進む。誰もが日体大の得点を期待していたが、痛恨のファンブルで攻撃権は明治大へ。日体大はなんとか攻撃権を得ようと健闘。明治大の攻撃をパントに抑えたが、少し短めのパントは日体大の選手に接触し、明治大がリカバー。このシリーズで明治大はTDを挙げ、24点差と日体大を突き放す。残り1分半で日体大は意地のTDを挙げるも、オンサイドキックは失敗。明治大が勝利を収めた。

★第3試合 1部TOP8 ○日本大学14-7早稲田大学●
 ここまで全勝のチーム同士の一戦。最初に攻撃権を得たのは日本大。しかし、早稲田DL#90村橋のサックなどの活躍で、3&OUTに終わる。すると早稲田がQB#7坂梨のパスで日本大陣に攻め込むと、RB#30吉原へのスクリーンパスをそのままエンドゾーンまで駆け込み、早稲田が先制に成功する。日本大もRB#34高口の中央突破を中心に早大守備陣に襲い掛かる。2Q序盤、フィールド中央で攻撃権を得ると、QB#18高橋が自ら持って早稲田陣に切り込んでいく。最後はQB#18高橋からWR#22岩松への14ヤードパスが決まり、日本大が同点に追いつく。日本大はさらに前半終了間際にフィールド中央付近でDB#9森がインターセプトを奪うも、リターン中にまさかのファンブル。早稲田守備陣がリカバー。早稲田は絶体絶命のピンチを脱し、試合はハーフタイムへ。後半は一進一退の攻防に。両チームともあと一歩及ばず、得点を挙げることができない。膠着を破ったのは日本大。4Q序盤、早稲田ディフェンスの反則でゴール前4ヤードまで攻め込むと、RB#34高口がランプレーで勝ち越しTD。早稲田は残り1分41秒から最後の攻撃に望みをかける。QB#10政本からWR#4西川大、TE#3北村へのパスが連続で成功。日大陣20ヤード付近まで攻め込むも、反撃もここまで。日大が全勝を守り、2年連続の関東制覇へまた一歩前進した。(早稲田スポーツ新聞会:井上義之)





◎ゲームレポート(2014.09.27)

★第1試合 1部BIG8 ●東京大学17-20上智大学○
 試合開始早々、東京大RB#28宮崎がリターンTDで会場を盛り上げる。この勢いで東京大は追加点を狙うが、上智大はQBサックからファンブルを誘い、敵陣19ヤードからの攻撃権を得ると、QB#7松間がTDし同点に追いつく。東京大はP#88平良のパントで上智大の攻撃を自陣1ヤードからに抑えるなどして攻撃権を得ると、ゴール前まで攻めてFGを決める。しかし前半終了間際、上智大がWR#10木俣へのパスを成功させTD。トライフォーポイントは失敗したものの逆転して前半を折り返す。後半に入っても上智大の勢いは衰えず、RB#23石井のランで着実にヤードを進めて追加点を奪い、東京大を突き放す。追う東京大もRB#28宮崎の活躍でヤードを進めるが、得点に繋がらない。上智大の猛攻撃を必死で抑え、残り時間2分を切ったところで東京大最後の怒涛のパス攻撃。敵陣まで残り1分で攻め込むと追加点を奪い3点差に迫るが、ここで試合終了。上智大が接戦を制した。

★第2試合 1部BIG8 
●横浜国立大学13-34駒澤大学○
 序盤、横国大はエースRB#20伊良皆が一気に敵陣まで攻め込むが、駒澤大は鉄壁の守備でFGに抑える。ここから駒澤大は猛攻撃を開始。RB#22神田がキレのあるランで一気にゴール前にボールを運ぶと、またも#22神田がボールを持ちTD。駒澤大は勢いそのままに守備陣でもQBサックを決めるなど、モメンタムを引き寄せる。横国大も得点を狙うが、中々敵陣まで攻め込む事が出来ない。 後半に入っても、試合は駒澤モード。WR#1高橋のパスが通り、#22神田がまたもTDを決めて差を広げてゆく。横国大もWR#7常田の活躍でゴール前までボールを運びゴールラインを割るが、惜しくも反則が取られ、またもFGのみの得点に抑えられてしまう。横国大はなかなか勢いに乗れないが、駒澤大は攻撃の手を緩めず得点を重ねる。しかし、試合残り1分から横国大が怒濤の反撃。#20伊良皆がTDを決めて7点を返すが、試合終了。駒澤大が白星を挙げた。

★第3試合 1部TOP8 ○法政大学28-23慶應義塾大学●
 今季最も勢いのある慶應大は、最初の攻撃から着実にヤードを獲得していきFG成功、先制点をあげる。すぐさま法政大も反撃に出て、WR#86阿部(2年)がゴール前17ヤードから慶應大の強固なディフェンスをかわしてTDを決める。その直後、慶應大は自陣27ヤードからWR#19田邊(2年)の疾走で追加点をあげる。2Qでまたもや法政がリードし、慶應大も前半終了間際にゴールパスを投じるも失敗。後半は両校の力が拮抗し、どちらもなかなか点へ繋げることができず3Qは無得点。4Q開始早々、法政がFGを決めて11点差とする。慶應大も果敢にヤードを進め点差を縮めるものの、すぐに法政大に追加点を入れられてしまう。試合残り時間1分を切ったところで、慶應大はノーハドルからの早い攻撃でWR#17姜がTDを決めるが、惜しくもタイムアップ。慶應大は初黒星を喫し、法政大は3勝目を挙げた。





◎ゲームレポート(2014.09.21)

★第1試合 2部Bブロック ○東海大学31-14成蹊大学●
 先に攻撃権を得た東海大は、ランプレーを中心に展開し敵陣に入ると、ショートパスを受けた#1中川がタックルを振り抜き先制TD。対する成蹊大は陣を進めるものの、反則が多くなかなか流れを掴めない。第2Q中盤、成蹊大は自陣深くで痛恨のファンブル。これを東海大#71佐々木がリカバーし、FGで追加点を挙げる。17点差となった成蹊大は、WR#10石井へのロングパスでTDを決め、10点差で前半を折り返す。後半は、中盤まで互いのディフェンスが健闘するが、東海大がじりじりと敵陣まで攻め入り、#40の力強いTDランで成蹊大を突き放す。第4Q、東海大はレットゾーンで反則を取られ、成蹊大はこのチャンスを逃さずTDを決める。しかし東海大もテンポよく敵陣まで攻め入ると、ロングパスで追加点を挙げ、成蹊大の追い上げを許さない。成蹊大は、ラスト2分で執念のTDパスを投じるも、東海大にインターセプトをくらい、得点ならず。東海大が勝利を収めた。

★第2試合 1部TOP8 
●立教大学7-52早稲田大学○
 早稲田のキックオフで始まったTOP8第2戦。立教大の最初の攻撃シリーズ、サードダウンの場面で早稲田DB#4石川がインターセプトまであと一歩のプレーを見せると流れは早稲田へ。次の攻撃シリーズ、QB#7坂梨のハンドオフからRB#30吉原がスクリーンプレーでエンドゾーンに走り込み早稲田が先制する。立教大はエースRB#30茂住を中心にじわじわと前進するも、TDまで残り5ヤードの地点のフォースダウンギャンブルの場面、早稲田DL#99庭田が渾身のロスタックルで得点を許さない。2Qの立ち上がり、RB#28井上広がスピードに乗ったランで左サイドに展開しTDを決めると、ここから早稲田は怒涛の攻撃を開始。続くシリーズにファンブルリカバーで攻撃権を奪った早稲田は、QB#7坂梨が27ヤードのパスをWR#80金澤にヒットさせ、21-0とする。前半終了間際には立教大のスナップミスをDL#45小宮山が逃さずディフェンスでも相手を圧倒。前半を折り返した。続く後半の立ち上がり、キックオフリターンからまたもRB#28井上広が約80ヤードの独走TDを決める。その後もリズムの良い攻撃で1TDを追加した2Q中盤、RB#30茂住のランでエンドゾーンまで4ヤードに迫った立教大は、QB#4荒川が確実にパスを通しようやく得点を奪う。しかし立教大の反撃はここまで。4Q、控え選手を投入しても早稲田の勢いは止まらず、RB#34藤井の2TDで点差を広げる。最後の早稲田の攻撃シリーズ、残り5秒、TDまで4ヤードの場面でK/P#16佐藤敏がFGを決めると、52-7で試合終了のホイッスル。早稲田が大量得点で立教大を下した。(早稲田スポーツ新聞会:巖千咲)

★第3試合 1部TOP8 ○日本大学27-0中央大学●
 1シリーズ目から、日本大が怒涛の攻撃。QB#10西澤がランとパスを織り交ぜてダウンを更新し、45ヤードものロングパスをWR#25西村がキャッチしTD。先制点を奪い、中央大にプレッシャーをかける。すぐにでも得点を返したい中央大は、DB#21平田がQBサックを決めるなど守備陣が奮闘。しかし、攻撃陣がそのビッグプレイの流れに乗ることが出来ない。両校好守備を見せ試合は硬直状態となるが、前半終了間際で日本大が怒涛のパス攻撃を見せ、最後はWR#22岩松が着実にTD。畳み掛けるように、次の攻撃でもDB#1井上がインターセプトを決め、中央大は流れを変えられないまま前半終了。迎えた後半、中央大は粘りの守備を見せるが日本大に追加点を奪われてしまう。攻撃ではRB#6佐久間やFB#3國之などのラッシュで敵陣まで攻め込むものの、得点に繋げる事は出来ない。試合終了間際、中央大RB#28萩原が敵陣深くまで攻め込むなど得点まであと一歩に迫るが、最後の最後でパスが通らない。日本大が中央大を無得点に抑え、2連勝目を挙げた。





◎ゲームレポート(2014.09.20)

★第1試合 2部Bブロック ○青山学院大学62-16武蔵大学●
 青学大は、最初のプレーでRB#2坂井が79ヤードのラッシングTDを決める。勢いに乗った青学大は、その後もすかさずファンブルリカバーでターンオーバー、武蔵大に攻撃の隙を与えない。武蔵大オフェンスも果敢にロングパスを投じゲインを狙うが叶わず、青学大に追加TDを決められて1Q終了。2Qに入ると、武蔵大は自陣まで攻め込まれるもののディフェンス陣が粘りを見せ攻撃権を奪い、RB#24小林のラン、SE#83森山へのロングパスでヤードを進めFGを決める。その後青学大QB#7北村に独走TDを決められるが、武蔵大はDB#39清水のインターセプトでチャンスを作り、FL#10藤のランアフターキャッチでゴール前1ヤードまで返すと、RB#3吉川がTDを決め前半終了。後半開始早々、青学大QBがオプションプレーでRB#2坂井にピッチ、そのままディフェンスをかわしてTD。前半同様最初の攻撃シリーズを得点に繋げモメンタムを掴んだ青学大は、勢いそのままにRB#2坂井が本日四本目となる50ヤード越えTDを含め、順調に得点を重ね点差を広げる。武蔵大もWR#19池田へのTDパスで追加点を奪うが、最終Qに突入しても勢いの衰えない青学大は、じりじりと敵陣にせめこむとWR#23的場がTD。ディフェンスでもLB#4巻の鋭いタックルでファンブルロストさせるなど健闘し追撃を許さず、TDを量産した青学大が大きく点差をつけて勝利した。

★第2試合 2部Bブロック 
○明治学院大学35-13成城大学●
 先制点を挙げたのは成城大。DE#40齋藤がファンブルリカバーでチャンスを作り、QB#18下田からWR#3羽田へのTDパスを成功させる。さらにWR#11飯塚へのパスで敵陣に攻め込みFGに挑戦するが、明学大LB#47下田のブロックで不成功となる。対する明学大はDB#13二瓶がパスインターセプトで攻撃権を奪うと、連続してファーストダウンを更新し、RB#7杉田が相手ディフェンスをすりぬけるラッシングでTD。さらに明学大は、RB#34政所とRB#7杉田のランを軸にビッグゲインを重ね、逆転TDを挙げ7点を追加し、14-7で前半を折り返す。後半、成城大はRB#21浦住とQB#18下田のランで敵陣に攻め込み、そのままRB#21浦住がTD。勢いそのまま逆転を狙う成城大であったが、明学大の猛攻に追加点を許してしまう。最終Q、明学大は得意のラン攻撃を中心に猛攻を仕掛け、4thダウンでギャンブルを選択すると、RB#7杉田がエンドゾーンに走りこみ点差を広げる。成城大は猛攻をしかけるがタイムアップとなり、明学大が35-13で勝利した。

★第3試合 2部Bブロック 
○関東学院大学14-7東洋大学●
 序盤は両チームの守備陣が健闘。東洋大はWR#23田村へのロングパスを成功させるが、関東大ディフェンスがロスタックルを量産。すかさず東洋大守備陣もロスタックルを決めるなど、両者ゆずらない。2Q、関東大は、DB#17伊藤がブロックを受けながらのタックルで相手のキャリアーを止めるなどの良プレーで東洋大オフェンスを食い止めると、TB#22菅原を中心にゲインを重ね、SB#28佐藤が相手ディフェンスを振り切る力強い走りで先制TD。さらにDB#88阿部がインターセプトリターンタッチダウンを決め、東洋大を引き離す。対する東洋大も、TB#15新川がビッグゲインし敵陣に攻め込むと、4thダウンギャンブルでWR#1志戸摩へのTDパスを成功させ、関東大を猛追する。後半に入ると、関東大はパスとランを織り交ぜじりじりと攻め込むものの、東洋大の粘り強いディフェンスに苦しめられる。最終Q、東洋大はTB#15新川を中心に敵陣までボールを進めるが、関東大DB#17伊藤の鋭いタックルなどの良ディフェンスに苦しめられる。試合終了5分前、再び攻撃権を得た東洋大は、ロングパスを成功させ果敢に攻めるも、関東大DT#69橋本に7ヤードのロスタックルを決められてしまうなど、要所で攻めきれない。関東大の反則により敵陣での攻撃権を得るものの、自身の反則による罰退も響き得点ならず。守りきった関東大が勝利を収めた。





◎ゲームレポート(2014.09.14)

★第1試合 1部BIG8 ●東京大学14(TB3)-14(TB6)拓殖大学○
 BIG8の初戦となる試合。拓殖大はDB#31田口のインターセプトで攻撃権を得ると、#23川口や#22里岡などのRB陣が少しずつヤードを進め、WR#1小泉がTDを決め先制点を挙げる。対する東京大は、FGを失敗するなどなかなか波に乗る事は出来ない。 後半に入っても、拓殖大の勢いは衰えず、TE#8八木が一気にゴール前まで運びTD、東京大に差を付ける。東京大も、第3Q終了間際にWR#8川嶋へのパスを決めゴール前1ヤードまでボールを進めると、RB#42宮山が着実にゴールラインを割り7点を返す。ここから火が付いた東京大はさらにTDを追加し、同点に追いつく。その後両校譲らないままタイムアップとなり、試合はタイブレークへ。先攻の東京大がFGを決めるが、後攻の拓殖大がQB#16河西からWR#1小泉へのパスを通し、劇的な勝利を収めた。

★第2試合 1部BIG8 
○横浜国立大学24-7東京工業大学●
 序盤、横国大はRB#20伊良皆のランなどでゴール前までボールを運びFGで先制点を挙げる。東工大は、勢いのある横国大ディフェンスに阻まれるものの、粘りのオフェンスでWR#88豊田がTD。対する横国大もRB#20伊良皆の激走で7点を返し、流れを引き戻す。迎えた後半、横国大は攻撃の手を緩めることなく攻め立て、追加点を奪い東工大を引き離す。逆転を狙う東工大は守備陣が奮闘を見せるが、横国大の勢いは止まらず更にリードを許してしまう。試合終了間際、東工大が意地を見せてゴール前2ヤードまで攻め込むが、横国大はきっちりと抑え24−7で勝利を収めた。





◎ゲームレポート(2014.09.07)

★第1試合 2部Aブロック ○学習院大学29-20防衛大学校●
 防衛大は中央へのランを中心に敵陣に攻め込み、ショットガンのフォーメーションからQB#9寺坂が先制TD。対する学習院もDB#29志賀のインターセプトで攻撃権を奪いかえすと、勢いそのままRB#22久保のランを中心にゲインを重ね、TDを決める。さらに学習院大ディフェンスは、DB#23松島やLB#42市橋などの鋭いタックルで防衛大オフェンスに食らいつくが、痛恨の反則。防衛大はこのチャンスを逃さず、#9寺坂からWR#86守住へのロングパスTDで点差を広げる。追う学習院は引き続き#22久保のランを中心に攻め立てるも、ゴール前で防衛大LB#7渡邉の良タックルに阻まれ、FGでの追加点に留まる。後半開始早々、キックオフリターンで好位置からの攻撃権を得た学習院は、パスとランを織り交ぜテンポ良く敵陣に攻め込み、#22久保が逆転TD。対する防衛大も#9寺坂を中心としたオフェンスで猛攻をしかけ、両者ゆずらず点の奪い合いとなる。試合終了間際、学習院DL/RB#43鈴木が鋭いタックルでゴールラインを守りきると、さらにTDも決めて攻守の両方で魅せる。残り1:30、防衛大は逆転を狙うが、学習院DB#23松島にパスインターセプトされて試合終了となり、惜敗を喫した。

★再開試合(9/6第3試合) 1部TOP8 
○法政大学26-6中央大学●
 翌日に持ち越して第4Q残り4:56から再開試合。法政大は4thダウンギャンブルで果敢に攻めるも、中央大ディフェンスに阻まれダウン獲得ならず。中央大はパス攻撃を仕掛けるが、インターセプトで攻撃権を奪われる。しかし中央大はDL#96宮本のロスタックルなど堅い守りで法政大に得点を許さず、追加点の無いまま法政大勝利で試合終了となった。

★第2試合 1部TOP8 
●立教大学42-70慶應義塾大学○
 最初のシリーズで慶應大RB#1高木が70ヤード近いロングゲインTD。立教大もキックオフリターンで敵陣深くまでボールを持ち込んで好位置からの攻撃権を得ると、勢いそのままランを中心にゲインを重ね、RB#30茂住がダイブしてTD。すぐさま慶應大も、RB#6田中がビッグリターン、ゴール前10ヤードまでボールを戻してTDに繋げるなど、両チームとも好プレーの連発で点の奪い合いとなる。流れに乗る慶應大は、DL#93渡辺のQBサックやDB#24吉村のタックルで攻め込む隙を与えず攻撃権を得ると、自陣からエンドゾーンまでロングリターンしTD。引き離されたかに見えた立教大も、すぐさま独走TDを決め、必死に食らいついていく。その後も立教大はエース#30茂住を中心に攻めるが、慶應大ディフェンスに阻まれ得点に繋げられない。しかし慶應大の自陣深くでのパントを立教大がブロック、そのままLB#56星野がTDを決め同点に追いつく。慶應大はQB#18高木を中心に、パスと、エースRB#29李などのランを巧みに使い分けたテンポの良い攻撃を展開、得点を重ねる。後半に入っても順調な攻撃を見せる慶應大に対し、立教大もWR#11森田へのロングパスを成功させTD。さらに、キックオフリターンでファンブルボールを立教大RB#25嶋田がリカバー、続く攻撃で勢いそのままTDを決め、慶應大を猛追。しかし慶應大も攻撃の手を緩めず、終了間際にも追加点をあげて立教代を突き放し、激闘を制した。

★第3試合 1部TOP8 
○日本大学56-14日本体育大学●
 日本大はQB#18高橋からTE#89水野への25ヤードパスを成功させゴール前10ヤードまで攻め込むと、パスを成功させ先制TD。さらにWR#25西村へのパスなどでロングゲイン、TDを量産し追加点を奪う。対する日体大も、パスターゲット、ボールキャリアーを散らして的を絞りにくい攻撃を仕掛けるが、日本大の鉄壁の守備に阻まれなかなかヤードを進めることが出来ない。そんな中、日体大はWR#19金田へのロングパスで敵陣まで攻め込むと、QB#16辻が走り初得点。しかしその後も日本大の勢いは止まらず、RB#34高口が相手ディフェンスを振り切りロングゲインTD。日体大ディフェンス陣も、DL#41松本がQBサックを決めるなど健闘するが、追加点のないまま前半終了。迎えた後半、日体大はビッグゲインを狙って果敢にロングパスを投じる。相手のファウルにより敵陣深くまで攻め込むと、WR#13川本へのTDパスで7点を追加。日体大はこの勢いのままにRB#3山脇などのランで攻めるも、その後は得点につなげることができない。日本大のロングパスを封じるべく、日体大ディフェンスはDB#24橋本がパスカットを成功させるなど健闘するが、要所できちんとパスを通す日本大オフェンスに点差を広げられてしまう。日本大は終了間際にもダメ押しのTDを決め、関東王者の貫禄を見せつけた。





◎ゲームレポート(2014.09.06)

★第1試合 2部Bブロック ●関東学院大学29-32成城大学○
 先制点を挙げたのは成城大。WR#3羽田がランアフターキャッチで敵陣6ヤードまで一気に攻め入ると、勢いそのままにTD。しかし直後のキックオフで関東大RB#28佐藤に100ヤードリターンしTDを許し、試合は振り出しに戻る。このまま流れは関東大に傾いたかのように思われたが、成城大ディフェンスが奮闘。フロント守備陣のサックや激しいラッシュで関東大オフェンスに襲い掛かり、DB#20檜山のインターセプトで流れを作り、前半は成城大リードで折り返す。後半、成城大は前半の勢いそのままに、QB#18下田のキープを中心に陣を進めると、#3羽田へのTDパスを決めて関東大を突き放す。関東大は、成城大のアグレッシブなディフェンスに苦しめられる場面は見られたが、WR#28佐藤へのスローバックパスやWR#10工藤へのパスなどで得点し、試合時間2分を切ったところで同点に追いつく。ここで関東大はオンサイドキックを試みたが失敗。攻撃権を得た成城大は、最終プレーでFGを選択。約40ヤードのFGは見事成功し、成城大が勝利を収めた。

★第2試合 1部TOP8 
●明治大学15-16早稲田大学○
 TOP8の開幕戦となる試合。最初のシリーズは両チームともにファーストダウンを更新できずに終わるが、早稲田はランで相手陣に攻め込むと、QB#18内村からWR#1岡田への23ヤードのTDパスを成功させ先制点を挙げる。負けじと明治大もRB#99赤津の正面突破を中心に敵陣へ。#99赤津が自らFGを成功させる。しかし、早稲田は直後のキックオフリターンで#1岡田が敵陣奥深くへとビッグリターンを決め、RB#33須貝へのスクリーンパスが決まり、6点を追加する。2Qに入って主導権を奪ったのは明治大。インターセプトからチャンスを作ると、その後連続で2本のFGを決める。点差は4点に縮まりゲームは後半へ。3Q序盤、明治大はQB#15廣瀬とRB#22郡山を中心に展開すると、最後はRB#25寒川が中央を突破し、逆転のTD。15-13とし、明治大がこの試合初めてリードを奪う。直後の攻撃、早稲田はファーストダウンを更新できずに4thダウンへ。ここでスペシャルプレーを決め、攻撃を継続。さらにWR#85鈴木がロングパスを好キャッチし、一気に明大陣内へと攻め込む。そして試合時間残り5分、K#16佐藤が逆転のFGを決め、再び早大がリードを奪った。明治大は最後の攻撃に望みを賭けるも、4thダウンでWR#7森平が痛恨のキャッチミス。早稲田が16-15で明治大を破り、シーズン初戦の難しい接戦をものにした結果となった。(早稲田スポーツ新聞会:井上義之)

★第3試合 1部TOP8 
法政大学26-6中央大学(試合中断)
 前半、互いのディフェンスが健闘。激しく鋭いタックルが決まり、第2Q中盤まで両校無得点であったが、先に相手ディフェンスを破ったのは法政大。QB#12鈴木のキープで一気にヤードを稼ぐと、RB#29田邊のランで得点。流れを掴んだ法政大は、前半残り3分をきったところでTDを決め、中央大を引き離す。対する中央大オフェンスも得点を試みるが、雨に阻まれパスが通らず、14点差で前半を折り返す。後半、法政大の勢いを断ち切るかのように1stシリーズを3アンドアウトに抑えて攻撃権を得た中央大は、RB#28萩原へのパスを決めTD。ここから得点を重ねたい中央大は、第3Q終盤で法政大がファンブルしたボールをリカバーし、自陣深くから攻撃を試みるも、スナップが乱れセイフティとなる。法政大はこのチャンスを逃さず、QBキープを交えてじりじりと敵陣まで攻め入ると、FGを決め得点。点差を20点差に広げられた中央大は一気に追い上げを狙いたいところであったが、残り4分56秒で雷雨のため試合中断となる。勝敗は翌7日(アミノバイタルフィールドで13:30より)に持ち越された。







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