◎ゲームレポート(2013.12.22)
★第1試合 バーシティボウル ●関東3部オールスター14-19関西Div.Ⅲオールスター○
最初に動き出したのは関西。WR#13高橋(兵庫県立)などのランで敵陣まで攻め込み、最後も#13高橋へのパスで先制TD。そのまま流れは関西モードへ。関西DL#51高木(摂南大)がファンブルリカバーをし、攻撃陣も勢いそのままにRB#43兵庫(兵庫県立)が40ヤードランで会場を沸かせると、ゴール前4ヤードまで追い詰めたところでRB#11小松(岡山大)がTD。その次のシリーズでもインターセプトTDを挙げるなど、関東に攻める隙を与えない。関東はじっくりと慎重に攻め抜き、前半終了15秒前にQB#10静谷(筑波大)がゴールラインを割り7点を返して流れを掴む。後半、関東はWR#8加藤(神外大)がランでヤードを敵陣深くまで進めるが、ここでパスが乱れTDとはならない。守備陣が相手のミスを誘いDE#45太田(基督教)のファンブルリカバーでチャンスを呼び込むものの、関西の鉄壁の守備を前になかなか得点に繋げる事は出来ない。何度も関東の攻撃を止めている関西も、攻撃陣がなかなかヤードを進めることが出来ない。関東はそんな関西の隙を突き、ゴール前4ヤードから攻撃をスタートさせ、QB#9吉田(埼玉大)からのパスをTE#1寺川(成城大)がキャッチしTD、5点差に迫る。しかしここから関西が怒涛の踏ん張りをみせ、DB#7西岡(天理大学)がQBサックを決め時間切れ。関西が逃げ切り試合終了となった。
★第2試合 バーシティボウル ○関東2部オールスター17-14関西Div.Ⅱオールスター●
序盤は両者なかなか得点を加える事が出来ないが、第1Qも残りわずかという場面でQB#9柳沢(拓殖大)が自らボールを運び敵陣深くまで攻め込むと、最後はダイブでRB#22角(東工大)がTDを挙げる。対する関西は、敵陣深くまで攻め込むもののなかなかTDに持ち込むことが出来ずFGのみの得点となり、1点ビハインドのまま前半を折り返す。後半に入ると、またも波は関東に。着実にヤードを進めゴール前までボールを進めるが、ここで関西の鉄壁な守備に遭いFGのみの得点に終わる。その後も関東の攻撃は留まる事を知らず、#9柳沢を筆頭に怒涛の攻めを見せ更に得点を加えていく。関西はゴール前まで攻め込むものの得点には至らなかったが、その後の守備で相手がファンブルしたボールをDL#91清座(追手門)がエンドゾーン内でリカバーし渾身のTD。2ポイントコンバージョンも成功させ、3点差まで詰め寄るものの惜時既に遅し。関東が勝利を収め、昨年の雪辱を果たした。
◎ゲームレポート(2013.12.08)
★第1試合 入替戦(1部-2部) ●関東学院大学14-21東京工業大学○
最初に流れを掴んだのは関東大。東工大の自陣深くからのパントにより、敵陣からの攻撃となった関東大は、ロンリーセンター隊形からの攻撃を連続で展開しダウンを更新。勢いそのままにRB#22菅原が外を捲り先制TD。対する東工大もノーハドルオフェンスでテンポを作ろうとするも、惜しくもファンブル。これを関東大DL#52塚原がリカバーし、流れは関東大に引き戻される。第2Q、互いのディフェンスが奮闘を見せる。東工大LB#57本田、LB#98谷口などのQBサックが連発。このまま得点したい東工大であったが、大事な場面で痛恨のスナップミス。その後も攻めの姿勢を見せ続ける関東大に押され、悪い流れを断ち切れないまま時計が周り前半終了。第3Q中盤、自陣深くからの攻撃となった東工大は、前半と同じくノーハドルオフェンスを展開。パスを中心にテンポよく敵陣まで攻め入ると、相手の意表を突くランプレーで関東大ディフェンスを振り切り独走TD。試合を振り出しに戻す。モメンタムを掴んだ東工大は、関東大が投げたパスをDB#20星野がチップ、DB#27水口がインターセプト。後半の流れは東工大が掴んだように思われたが、ここでまたしてもスナップミス。最終Q、東工大は第3Qでのミスを帳消しにするかのような攻めの姿勢で敵陣に攻め入ると、QBドローでTD。しかし関東大もこの状況に黙ってはいない。東工大が蹴った短いパントにより敵陣から攻撃を開始、WR#10工藤へのパスで意地のTDを決め、同点に追いつく。先に攻撃権を得た東工大は、ランでゴール前2ヤードまで攻め入りTD。残り時間2分で敵陣48ヤードから攻撃権を得た関東大もTDを狙い奮闘するも、得点には至らず。東工大は創部以来初の1部昇格を決めた。
★第2試合 入替戦(1部-2部) ●国士舘大学0-34拓殖大学○
試合序盤、拓殖大はテンポよくオフェンスを進めてきたが、ゴール前約10ヤードで惜しくもファンブル。これを国士舘DL#9中野がリカバーしターンオーバー、不安定な立ち上がりとなる。国士舘はWR#81福田へのパスが通り陣を進めるが、FGトライで蹴ったボールは拓殖大DL#99守屋にブロックされ得点ならず。第2Q序盤、拓殖大がFGで先制点を挙げ、さらにRB#6三浦のTDランで国士舘を引き離す。対する国士舘も、LB#52斉藤のパスカットなどで食らいつくも、前半終了間際にFGで追加点を奪われる。後半、拓殖大は前半の勢いそのままにQB#9柳沢のフィジカルを活かしたプレーで攻撃を進めるが、インターセプトで自陣からの攻撃を許してしまう。国士舘はこの好機を得点に繋げるべくオプションプレーを中心に攻撃を展開するが、FGトライは距離が届かず得点ならず。互いにディフェンスが激しさを増し、反則が目立った第3Qも互いに得点できず。最終Qは、第3Q終了間際の拓殖大#9柳沢のラッシュによりゴール前2ヤードからのスタートとなり、直後にRB#33横森が中央にダイブしTD。国士舘は、TB#21中里のランやスクリーンプレーでゲインを試みるも、ゴール前約15ヤードで4thダウンのパスは失敗。拓殖大は#9柳沢の約60ヤードものランで敵陣5ヤードまで詰めると、QBキープでダメ押しのTD。最後の国士舘の攻撃では拓殖大DB#20飯田がインターセプトを決め、試合終了。拓殖大は完封勝利で3年ぶりの1部復帰を果たした。
★第3試合 入替戦(2部-3部) ○桜美林大学45-19埼玉大学●
最初の攻撃権を得た桜美林はランプレーで敵陣まで攻め入り、FGを決め先制。対する埼玉大は直後のキックオフリターンで約50ヤードものビッグゲインをするものの、4thダウンパントに留まる。しかしこのパントが桜美林自陣2ヤードで止まり好チャンス。セイフティを決め2点を獲得、1点差に迫る。第2Q、埼玉大はアンバランス隊形からの攻撃も織り交ぜ敵陣3ヤードまで進むと、RB#22礼悦がTD。対する桜美林も負けじとRB#21高谷のランでロングゲインを重ね、WR#83大場へのロングパスでゴール前1ヤードまで攻め込みTD。またもや埼玉大が1点ビハインドとなる。勢いに乗った桜美林は、#21高谷が約40ヤードものランで敵陣まで攻め入り、TDを決め追加点を奪う。さらに#21高谷は前半残り1分を切ったところでサイドラインを駆け上がりTD。桜美林が15点リードで前半を折り返す。第3Q、埼玉大はスクリーンプレーやRB#40比浦の力強いランで敵陣まで攻め入りFGを決める。後半の立ち上がりはまずまずであったが、桜美林の#21高谷のハンドオフからの加速の速さについて行けず、60ヤード独走TDを許してしまう。第3Q終盤、埼玉大はランでゴール前1ヤードまで迫りTDを決めるが、第4Q開始直後に自陣10ヤードから攻撃を開始した桜美林#21高谷が90ヤードもの独走TDで流れを断ち切る。勢いに乗る桜美林は、更なる追加点を狙い安定感のあるランで攻撃を進めTD。埼玉大も取り返そうとLB#52山田などが鋭いタックルをみせるが、流れは桜美林に。試合時間残り2分をきったところで埼玉大が敵陣15ヤード付近からTDを狙って投じたパスを、桜美林DB#27宮森がインターセプト。攻撃権を得た桜美林が時間を使い切り試合終了、2部リーグ残留を決めた。
◎ゲームレポート(2013.12.07)
★第1試合 入替戦(1部-2部) ●一橋大学7-36駒澤大学○
最初にチャンスを手にしたのは一橋大。相手のミスの隙を突き、ゴール前10ヤードから攻撃を開始。駒澤大の鋭いタックルを受けるものの、TB#29井上が先制TDを挙げる。そこからは両者ターンオーバーを繰り返しなかなか得点に繋げる事が出来ないが、駒澤大が流れを引き寄せる。WR#24広瀬へのパス成功からテンポよく敵陣深くまで攻め込み、TB#33二之方がゴールラインを割り1TDを返す。ここからは一気に駒澤大ムード。相手の攻撃を4回で抑えると、RB#22神田やRB#33二之方が素早いランでダウンを更新し、最後はQB#12石井が自らボールを持ちTD、逆転に成功する。後半に入り、一橋大守備も渾身のタックルで応戦するも駒澤大#22神田の勢いは止まらず、更に得点を許してしまう。一橋大もTE#44田里へのパスを成功させるなどヤードを進めるが、駒澤大DB#14青島がインターセプト。この攻撃ではFGを成功させ、点差を広げていく。最終Qに入り、一橋大は自陣まで攻め込まれたピンチの場面で、DB#35北村が相手のファンブルしたボールを抑えモメンタムを引き寄せる。攻撃でもその勢いのままにQB#19平野を筆頭に攻め立てるが、得点には繋げる事ができない。その後も、駒澤大は攻撃の手を緩めることなく大差をつけて試合終了。駒澤大が、2010年以来3年ぶりの1部昇格を決めた。
★第2試合 入替戦(1部-2部) ○上智大学21-14明治学院大学●
初盤、上智大は守備の場面でのDL#38岡田によるQBサックでモメンタムを引き寄せる。攻撃でもWR#10木俣へのパスを成功させ勢いをつける。2Qに入り、勢いそのままにゴール前までボールを運び、QBサックを浴びるもTDを決め一歩リード。明学大も負けじとRB#34政所などがヤードを進めるものの、なかなか得点を返す事が出来ない。後半に入ると、明学大が怒涛の反撃を開始。ランとパスを織り交ぜた攻撃でテンポよく攻め込み、QB#5斎藤から放たれたパスをWR#17羽成がエンドゾーン内でキャッチ、同点に追いつく。対する上智大もロングパスを決めて流れを掴むと、窮地の場面でもTE#37山藤へのパスを成功させるなど勝負強さをみせ、TDを奪い逆転に成功。4Q、明学大もWR#81中村がロングパスをキャッチしてヤードを進めると、RB#7杉田が渾身のTDで7点を返す。しかし反撃もここまで、上智大が1部残留を決めた。
★第3試合 入替戦(2部-3部) ○東洋大学37-12創価大学●
試合開始早々、流れを引き寄せたのは東洋大。あっという間にTDを決め先制パンチを繰り出す。創価大は、引き離されまいとTB#23川合のランやWR#86黒田へのパスを決め攻め込むも、東洋大の鉄壁の守備を前になかなか前に進むことは出来ない。東洋大は守備が作った良い雰囲気そのままに、RB#22鈴木が一気に敵陣まで攻め込みTD、創価大を突き放す。その後、東洋大は守備の隙をつかれ創価大に得点を許すものの、キックオフリターンではDB#24堰合がビッグリターンで会場を沸かせる。さらに次のプレイで、WR#1志戸摩へのパスを成功させダイレクトにTDを奪い、前半を折り返す。迎えた後半、創価大が反撃開始、ランで得点を加える。次の攻撃でもTE#81渡辺がロングパスをキャッチするなどモメンタムを引き寄せるものの、得点には届かない。その間も、東洋大は攻撃の手を緩めることなく攻め続ける。試合残り1分を切ったところで、東洋大がゴール前2ヤードまで攻めこむが、創価大は渾身の守備でこれを無得点に抑える。創価大はここからもう1TDを決めたいところであったが、東洋大の守備に押されて時間切れ。東洋大が2部残留を決めた。
◎ゲームレポート(2013.12.01)
★第1試合 医科歯科1部ブロック ○東京慈恵会医科大学34-0帝京大学医学部●
第1Q終盤、慈恵会がパントリターンで敵陣6ヤードまでボールを運ぶと、RB#24原がTDを決め先制。さらにLB#78羽村らがQBサックを決め相手に反撃の隙を与えない。相手の反則にも助けられ再び敵陣深くへと相手を追い詰めた慈恵会は、追加点を挙げて帝京医を引き離す。一方の帝京医は、WR#10鮎澤やWR#11小島へのパスでテンポ良くダウンを更新していくが、パスを投げようとしたところを弾かれてボールをファンブル、得点のチャンスを逃してしまう。このファンブルをリカバーし攻撃権を得た慈恵会は、RB#1樋口へのTDパスを決めて20点差とし、前半を折り返す。後半に入っても、このまま慈恵会の流れで試合が進むかと思われたが、帝京医はQBサックやパントブロックで流れを食い止める。しかし、得点につなげられないまま第4Qへ。第4Q、慈恵会はランプレーを中心にじわじわと相手を追い詰めると、スクリーンパスをキャッチした#1樋口がゴールラインを割りTDを決める。一矢報いたい帝京医はパスでTDを狙うが、再びファンブルミスで願い叶わず。慈恵会がこのチャンスも得点へと繋げたところでタイムアップ。攻撃力の勝った慈恵会が完封勝利で最終戦を飾った。
★第2試合 東日本代表校決定戦 ○日本大学82-0東北大学●
甲子園ボウル出場への切符をかけた関東代表日本大と北日本代表東北大との一戦。 第1Q、パントブロックによるセーフティーで先制した日本大は、得意のパスプレーが炸裂、あずまボウルでMVPにも輝いたエースWR#26岩松のパスキャッチでTDを挙げる。さらに、直後の攻撃で日本大LB#47佐藤がインターセプト、敵陣14ヤードの好位置からの攻撃権を得る。このチャンスも確実に得点へと繋げ、一気に16点差とする。一方の東北大は、QB#1松田を中心にランプレーで攻撃を組み立てる。第1Qからノーハドルを行うなど相手守備の意表を突くプレーをみせるもなかなかエンドゾーンは近づいてこない。第2Qも日本大の勢いは止まらず、第2Qだけで4TD1FG計31点の大量得点を挙げる。第1Qに続き、QB#19高橋(大産大附属)の正確なパス攻撃を武器にヤードを重ねていく。40ヤードに及ぶロングパスをキャッチしTDを決めたWR#25西村とWR#15中山を筆頭に、WR陣のキャッチ力も光った。一方の東北大も段々と調子を上げ、エースRB#6若狭のロングゲインをきっかけに、ランプレーでヤードを進めていく。4thダウンギャンブルも成功させTDを狙うも、2度目のギャンブルは日本大LB#17岩本のパスカットに阻まれ失敗。しかし、攻撃陣の奮闘に応えたい守備陣は日本大前半最後の攻撃をFGに抑えて後半戦へ。第3Q、東北大はRB#6若狭やRB#32杉本らによる得意のランに加え、WR#85八重樫やWR#88中村へのパス攻撃を組み合わせることで相手守備を翻弄、ダウンを更新していく。特にRB#6若狭は敵のタックルを受けても倒れない力強い走りで会場を沸かせるが、日本大守備の壁は完全には打ち崩せず、TDを奪う事が出来ない。一方、好調の日本大は、第3Qにおいても2TDを追加し、さらに東北大を引き離す。第4Q序盤、日本大はLB#50萩原のインターセプトリターンTDを含む2TDを立て続けに決め、さらに試合終盤にはTDパスでダメ押しの得点を決めて勝利を手中に収めた。何とか一矢報いたい東北大は、WR#81佐々木への起死回生のロングパスが通るも日本大LB#56鯨岡のQBサックでダウンを更新できず。試合終了間際には東北大DB#38小林がインターセプトを決めるものの、時すでに遅し。大量得点で力の差を見せつけた日本大が完封勝利で、甲子園への戦いに弾みをつけた。
★第3試合 医科歯科1部リーグ ○東京大学医学部27-0聖マリアンナ医科大学●
試合が動いたのは1Q終盤、聖マリがファンブルしたボールをDL#52中村が押さえ攻撃権を得た東大医は、好調なランプレーを中心に敵陣3ヤードまで相手を追い詰める。しかし、ここは聖マリLB#45森本が意地のインターセプトを決めなんとか窮地をしのぐ。攻撃の調子のよい東大医は、ランプレーの中に要所でパスを確実に決めて再び相手を追い詰める。最後は、エースRB#21木村が軽快な走りでボールをエンドゾーンへと運び待望の先制点を挙げる。追いつきたい聖マリはすぐさま反撃を開始。WR#10小野寺やTE#91軍司へのパスが決まりダウンを更新していく。相手DL陣のプレッシャーを受けつつもパスを通し、ゴール前目前までボールを進めるが、TDを決められないまま前半終了。後半に入ると、東大医が試合の主導権を握る。まず、キックオフリターンで好位置から攻撃をスタートするとランで敵陣1ヤードまでボールを運ぶ。最後はQB#9須山が自らボールを押し込みさらに追加点を重ねていく。勢いの止まらない東大医は、#21木村が敵の追随を許さない走りで91ヤード独走しTD。さらに、第4Qの序盤では本日3本目になるTDを#21木村が決めて、勝利を決定的なものとする。一方の聖マリは、何とかTDを決めようと果敢にロングパスを投じるもタイミングが合わず失敗、得点には至らず。ランプレーが光る東大医が4TDの快勝で、今シーズンを締めくくった。
★第4試合 医科歯科1部リーグ △獨協医科大学7-7北里大学医学部△
医科歯科リーグ優勝をかけた2013年最後の戦い。体格を活かしたスピード感のあるランプレーでダウンを更新する獨協医は、WR#81山崎がリバースプレーで相手守備を翻弄し先制TD。一方の北里医もRB#27片峰のランを中心にヤードを進めていくが、なかなかゴールラインまでたどり着けない。第2Qは、北里医LB#44加藤や獨協医LB#52小沼らのタックルが炸裂、お互いの守備が光りパントを蹴り合う展開となり、追加点のないまま後半へ。第3Q、北里医は前半とは異なりパス攻撃を多様しテンポ良くボールを進めていく。最後は、QB#16川田から放たれたロングパスがエースRB#23工藤の手に吸い込まれそのままTD。同点となり試合を振り出しに戻して第4Qへ。第4Q中盤、獨協医はQB#16吉村のランで一気に敵陣へと攻め入る。北里医守備は追加点を許すまいと奮闘、DB#27片峰のパスカットやDL#66金子のロスタックルなどで何とか流れを食い止めようとする。一方の獨協医も自らの反則でなかなか思うようにヤードを進める事が出来ないまま4thダウンへ、運命はFGに託された。32ヤード地点からのキックは、惜しくも左にそれ失敗。攻撃権が北里医に移るとそのまま時間が流れ試合終了。勝ち点の勝る北里医の医科歯科リーグ優勝が決まった。
◎ゲームレポート(2013.11.30)
★第1試合 7人制リーグ順位決定戦 ○日本歯科大学40-6駿河台大学●
日本歯が序盤から猛攻撃。QB#12佐藤が自陣からのランで先制点を挙げるなど終始流れは日本歯で、WR#14小林の素早いランや相手を騙すトリックプレーに駿河台は対応する事が出来ない。駿河台も突き放されまいと、RB#29石川が果敢に攻め込むものの、得点に繋げることが出来ない。迎えた後半、駿河台はキックオフリターンでファンブルロストするなど、要所でのミスが目立ち更に得点を許してしまう。しかし、相手の隙をつき駿河台#29石川が一気に敵陣深くまで攻め込みTD、6点を返すが反撃もここまで。その後は、日本歯が常に良い流れを保ち、40-6で圧勝した。
★第2試合 7人制リーグ順位決定戦 ○日本大学松戸歯学部110-6横浜商科大学●
先制パンチを繰り出したのは横浜商。RB#1戸井田が素早いランで一気にゴールラインを割る。その後も、LB#1戸井田がQBサックを決めるなど攻守共に順調なように見えたが、日松歯がTDを挙げると形勢逆転。一気に流れは日松歯へ移り、RB#22平井がボールを持つと誰も止められない状況に。守備もDL#97堤がQBサックを決めるなど相手に攻撃する隙を与えない。後半に入っても、日松歯はキックオフリターンTDを挙げるなど攻撃の手を緩めることなく横浜商を攻め立てる。反撃の糸口を見つけたい横浜商は、指令党であるQB#18奥澤を中心に攻めるも、日松歯の鉄壁の守備に封じ込まれてしまう。その後も日松歯の怒涛の攻撃は止まらず、110-6という大差で日松歯が7人制リーグ優勝を収めた。
◎ゲームレポート(2013.11.23)
★第1試合 エリアリーグDブロック ●明星大学0-25玉川大学○
第1Q中盤、オープンへのランを中心にテンポよくドライブを進める玉川大オフェンスは、TB#81池尾のランで2本のTDを挙げる。明星大も早いタイミングのパスも織り交ぜゲインを狙うものの、玉川大DL陣の激しいラッシュにポケットを潰され、勢いが途切れる。後半、先制点を挙げたのは玉川大。ショートパスで攻撃を進めていた明星大の浮いたボールをインターセプトすると、FB#47佐藤のランでTD。対する明星大は、両TE隊形でランを出そうとするが上手くいかず、第4Q開始直後にも玉川大にTDパスを決められてしまう。明星大はロスタックルやハードヒットで玉川大に食らいつくものの、テンポのよいドライブで時間を使われる。試合時間残り2分、ようやく攻撃権を得るがインターセプトされターンオーバー。攻撃権をキープし続けた玉川大の勝利で試合終了となった。
★第2試合 2部Bブロック ●拓殖大学34-37東京工業大学○
試合開始直後、拓殖大RB#23川口がキックオフリターンTDで先制点を挙げる。しかし東工大もノーハドルを交えたテンポのいいオフェンスでTDを決める。このTDでモメンタムを引き寄せた東工大は片サイドにWRを5枚集めた特殊隊形からの攻撃や、モーションを交えて攻撃を展開。じりじりと敵陣深くまで攻め入ると、QB#9柳が自らゴールラインを割りTD。東工大はその後も3RBからのフリッカープレーで一気に敵陣10ヤードまで攻め入ると、RB#26角がカットバックを切り軽々と追加点を挙げる。対する拓殖大もQB#9柳沢がその恵まれた体格を活かし、QBキープでロングゲインすると、勢いそのままにTD。後半開始直後、東工大はTDを決めて拓殖大を引き離しにかかる。巻き返しを図る拓殖大は#9柳沢のキープ、鋭いパスを中心に確実にゲイン。ゴール前8ヤードまで攻め入ると、得意のQBキープでTD。得点差を詰められた東工大ディフェンスは、拓殖大のキープレーヤーである#9柳沢を徹底的にマーク。このアジャストが功を奏し、拓殖大のテンポが乱れた隙をついて追加点を挙げ、拓殖大をさらに引き離す。拓殖大はDB#31田口のインターセプトをきっかけにTDを決めて3点差まで詰め寄るが、要所でのプレーを決められず惜しくも試合終了。ボールキャリアーを散らせ、的を絞らせない攻撃を仕掛けた東工大の勝利となり、TFPの失敗や、反則によるTD取り消し等の場面が多く見られた拓殖大には悔しい結果となった。
★第3試合 2部Bブロック ○東海大学21-0防衛大学校●
試合序盤、敵陣に入った東海大は、ハンドオフを受けたRB#26仲がサイドラインを駆け上がりTD。対する防衛大オフェンスはQB#9寺坂のキープで約30ヤードものゲインが成功したのを機に流れを掴み、敵陣8ヤードまで攻め入りFGを試みるもスナップが乱れ失敗に終わる。第2Q、オプションプレーを中心に攻撃を進めてきた東海大は、リバースプレーで再度TDを奪う。防衛大も、複雑なシフトモーションを交えての攻撃を展開するが、東海大DB#10菊池がインターセプト。しかしこの流れを払拭するかのように防衛大ディフェンス陣が奮闘。LB#5蓑田のQBサックや速いパシュートで東海大のペースを乱し、得点を許さない。第3Qは互いにディフェンスが奮闘。互いに各シリーズをパントに抑える激しい攻防が続くが、3Q終盤に東海大が3rdダウンロングのシチュエーションで試みたリバースプレーを、防衛大DL#52鹿島のロスタックルで勢いを止める。第4Qに入っても防衛大ディフェンスの激しさは勢いを増し、ロスタックルを連発。この勢いで得点したい防衛大であったが、東海大ディフェンスに阻まれ得点は叶わず。東海大は試合時間残り1分を切ったところでWR#83堀へのパスでダメ押しのTDを決め、勝利を収めた。
★第4試合 2部Bブロック ●東京都市大学0-54東京学芸大学○
第1Q中盤、テンポよくドライブしてきた学芸大はWR#81大塚へのTDで先制すると、ディフェンスもこの勢いに乗り奮闘。都市大オフェンスに激しいラッシュでプレッシャーを与え、ゲインを許さない。第2Qも学芸大の勢いは止まらず、フリーとなっていたRB#20木本へロングパスが決まりTD。対する都市大は、約25ヤードのパス成功を機にパスが決まりだす。インターセプトによる攻守交代となる場面もあったが、前半終盤にTE#90上野のリードブロックでロングゲインしたのを機にランも出始める。しかし敵陣に入ったところで惜しくもファンブル。後半、学芸大は#20木本の力強いランでドライブし敵陣6ヤードまで攻め入るが、オプションプレーでピッチされたボールをファンブル、都市大がリカバーし攻守交代。その後インターセプトで攻撃権を奪い返した学芸大は、#20木本がゴールへボールを運びTD。TFPは外したものの点差を27点とし、都市大を引き離す。第4Q、自陣1ヤードからの攻撃となった学芸大は、インサイドランで確実にゲインし、時間を使いながら敵陣まで攻め入ると、RB#28山中のランでTD。学芸大は試合終盤にも追加のTDを挙げる。残り時間3分、都市大はパスでゲインを狙うも、学芸大DL#69戸室のQBサックでロス。ドロープレーで巻き返しを図るがギャンブル成功ならず。学芸大は試合終了間際に#81大塚へのロングパスが決まり、ダメ押しのTD。さらに試合終了直前で学芸大DB#3鎌田がインターセプト。学芸大は#81大塚へのパスを決めて総得点を58点とし、完封勝利となった。
◎ゲームレポート(2013.11.17)
★第1試合 3部Dブロック ○亜細亜大学66-14山梨大学●
山梨大のキックで試合開始。亜細亜はRB#9小松のゲインで敵陣深くまでヤードを進めるが、山梨大の鉄壁の守備にあいFGのみの得点にとどまる。好守備により流れを引き寄せたい山梨大であったが、なかなかダウンを更新することが出来ない。一方の亜細亜は、要所でのチャンスをものにし次々に得点を追加していく。山梨大はTE#27桑山へのパスが成功しゴール前8ヤードまで攻め込むものの、自らの反則で流れを掴めず、38-0と大きく差をつけられて前半終了。後半に入ると山梨大は反撃を開始。RB#2高崎のランで敵陣に攻め入ると、#27桑山へのパスを成功させてTD。その後亜細亜に追加点を許すものの、山梨大も#27桑山がパスによる68ヤードTDを挙げるなど少しずつ得点を返していく。しかし、亜細亜は攻撃の手を緩めることなく山梨大を引き離していき、最終スコア66-14で勝利を収めた。
★第2試合 3部Cブロック ○埼玉大学17-13新潟大学●
初盤、埼玉大はTB#22礼悦のランを中心に敵陣まで攻め込むもののTDを奪うことはできない。一方の新潟大も、TB#1小川の素速いランでヤードを進めるが得点に繋げることは出来ない。埼玉大がFGの得点を挙げてからは、そのまま両者我慢の展開。そして前半終了間際、辛抱強く攻め続けた埼玉大RB#40比浦がTD。後半に入ると、新潟大攻撃陣が動き出す。WR#84罇が要所でロングパスを決めると、RB陣が着実にボールを進め、最後は#1小川がTD。リードを守りたい埼玉大は落ち着いたプレイで再び得点を挙げる。しかし、新潟大はここから怒濤の反撃開始。4thダウンギャンブルを成功させて勢いに乗ると、#1小川のパスで一気に敵陣10ヤードまでボールを進め、#84罇がゴールラインを割り4点差に詰め寄る。新潟大は、守備でもDL#55矢島がQBサックを決めるなど勢いは止まらず、試合残り1分からの攻撃で逆転なるかと思われたが、埼玉大DB#22礼悦に渾身のインターセプトを決められ、万事休す。リードを守りきった埼玉大が勝利した。
★第3試合 3部Cブロック ○東京外国語大学15-12大東文化大学●
最初に動き出したのは東外大。TB#4村元が一気に敵陣まで攻め込むと、QB#6山口がゴールラインを割る。対する大東大は、守備でDL#78木村がQBサックを決めるなど奮闘するものの、肝心な攻撃が封じ込められてしまう。しかし、東外大がファンブルしたボールを押さえてから、大東大の流れが変わる。RB#29川名が一気に敵陣深くまでボールを運ぶと、勢いそのままにTD。後半に入っても、流れは大東大のまま。相手のパントスナップミスによりゴール前6ヤードから攻撃を開始すると、QB#7小原が得点を挙げて逆転。このまま大東大が逃げきるかと思われたが、試合終了5分で東外大が怒濤の反撃を開始。WR#84佐藤へのパスが通るなどテンポ良くダウンを更新していていき、WR#81荒居へのパスを成功させて逆転TD。2ポイントコンバージョンも成功させ、大東大を突き放す。試合残り1分、大東大は流れを引き戻すことが出来ず、そのまま試合終了。東外大が接戦を制した。
◎ゲームレポート(2013.11.16)
★第1試合 3部Bブロック ●立正大学16-20東京経済大学○
QB#15大川原率いる立正大オフェンスは、オプションプレーを中心にテンポよく攻撃を進め、敵陣に入るとWR#83遠藤への約35ヤードのロングパスで一気に敵陣3ヤードまで攻め入りTD。対する東経大オフェンスは、ファーストプレーから3RBアンバランス隊形からの攻撃を仕掛ける。スナップを受けたRB#44黒沢が約60ヤードの独走TDを決め、立正大に詰めよる。その後東経大は第1Q終盤にも同様のプレーで追加点を挙げる。流れを掴んだ東経大は、ディフェンス陣も奮闘。DL陣が激しいラッシュでプレッシャーをかけ、浮いたボールをDB#4伊藤がインターセプト。立正大に攻撃権を渡さず流れをキープしたかに思えたが、自陣深くからのパントの際に東経大に反則が発生し、ゴール前20ヤード付近からの攻撃を許す。立正大はこの好チャンスを逃さず、得意のオプションプレーでTD。両校トライフォーポイントを一本ずつ失敗した13-13で後半戦へ。第3Q中盤、東経大DL#51松原がQBサックを決め、前半から要所で使用していたアンバランス隊形で攻撃を試みるが、立正大ディフェンスは後半でアジャスト、ドライブを許さない。最終Q中盤、立正大がFGを決めて3点リードするが、東経大オフェンスが奮闘し残り2分でTDを決め逆転とする。立正大オフェンスはゴール前まで攻め入るが、ラスト2秒で投じたパスは東経大ディフェンスに阻まれ得点ならず。試合終了となった。
★第2試合 3部Dブロック ●国際基督教大学22-44筑波大学○
第1Q、筑波大はランプレーを中心にドライブし敵陣15ヤード付近まで攻め入ると、RB#3藤本がディフェンスを振り切りTD。直後のキックはオンサイドを試みるも失敗。敵陣からの攻撃権を得た基督教はRB#45太田がサイドラインを駆け上がりゴール前7ヤードまで攻め入るが、筑波大ディフェンスが奮闘を見せ、FGに留まる。第2Q、筑波大は両TE隊形からのランプレーで確実にゲインし、中盤にTDを決め追加点を挙げる。点差を広げられた基督教は、ロングゲインにつなげたいところで筑波大DL#1宮元にロスタックルをくらい、さらにはファンブル。攻撃権を得た筑波大はこのシリーズでFGを決め、14-3と突き放す。基督教はワイルドキャット隊形等でゲインを試みるも、筑波大ディフェンスがそれを許さない。前半残り3秒で筑波大はさらにFGを成功させ、23-3で前半終了。第3Q、互いにディフェンスが奮闘し攻防が続くが、中盤、リバースプレーで敵陣深くまで攻め入った基督教は、勢いそのままにTD。しかし直後の筑波大ドライブで、筑波大のテンポのいいオフェンスに翻弄され、追加点を許してしまう。最終Qに入っても筑波大の勢いは止まらない。4Q開始直後と中盤にTDを挙げ、34点差とする。後半に入りパスが通りだした基督教は、ノーハドルオフェンスでテンポを上げ、時間を使わずに攻撃を展開すると、WR#28朝日田へのロングパスが通りTD。さらに基督教はラスト30秒でTDを決めるも点差は埋められず、筑波大の勝利となった。
★第3試合 3部Bブロック ○成城大学50-7首都大学東京●
先制点を挙げたのは成城大。フィジカル派QB#18下田を中心にオプションプレーを展開しドライブしてきた成城大オフェンスは勢いそのままにTD。流れを先に掴む。第2Qに入り、得点を狙う首都大は、オープンへのラン攻撃を試みるがこのボールをファンブル。ピックした成城大DL#9木村がエンドゾーンへ運びTDとする。中盤にも成城大はRB#28島田が独走TDを決め、点差を広げる。対する首都大は、攻撃権がなかなかキープできず得点には結びつけられない。首都大ディフェンス陣はこの状況を打破すべく奮闘。成城大オフェンスの的確なリードブロックに苦しめられながらも、ボールキャリアへのパシュートの速さで成城大を抑えにかかる。これを機に攻撃権を得たいところであったが、成城大が前半残り約40秒で更なる追加点。26-0で前半を折り返す。第3Q、前半の勢いそのままに成城大がロングパスを成功させTD、さらに第4Q序盤にもスクリーンパスでTD。首都大は後半になってランが出始めていたが、少ない残り時間ではパスを選択せざるを得ず、それを見越した成城大は激しいパスラッシュでQBに襲い掛かる。このままでは終われない首都大は、QBサックやCB#19藤井らのセカンダリー陣のハードなマンツーマンで食らいつくも、成城大の息の合ったパスプレーに翻弄され追加点を許してしまう。一矢報いたい首都大は、第4Q終盤にRB#31吉野のランでロングゲイン、スペシャルプレーで待望のTDを挙げるが、ここで試合終了。成城大は2部昇格を賭けた入替戦出場が決定した。
◎ゲームレポート(2013.11.10)
★第1試合 1部Bブロック ●国士舘大学6-34横浜国立大学○
第1Q、横国大は序盤からラン中心に攻撃を仕掛ける。WR#89長崎が38ヤードの快走でTDを挙げて先制、さらにパスカットしたボールをLB#11羽田野がキャッチして攻撃権を得ると、第2Q序盤にWR#7常田エンドゾーンでパスをキャッチし追加点を挙げる。対する国士舘もパスをつないで着々とヤードを進めていくがゴールには至らず、FGも失敗に終わってしまう。第2Q終盤には、ロングゲインでテンポよくヤードを進めた横国大が得点し、さらに点差を広げて前半を折り返す。後半に入っても、横国大の勢いは止まらない。インターセプトで攻撃権を得ると、再び#7常田がTDを決める。一方の国士舘は、4Qに入り、ようやくQB#12古本によるオフェンスがかみ合いはじめる。RB#21中里やTE#89佐藤らの活躍で敵陣深くへと攻め込んでいくと、最後は#21中里のランでゴールラインを割り、待望の得点を上げる。点差を埋めたい国士舘はさらに果敢に攻めるが、横国大は渾身のQBサックでそれを許さない。ディフェンスに後押しされた攻撃陣が、ダメ押しのTDを決め試合終了。横国大が3勝目を挙げ、シーズンを終えた。
★第2試合 1部Bブロック ○専修大学28-20関東学院大学●
走力のあるQBを有する2校の対決となった最終戦。試合開始早々、専修大がFGで先制。さらにその直後LB#34田邊がインターセプトリターンTDを決めて流れを引きよせる。一方の関東大も、次の攻撃で一気に敵陣までボールを運ぶと、TE#5片岡がエンドゾーンでパスキャッチし点差を縮める。しかし、すぐさま専修大がQB#9升川の快走でTDを奪う。第2Qでは、攻撃権を得た関東大が、QB#7安田のランを中心に攻撃を組み立てていく。度々ロスタックルを受けるもののロングゲインでフレッシュを重ね、最後はWR#25水野がTDを決める。この得点で2点差まで追いつめたところで前半終了。後半、専修大はラン中心の攻撃に要所でパスを使い相手守備を翻弄、#9升川のTDに繋げ再び点差を広げる。この時点で8点差の関東大は、WR#10工藤のロングゲインを契機に#7安田のランでTD。続く2ポイントコンバージョンは、専修大のDL陣が意地のタックルで抑えて同点ならず。まだ逆転を狙える関東大であったが、その直後のキックオフリターンで専修大#1梶川にTDを決められてしまう。一方の専修大は、このリードを守りきろうと守備が奮闘。インターセプトやロスタックルを決め、反撃の隙を与えない。専修大最後の攻撃はニーダウンで時間を流し試合終了。シーソーゲームを制した専修大が、有終の美を飾った。
◎ゲームレポート(2013.11.09)
★第1試合 1部Aブロック ○神奈川大学42-13上智大学●
上智大のキックで試合開始。まず流れを掴んだ神奈川がラッシュ中心に距離を詰めると、RB#5高柳が上智大守備をスピンでかわしTD。対する上智大もじわじわとゲインを重ね敵陣まで攻めるが、ここは神奈川守備陣に阻まれK#97江口の35ヤードFGに留まる。第2Qに入ると再び神奈川がTD、ここから怒濤の攻撃で前半だけで合計28点を奪う。後半、上智大#97江口が再び32ヤードのFGを成功させ追加点。ここから巻き返しを図るかと思われたが、神奈川も意地を見せQB#9中本らが更に加点、上智大を突き放す。上智大も負けじとWR#10木俣がパスをエンドゾーンでキャッチしTDするも、開いた点差は埋められず試合終了。神奈川がシーズン3勝を挙げブロック5位を確定させた。
★第2試合 1部Aブロック ○東京大学17-14一橋大学●
この一戦で入替戦出場校が決定する最終戦。最初の攻撃からモメンタムを引きよせたのは東京大、テンポよく進むとRB#32藤田が先制TD。そして次の一橋大の攻撃をパントに沈めると再び素速く攻め入り、今度はFGを成功させ一気に差を付ける。対する一橋大はDL#59原田のQBサックなどで応戦するが、なかなか得点を奪うことは出来ない。しかし後半に突入したところでやっと一橋が波を捕らえた。WR#81前田へのパスを次々と決め敵陣に入り、RB#29井上がエンドラインを割り念願の初得点。更に東京大のオフェンスを遮りこぼれたボールをDL#73津村がリカバーし攻守交代とするなど、勢いをつけ始める。最終Qでは一橋大がギャンブルを成功させ、立て続けにパスを決めるとQB#19平野が自ら走りTD、3点差にまで詰め寄る。ここから何とか逆転に持ち込みたいところであったが、タイムアップとなり試合終了。東京大がリードを守りブロック6位が確定、一橋大はブロック最下位で入替戦に臨むこととなった。
★第3試合 1部Bブロック ●日本体育大学16-41立教大学○
小雨が降りしきる中キックオフを迎える最終節。第1Qに立教大はRB#30茂住が左サイドへのランで先制TDを決める。対する日体大はランプレーで次々とシリーズを更新すると、エンドゾーン内にいたTE#83岩淵へのパスプレーを成功させ点を取り返した。第2Qに入ると立教大はWR#17中山への2度のロングパスを決め敵陣深くまで攻め込むと、茂住が2つ目のTD。モメンタムを引き寄せた立教大はその後も追加点を決め日体大を引き離すが、前半終了まで1分を切ったところで日体大K#12長尾が手前35ヤード地点から執念のFGを成功させ立教大に喰らい付く。 それでも後半、流れの切れない立教大は日体大QB#16辻の放ったロングパスボールをDB#19浅川がインターセプト。勢いそのままにWR#7小川がTDを決め34-10と点差を広げる。しかし、日体大もWR#24倉本へのロングパスで敵陣28ヤードまで陣地を広げ、辻自らボールを運び入れ巻き返しを見せる。その後も日体大はパントに見せかけたパスプレーなどトリックプレーをするも、立教大の強固なディフェンスに阻まれTDにはいたらない。試合はそのまま立教大ペースで進んでいき、第4Q残り1秒には立教大がダメ押しのFGを狙うも不成功。しかし、結果は41-16で立教大の勝利。この結果、立教大は55年ぶりの6勝1敗という記録を打ち立てた。(「立教スポーツ」編集部:塩田将平)
◎ゲームレポート(2013.11.03)
★第1試合 3部Cブロック ●神田外語大学0-21新潟大学○
先制パンチを繰り出したのは新潟大。最初のシリーズでRB#1小川が4回に渡り素速い走りをみせ、危なげなくTDを挙げる。その後も、新潟大#1小川やRB#21後藤らの怒涛のラン攻撃を神外大は止めることが出来ない。しかし、第2Qに入ると好調であった新潟大攻撃の流れが止まる。その一方で、神外大はQB#11長瀬からのパスを成功させヤードを進めるが、敵陣まで攻め込むことは出来ず、そこからは両者我慢の展開となり、追加点のないまま前半終了。迎えた後半、神外大はRB#34小林のランなどで果敢に攻め込むものの得点に繋がるような大きいゲインを奪う事は出来ない。それを挽回しようとLB#34小林がQBサック、ギャンブルを止めるなど守備陣が活躍。流れをこのまま掴みたいところであったが、新潟大の粘りの守備に阻まれチャンスを得点に繋げられない。新潟大は勢いそのままに、攻守交替した次のプレーにRB#28佐藤がTD。神外大を大きく引き離す。最終Qに入っても神外大はなかなか自陣から抜け出すことが出来ず、試合終了。0-21で新潟大が三勝目を挙げた。
◎ゲームレポート(2013.11.02)
★第1試合 3部Cブロック ●東京外国語大学14-24埼玉大学○
試合が動いたのは第1Q残り2分、敵陣約35ヤードから埼玉大QB#9吉田が投じたリードボールをWR#11松井がキャッチしTD、先制点を獲得。対する東外大は、ノーハドルオフェンスでテンポを上げてゲインを試みるも、埼玉大ディフェンスにパントに抑えられる。第2Q、インサイドを抜けた埼玉大RB#22礼悦が約30ヤードのロングゲインで敵陣4ヤードまで攻め入り、勢いそのままにTDし追加点を挙げる。東外大もWR#81荒居へのパスが決まりTD。しかし直後のキックオフで埼玉大にリターンTDを許し、点差を広げられてしまう。後半、ビッグプレーはあるものの、互いに得点に繋げられないまま最終Qを迎える。終盤、時間を使いながらドライブした東外大は、敵陣45ヤード付近からスペシャルプレーを展開。マンツーマンディフェンスを抜いた#81荒居がキャッチしTD。このまま追加点を狙うべく、オンサイドキックを試みるも失敗。埼玉大の勝利となった。
★第2試合 3部Cブロック ●大東文化大学6-31宇都宮大学○
インサイドランを中心にゲインする宇都宮。第1Q終盤、宇都宮RB#27篠田がインサイドを割り、約60ヤードのロングラン。ビッグゲインで流れを掴んだ宇都宮は、勢いそのままにTDし先制点を挙げる。大東大は、オプションプレーを中心にゲインを試みるも、第2Q中盤、大東大がファンブルしたボールをリカバーした宇都宮は、ランで敵陣2ヤードまで攻め入りTD。追加点を挙げ、大東大を引き離す。前半終盤、大東大はWR#17田中へのロングパスが決まり、FGを試みるも失敗。前半を無得点で折り返す。第3Q、大東大がファンブルしたボールを再度宇都宮がリカバー。後半も先制点を挙げ、流れに乗りたい宇都宮であったが、大東大のDL陣が奮闘。激しいラッシュでキャリアーに食らいつき、得点を防ぐ。大東大オフェンスは、ゴール前8ヤードまでボールを運ぶも、ギャンブルは失敗。第3Qは互いに得点を挙げられないまま終了。迎えた最終Q、#27篠田やWR#7増山が大東大ディフェンスをなぎ倒すランで追加点を獲得。なんとか得点したい大東大であったが、宇都宮LB陣に3インターセプトを許し、攻撃権をキープできない場面が続いたが、試合時間残り10秒から時間を使い切りTD。一矢報いた大東大であったが、31-6で宇都宮の勝利となった。