◎ゲームレポート(2016.03.13)

★第1試合 日米親善トモダチボウル ●Team Rising Sun(日本) 6-26 Team U.S.A.(アメリカ)○
 最初に流れを掴んだのはアメリカ。QB#2Johnson IsaishのロングパスをRB#4Rosalie Deandreがキャッチ、一気にゴール前へと攻め込み、#2Johnson Isaishが先制TDを決める。勢いに乗るアメリカは、第2Q早々に再び押し込みTD。さらにWR#8Green Jacobのパスキャッチでさらに得点を挙げ20点差まで広げるが、ここで日本はQB#4市瀬(慶應大)が次々とパスを決め、粘り強く攻めたてる。日本は敵陣20ydを切ったところでのギャンブル失敗を、すぐにDL#10奥山(明治大)のインターセプトで取り返す。アメリカのLB#22SantaneLli Dominicのロスタックルに苦しみながらもQB#11小林(日体大)からWR#86佐藤(中央大)へのパスが成功し、初得点を挙げる。後半戦に入っても勢いが衰えないアメリカは後半もDB#13Hayned Mylesのインターセプトで好機をつかみ、勢いそのままにダウンを更新する。対する日本もDB#24織田(明治大)のパスカットでTDを防いぐ、アメリカはFGトライからのスペシャルプレーでQB#7Henagan MarcusからRB#5Sprunger Shotaへボールが渡り、追加点を奪う。このままでは終われない日本は、LB#9徳茂(関西大倉高校)やDB#8森上(立教大)のタックルでアメリカの勢いを抑えると、DB#21高橋(帝京大)がインターセプト。しかし日本はなかなかチャンスを活かせず、終始リードを保ったアメリカが26-6で勝利を飾った。





◎ゲームレポート(2015.12.20)

★第1試合 バーシティボウル ●関東学生3部選抜10-19関西学生Div.Ⅲ選抜○
 関東がパントをファンブル、関西DB#20杉本(和歌山)がリターンTDを挙げ先制する。追う関東はWR#99竹内(高崎経済)の活躍で敵陣へ入るが、痛恨のファンブル。その後もファンブルによるターンオーバーが相次ぎ、試合の流れは停滞する。その均衡を破り、関東はロングパスで一気に敵陣深くまで攻め込むと、QB#6横田(東京農工)からWR#81大倉(流通経済)へのパスが決まり同点に追いつく。第2Q、関西WR#88森田(天理)が見事なロングパスキャッチでゴール直前までボールを運びそのままTDかと思われたが、関東守備陣が健闘。DE#67富田(東京都市)がQBサック、ロスタックルで後退させる。関西はWR#4奥田(摂南)がFGを成功させ、一歩リードして前半終了。後半開始早々、ファンブルリカバーで好位置から攻撃を始めた関東がFGトライを決め同点に追いつく。関西もQB#16三浦(摂南)からTE#81猪原(京都府立)へのパスでヤードを稼ぐが、関東SS#24上條(電気通信)のインターセプトに阻まれ追加点ならず。同点で迎えた第4Q、関西が41ヤードFGを決め再びリード。追う関東はパスプレーで徐々に陣を進めるが、関西DB#21鈴木(京都工芸繊維)のインターセプトで流れは再び関西へ。関西はQB#2轟木(和歌山)のランで敵陣深くまでボールを運ぶと、QB#12中原(佛教)が関東守備陣をすり抜けTD、関東を突き放す。関東も怒涛のパス攻撃で反撃に出るが、得点には至らず試合終了。19-10で関西Div.Ⅲ選抜が勝利を収めた。

★第2試合 バーシティボウル ●関東学生2部選抜14-21関西学生Div.Ⅱ選抜○
 先制したのは関西。WR#2宮田(大阪教育)へのロングパスで一気に敵陣に入ると、WR#1池田(大阪体育)がTDを挙げる。対する関東はSS#15榎本(成城)のインターセプトで好機を得たものの、関西の堅固な守備に阻まれチャンスを活かしきれない。しかし第2Qに入ると流れは関東へ。LB#96門脇(東京学芸)がパスインターセプト、WR#88豊田(東京工業)へのパスで敵陣深くまでボールを運ぶと、QB#10時崎(東洋)からWR#16藤(武蔵)へのパスが決まりTD、同点に追いつく。さらに追加点を狙うも、関西守備陣の隙をつくようなタックルに追いこまれる。対する関西もQB#3立間(大阪体育)からWR#12安原(神戸学院)やWR#15桑原(大阪産業)などへのパスで徐々に陣を進めるが、FG失敗で追加点ならず。前半終了間際に関東が再び攻撃を始めるが、TDパスを関西SF#17小林(大阪産業)のインターセプトに阻まれ、7-7で前半戦を折り返す。迎えた後半戦、関西はQB渡邊#90(兵庫県立)の怒涛のラン攻撃でヤードを稼ぐが、インターセプトされ攻撃権を手放す。その後両守備陣が健闘し、インターセプトによるターンオーバーがつづき両者譲らない展開がつづく。しかし第3Q終了間際、関西はSF#17小林(大阪産業)のインターセプトで好位置からの攻撃権を得ると、RB#35菅谷(同志社)がTDを挙げる。関西リードで迎えた最終Q、RB#22木本(東京学芸)、RB#21三日市(青山学院)の活躍で敵陣を割った関東は、WR#11福田(国士舘)のTDで再び同点に並ぶ。試合終盤、CB#13竹内(江南)のインターセプトにより再び勢いづいた関西は、ラン・パスを織り交ぜたプレーでダウン更新すると、2ミニッツを切ったところで#12安原がTD、再びリードする。関東は最後の反撃に出るが、関西#13竹内が再びインターセプトで守り切り、タイムアップ。関西Div.Ⅱ選抜が見事接戦を制した。





◎ゲームレポート(2015.12.13)

★第1試合 入替戦(BIG8-2部) ○横浜国立大学21-14東洋大学●
 横国大が1部の意地を見せつけた。先制点を奪ったのは横国大。1Q開始早々、TB#27草野のランを中心に敵陣に攻め込むと、QB#9平野がエンドゾーンに走り込みTDを挙げる。流れを掴んだ横国大が再びランプレーで敵陣に攻め込む。すると、RB#20伊良皆が東洋大ディフェンス陣をかわす巧みなランでTD。前半、横国大の14点リードで後半へ折り返す。後半も横国大の勢いは止まらない。#20伊良皆が60ヤードを走り抜けTDを決める。東洋大の反撃は4Q。横国大のファンブルをLB#5茂見がリカバーし攻撃権を得る。QB#10時崎を中心とした攻撃でエンドゾーン手前までボールを運ぶと、RB#3山形がTD。K#85大森がTFPも決め7-21。今試合初得点を奪った東洋大はここから勢いに乗る。横国大のオンサイドキックをDB#2森がリカバー。ディフェンス陣好プレーにオフェンス陣が応える。#10時崎からの約30ヤードロングパスをWR#4川嶋がキャッチする。エンドゾーン2ヤード手前から、RB#3山形が今試合2本目のTDで7点差に迫る。試合終了まで残り1分30秒切り再び東洋大の攻撃となるもDB#24渡辺がインターセプトを決め、横国大の勝利が決まった。この結果、横国大の1部BIG8残留が決定した。(東洋大学スポーツ新聞編集部:西川諒)

★第2試合 入替戦(BIG8-2部) ○駒澤大学42-14桜美林大学●
 1Q、駒澤大はRB#24末廣のTDで先制点を奪う。対する桜美林大はDFのタックルで駒澤大の勢いを止めると、パスとランプレーでゴールまでの距離を縮め、TDを決める。駒澤大はインターセプトでゴールに近づくも得点に絡めず、桜美林大は1Qが終わる直前にRB#20清水によるTDを挙げ、14-7で前半を終える。迎えた後半の3Q開始直後、桜美林大はロングパスを決め一気にゴールまで詰める。しかし、駒澤大のディフェンスに阻まれて得点には至らなかった。それでも3Q終了間際、ランプレーでファーストダウンを獲得し最後はQB#5渡辺のTDで得点、駒澤大との差を縮める。しかし4Q、駒澤大は#24末廣のTDなどで一挙21得点を獲得しリードを広げ、#24末廣は5TDを挙げた。追いつきたい桜美林大は積極的なオフェンスを見せファーストダウンを獲得するがあと一歩でTDが決まらず、駒澤大のリードを奪えずタイムアップ。試合は42-14で駒澤大が勝利し1部BIG8残留を決めた。(駒大スポーツ編集部:常木寛哉)

★第3試合 入替戦(BIG8-2部) ●一橋大学21(TB3)-21(TB6)東京学芸大学○
 2015レギュラーシーズン最終戦。両校守備陣の活躍が目立ち、両校無得点で1Qを終える。2Qに入ると、学芸大はRB#22木本のランプレーで次々とダウン更新し、先制TDを挙げる。対する一橋大も#27猪狩のビッグリターンで敵陣32ヤードからの攻撃権を得ると、QB#16長島のランとWR#9矢鳴のパスキャッチでゴール前1ヤードに迫り、最後は#16長島が押し込みながらTD。同点に追いついた一橋大はディフェンスにも勢いがつき、SF#27猪狩のロスタックルなどで学芸大にゲインを許さず、4thダウンのパントのスナップミスを見事に仕留め、#27猪狩のファンブルリカバーによる逆転TDに成功。学芸大も必死の攻撃で追加点を狙うが、一橋大の鉄壁のディフェンスに阻まれ、7点差で前半を折り返す。後半最初のシリーズで、学芸大は#22木本のラン、リバースプレーからのWR#15伊藤が投げたパスをQB#4池田がキャッチするトリックプレーなどで一橋大守備を翻弄しゴール目前まで迫るが、4thダウンギャンブルのランプレーを抑えられ得点ならず。しかし最終Qで再び学芸大のランプレーが炸裂し、#22木本のTDで同点に追いつく。対する一橋大も、TB#24高比良の力強いラッシングで時間を使いながらボールを進める、2ミニッツを切ったところでRB#21小野のTDで再び逆転に成功。このまま一橋大が逃げ切るかと思われたが、試合終了直前に学芸大が猛反撃。パスで一気にゴール前へ詰めると、試合残り17秒で#22木本の劇的なTDで同点に追いつき、勝負はタイブレークへともつれ込む。先攻の一橋大は#21小野へのハンドオフでゴール前8ヤードまで進むが、反則による罰退で大きく後退。結果、K#88吉川の21ヤード地点からのFGトライを成功させて3点を先制する。しかし後攻の学芸大は1プレー目に#22木本のランで一橋大守備陣をくぐり抜け見事TD。学芸大が2008年以来の2度目となる1部リーグ昇格を果たした。





◎ゲームレポート(2015.12.12)

★第1試合 チャレンジマッチ(TOP8-BIG8) ●専修大学21-28立教大学○
 コイントスに勝った立教大は好リターンでフィールド中央からの攻撃開始。QB#18田中の正確なパスでファーストダウンを更新し続けると、最後は#18田中自らエンドゾーンに走り込み先制のTDを挙げる。一方、専修大はQB#10小林を起点にノーハドルオフェンスで攻め続ける。すると、WR#6秦へのパスが通るとディフェンス陣をかわして39ydを走りきり、同点に追いつく。さらに2Qに入ってもQB#10小林とWR#1梶川のホットラインが立教大に牙をむく。次々とファーストダウンを更新し敵陣へ侵入、9ydのTDパスにつながり、専修大が逆転する。前半で同点に追いつきたい立教大はQB#15栗原の62ydのランで相手陣2ydまで侵入するとRB#29森井にハンドオフしTD。前半を14-14と同点で折り返す。後半になってもお互いに一歩も譲らず、均衡したゲームは4Qへ。立教大はQB#18田中からWR#17鈴木に36ydのロングパスが成功。相手のペナルティーも重なり流れが立教大に傾くと、TDに繋げて再び逆転する。何とかしたい専修大もRB#22坂間のランでじわじわとエンドゾーンに近づくと、4thダウン10yからギャンブルを選択。結果、WR#19金子にパスが通りこの試合3度目の同点となる。残り5分弱となり、立教大は#18田中のパスとRB#25嶋田のランで相手陣を切り裂くと最後は#18田中が飛び込み逆転のTD。最後、専修大も粘ったが一歩及ばず試合を終え、立教大は2年ぶりにTOP8へ返り咲いた。(立教大学体育会「立教スポーツ」編集部:冨田豪紀)

★第2試合 チャレンジマッチ(TOP8-BIG8) ○日本体育大学6-0帝京大学●
 日体大はDB#6山本のインターセプトで帝京大から攻撃権を奪取、そのままQB#16辻のパスでゴール前まで果敢に攻め込み流れを掴んだかに見えたが、残り1ヤードの4thダウンギャンブルを失敗し、いまひとつ勢いに乗れない。対する帝京大は2Qに入り日体大の隙を突きファンブルリカバー。帝京大は果敢に先制点を奪いにいくが、日体大LB#43富樫がインターセプトし帝京大の攻撃を封じ込める。お互い守りが堅く両校無得点のまま前半終了かと思われたが、前半2ミニッツに入ったところで日体大がノーハドルオフェンスで相手を焦らせてボールを進め、最後はK#12関根のFGで日体大が先制点を奪う。後半開始早々、日体大は#12関根の31ヤードdFGを成功させ3点を追加。ここから両者のファンブルリカバー、インターセプトによるターンオーバーが続き、一進一退の攻防が繰り返される。日体大リードのまま迎えた最終Qも残り半分、帝京大QB#14石井(1年・日体荏原)のパスをWR#1有馬がキャッチ。ゴールを目指しじわじわと攻めるが、残り2分で日体大DB#21広瀬がインターセプト。このまま日体大は時間を使い、タイムアップ。日体大が接戦を制し、来シーズンもTOP8でのプレーが決定した。

★第3試合 入替戦(BIG8-2部) ●東海大学27-36国士舘大学○
 東海大は最初のシリーズからQB#8伊藤のパスと#22伊藤、#26徳田の両RBを巧みに使いながらじりじりとヤードを獲得し、#22伊藤の飛び込みTDで先制する。しかし国士舘も直後のキックオフリターンにて#16椿原がビッグリターン、敵陣35ヤードまでボールを進めると、TB#28川嶌(1年・埼玉栄)のTDランで同点に追いつく。追加点を狙う東海大は再びランプレーで攻め入るがTDならず、FGも失敗に終わる。対する国士舘はここから勢いに乗り、QB#10古本の活躍でTDを立て続けに挙げ、点差を広げる。しかし東海大も前半終了間際、粘りの守備で国士舘のダウン更新を抑えてパントに追い込むとると、WR#3堀がパントリターンTDを挙げて1TD差で前半終了。後半に入ると、両校の競り合いはヒートアップ。東海大は国士舘の攻撃をインターセプトし、TDで追加点を挙げる。TFPキックの失敗により1点差まで追い上げるたが、ここは今季リーグ戦全勝優勝を飾った国士舘が落ち着いた攻撃を見せ、#10古本がTD、さらにTB#25大石が2ポイントコンバージョンを成功させて再び点差をつける。4Qに入り、逆転を狙う東海大は#8伊藤の活躍でゴール前まで攻め入ると、最後は#22伊藤のDランで2点差に迫る。試合も残り2分を切り、国士舘は最後の攻撃を時間を使いながら攻め、#28川嶌が東海大守備を切り抜けて一気にゴール前へ走り、5本目のTDを挙げる。試合残り1分、東海大は最後の猛攻撃をしかけロングパスを投じるがキャッチならず、さらに国士舘LB#41飯田のQBサックまで決まり、試合終了。これにより東海大は2部降格、国士舘は3年ぶりの1部リーグ復帰が決定した。





◎ゲームレポート(2015.12.06)

★第1試合 医科歯科1部リーグ ●日本大学医学部14-28慶應義塾大学医学部○
 試合開始早々、慶應医がパスインターセプトリターンTDを決め先制。さらにその後の日大医の攻撃もインターセプトし再び攻撃権を得ると、RB#34竹田のランを中心に敵陣に攻め込み、スペシャルプレーで4thダウンギャンブルに挑戦するが、これは失敗。対する日大医は、ランプレーを中心にゲインを重ねるも得点ならず。第2Q、日大医はランアフターキャッチでゴール前3ヤードに迫ると、粘る慶應医に競り勝ちTD。同点に追いつく。続く攻撃で慶應医はテンポよくダウンを更新するがボールをファンブル、これを日大医DL#57柿下がこれをリカバーしターンオーバー。しかし慶應医の固い守備を前になかなかヤードを進めることがでず、7-7の同点で前半終了。後半、慶應医はランで敵陣深くへ攻め込むと、WR#81三輪がエンドゾーンにボールを運びTD。さらに守備でも、アグレッシブなフロント陣がDL#78高山のロスタックルなどで日大医のラン攻撃を抑える。最終Qに入っても慶應医ラッシングの勢いは止まらず、#81三輪が2本のTDを追加。追う日大医も、WR#88小林へのロングパスを通すと、相手ディフェンスを振り切りTDを決めて必死に食らいつく。しかし慶應医が日大医のオンサイドキックを阻止し、勝利を収めた。

★第2試合 医科歯科1部リーグ ○獨協医科大学17-6昭和大学●
 序盤、獨協医はラン攻撃を中心にゲインを重ねると、ロングパスを通しランアフターキャッチでそのままTDを決める。さらにキックオフで相手のファンブルを誘い、リカバーして再び敵陣からの攻撃権を得る。しかし負けじと昭和大はWR#8古山のパスインターセプトで攻撃権を奪い返すと、ランとパスを織り交ぜじりじりとヤードを進める。獨協医LB#51守谷のQBサックなどに苦しめられながらも、TE#5小林のTDパスキャッチで6点を返す。第2Q、昭和大はDB#20太田のパスインターセプトでチャンスを得るが、得点には結びつかない。前半終了間際、獨協医はQB#7中原のランなどでゴール前へと迫り、TDを狙い果敢にパスを投じる。しかしここは昭和大LB#77狩野ら守備陣が守り切り、FGに抑える。後半に入ると両チーム守備陣が健闘し、第3Qは得点なし。最終Q、獨協医はランでダウンを更新し、TE#44川久保へのパスを通して敵陣深くへ攻め込むと、RB#2曽がエンドゾーンへ飛び込みTD。対する昭和大はパスを繋ぎ懸命にゴールを目指すも、獨協医の守備に苦しめられて攻めきれない。そんな中、獨協医DB#11大澤がパスインターセプトでモメンタムを引き寄せると、ロングドライブ。獨協医がそのまま逃げ切り、勝利を収めた。

★第3試合 医科歯科1部リーグ ●北里大学医学部7-9東京慈恵会医科大学
 第1Q、北里医は、RB#6岩波へのパスでロングゲインし得点の好機を得るが、慈恵会DB#21本間にパスインターセプトを許す。北里医守備も、LB#53渋谷のQBサックなどで慈恵会を3アンドアウトに抑えるなど、両者守備陣が健闘。そんな中、北里医は慈恵会DL#77瀧島のQBサックなどに苦しめられながらも、QB#16川田がラッシングTDを決め先制点をあげる。対する慈恵会は、パスとランを織り交ぜた攻撃で攻め込み、第2Qに入ったところでRB#23塚越がラッシングTDを決め6点を返す。北里医はパスを中心に攻めるが、慈恵会守備もDL#74神人らがロスタックルを量産しゲインを許さない。北里医守備も鋭いタックルで慈恵会の攻撃を抑え込み、試合は拮抗。後半に入っても一進一退の攻防が続く。北里医はファンブルリカバーで攻撃権を得ると、パスでテンポよくゲインし敵陣へ。第4Qに入り、北里医はFGフォーメーションからのスペシャルプレーでTDを狙うが、慈恵会に阻止され得点ならず。1点差を追う慈恵会は、ロングゲインを狙い果敢にパスを投じるも、あと一歩のところで通すことができない。しかし続く北里医の攻撃をインターセプトすると、QB#12町田のランなどで敵陣へ攻め込み、残り1:30でFGを成功させ逆転。北里医も必死にパスを投じるが、慈恵会DB#7出井がインターセプトし試合終了。慈恵会が逆転で接戦を制した。





◎ゲームレポート(2015.12.05)

★第1試合 入替戦(3部-エリア) ○創価大学36-14白鴎大学●
 前半の流れは創価大が掴む。白鴎大の攻撃を1シリーズに抑えた直後の攻撃で、RB#21川合が先制TD。白鴎大もすぐさまQB#38赤間がTDを挙げ追いつくも、創価大の勢いは衰えず、直後に再び#21川合が疾走しTD。さらにはDB#1黒田がインターセプトで白鴎大の攻撃を封じ込める。白鴎大もゴール前2ydの攻撃を抑えるなど好守備を見せるが、1TD差で前半を終える。後半、創価大はリバースプレーでWR#6國近がボールを持つと、そのままWR#15北村へパスし追加点を挙げる。TFPは2Pコンバージョンを選択、RB#31鈴木がキャッチアフターランで2点を追加し点差を広げる。対する白鴎大も自陣から#38赤間のランプレーなどでじっくりと攻め、最後はRB#25中澤の押し込みTDで底力を見せる。4Qに入っても、創価大は落ち着いた攻撃で追加点を挙げ、守備では白鴎大の攻撃をきっちり抑える。最後の得点を狙う白鴎のパスを、試合残り2秒で創価大DB#15北村がインターセプトし試合終了。創価大は実力の差を見せつけ、3部残留を決めた。

★第2試合 入替戦(3部-エリア) ●高崎経済大学14-19神田外語大学○
 1Q、神外大は守備陣のLB#52清水らがプレッシャーを与えて高経大の攻撃を抑え込むと、敵陣24ydの好位置から攻撃開始。続く攻撃で、QB#11長瀬のランプレーでゴール前まで詰めると、#11長瀬が自らボールをもって先制点を奪う。神外大はその直後にDB#80橋本がインターセプトするなど、攻守ともに勢いに乗る。しかし2Qに入ると高経大もQB#18川崎のパスが次々と決まり、時間を使いながら神外大を追いつめ、前半終了間際にWR#99竹内へのパスが通りTDを決める。同点で再開された後半戦、神外大は高経大のパス防御に苦しみながらも#11長瀬の縦パスでヤードを進め、追加点を奪うことに成功。高経大はその後の攻撃から#18川崎と#99竹内のホットラインを使い、こちらも再びTDパスが通り逆転。高経大は1点をリードするが、神外大はWR#22藤井のTDで再び逆転に成功。両者一歩も譲らず、一進一退の攻防が続く。最終Q、高経大はRB#8田中とRB#2山崎の力強いランで中央の隙を抜けながら徐々に敵陣へと詰めていくが、ゴール前10yd地点で神外大DB#9山城がインターセプト。高経大は必死の守備で神外大の最後の攻撃を防ぎ切る。試合終了間際、逆転を狙う高経大最後のパスを、神外大がインターセプト。接戦を制した神外大が3部に昇格した。





◎ゲームレポート(2015.11.29)

★第1試合 2部Bブロック ●神奈川大学0-28上智大学○
 両チームラン攻撃を中心に攻撃を展開するも、両フロント陣の健闘で試合は拮抗し、無得点のまま1Q終了。第2Q、上智大はRB#16有田のランを中心に攻め、ディフェンスでもLB#5杉山のQBサックなどで神奈川オフェンスを封じ込める。対する神奈川はLB#28高野のタックルで上智大の得点を阻止。しかし上智大も神奈川の攻撃を最小限に抑えると、続く攻撃ではランでゴール前10ヤードへ攻め込み、#16有田がTD。7-0で前半終了。後半に入り、前半の勢いのまま上智大はランでゲインを重ねる。神奈川ディフェンスはゴール前で競り合うが、再び上智大#16有田が飛び込んでTD。さらにDB#36西本がファンブルリカバーで神奈川から攻撃権を奪うと、次の攻撃でWR#83島田へのロングTDパスを決め、3Q終了。4Q開始早々、神奈川のパスをDL#69佐藤がインターセプト、そのままエンドゾーンにボールを運びTDを決める。続く神奈川の攻撃でも、上智大はDL#71山藤のタックルでファンブルを誘い再び攻撃権を得るが、神奈川もLB#41岩澤のタックルなどで粘る。一矢報いたい神奈川は立て続けにダウンを更新し果敢に攻めるも、上智LB#5杉山にサックを許し、得点ならず。後半モメンタムを掴んだ上智大が勝利を収めた。

★第2試合 東日本代表校決定戦 ○早稲田大学20-10東北大学●
 試合開始早々、早稲田がRB#28須貝の57ヤードラッシングTDで先制。東北大オフェンスは、早稲田の隙の無い守備を前に思うようにゲインできない。波に乗る早稲田は、TE#87田島へのパスや#28須貝のランなどでテンポよくゲインし敵陣へ。東北大はDL#51長友のQBサックなどでTDは阻止し、早稲田K#16佐藤がFGを決め1Q終了。第2Q、早稲田はRB#27向山のディフェンスをすり抜けるランでゴール前10ヤードへと迫ると、#28須貝が2本目のTD。対する東北大は、RB#25松尾の力強いランなどでドライブを続け、FGにトライするが失敗し、前半終了。第3Q、東北大はランとパスを織り交ぜた攻撃で敵陣へ攻め込み、FGを成功させて3点を返す。最終Q、早稲田はWR#85鈴木のパスキャッチなどでゴール前に迫ると、K#26渡邉のFGを決める。追う東北大も果敢にパスを投じるも、早稲田のパス防御を前に思うように攻めきれない。早稲田オフェンスは順調にゲインを重ねていくが、東北大ディフェンスもLB#10伊豆田のタックルなどで必死に食らいつき、追加点を阻止。攻撃権を得た東北大は、WR#88森田、WR#87石母田へのロングパスを立て続けに通し、ゴール前8ヤードへ。試合残り1分を切ったところで、RB#6若狭がエンドゾーンに走り込み、今試合初TDで意地を見せる。東北大はオンサイドキックを試みるも、早稲田がこれを阻止し試合終了。早稲田が甲子園ボウルへの切符を手にした。

★第3試合 1部BIG8 ○立教大学24-3拓殖大学●
 拓殖大は好位置からの攻撃権を得ると、QB#9河西のランなどで敵陣に攻め込むが、立教大がLB#6内田のインターセプトで流れをを断ち切る。立教大はラン攻撃でゲインを重ねるも、拓殖大DL#51郡司のタックルに苦戦。しかしK#37細谷がFGを決め3点を追加し、1Q終了。第2Q、拓殖大の鋭いタックルに苦戦しながらも、立教大はWR#89久我へのパスを通し、TDを決める。対する拓殖大もTE#8八木のランアフターキャッチで4thダウンギャンブルを成功させ、K#1小泉がFGを決めて3点を返す。しかし立教大の攻撃の勢いは止まらず、#89久我へのTDパスで追加点を奪う。後半に入ると、両チーム守備陣が健闘し、試合は拮抗。拓殖大は#8八木へのパスを中心に攻めるが、立教大の集まりの速いディフェンスを前に、なかなかゲインできない。対する立教大オフェンスも、RB#25嶋田のランでダウンを更新するが、拓殖大DB#13平野のパスカットに阻まれ攻めきれない。最終Q、立教大はインサイドのランとパスを織り交ぜ敵陣深くへ攻め込むと、QB#18田中がTD。負けじと拓殖大も#17新井がキックオフをロングリターンすると、RB#10川口のランでゴール前へ。しかし立教大がゴールライン際の勝負に競り勝ち、拓殖大はTDならず。その後立教大がRB#32猿倉のランなどでロングドライブし、タイムアップ。立教大は全勝でBIG8優勝を飾った。





◎ゲームレポート(2015.11.28)

★第1試合 1部BIG8 ○帝京大学19-17東海大学●
 両校共に手に汗握る熱い戦いを最終戦で見せてくれた。1Qは守備陣の健闘もあり互いに無得点。試合は2Qに動いた。帝京大QB#14石井からRB#1有馬への58ydのTDパスが通り先制。その後、K#33向田のTFPで1点追加し7点を奪う。2Q終盤には再びFGを決め、帝京大が幸先の良い滑り出しを見せる。後半は前半同様、帝京大のペースで進むかと思われたが、一転して東海大のペースとなった。3Q中盤、帝京大のパントを東海大WR#3堀がキャッチ、そのままリターンTDを決めると、ここから怒涛の攻撃が始まった。その後のTFPも決めると、5分47秒にはQB#8伊藤からWR#3堀への20ヤードのパスが通りTD、逆転に成功。驚異の粘りを見せる。試合は最終Qに突入。序盤、帝京大がQB#10竹内の23ydのパスがWR#23山川に通りTD。東海大もK#7片山のキックで33ydのFGを決め再び逆転。両チームの力が均衡し、どちらが勝っても不思議ではない展開となった。この状況を打破したのは帝京大。この試合、一時は逆転となるTDを決めている#23山川が39ydのFGを決めた。このFGが逆転に次ぐ逆転の攻防に終止符をうち、最終スコア19対17で帝京大が最終戦を白星で飾った。(帝京スポーツ新聞部:齋藤一樹)

★第2試合 1部BIG8 ●一橋大学0-27東京大学○
 東京大のキックにより試合開始。一橋大の最初のシリーズを、LB#41宮崎やLB#44勝のQBサックで会場を沸かせる東京大ディフェンス。ギャンブルも防ぎ勢いに乗りたいところだったが、負けじと一橋大も東京大の攻撃を封じ込める。2Qに入り、東京大はTB#33宮山のランプレーで果敢に攻めるが、一橋大ディフェンスに抑えられる。勢いづいた一橋大守備陣は東京大のパスをDB#4鈴木がインターセプト。両校とも攻撃が思うように通らないまま前半終了。迎えた後半、東京大の攻撃に火がつき、RB#28宮崎のランプレーが炸裂。一橋大ディフェンス陣をなぎ倒しながらゴール前2ヤードまでボールを進め、最後は#28宮崎が先制TD。さらに、モメンタムを引き寄せた東京大は一橋大の攻撃にプレッシャーをかける。最終Q、一時離脱していたQB#12大槻が復帰し、東京大の的確なパスが次々と決まる。#28宮崎のランプレーも巧みに使いながら東京大は#12大槻の16ヤードのパスをWR#13団栗がキャッチしTD。一橋大も反撃に転じたいがなかなかチャンスが生まれず、その隙を突くように東京大は追加点を奪っていく。試合残り17秒で東京大#12大槻の本日3本目のTDパスが決まり、タイムアップ。東京大は完封勝利でシーズンを締めくくった。

★第3試合 1部BIG8 ○駒澤大学38-3横浜国立大学●
 1Q、駒澤大はパントリターンで#6五十嵐のロングランで好機をつくると、K♯21田中のFGで3点を先制。反撃したい横国大はTB#27草野がランプレーを試みるもLB#41小川などのタックルで得点を奪えず。終盤、駒澤大はRB#24末廣のTDで点差を広げるも横国大もK#13岩﨑のFGで3点を取り返す。2Qは駒澤大のQB#4澁谷がTDを挙げさらに点差を広げる。横国大もランプレーで果敢に攻め込むが、駒澤大ディフェンスに阻まれなかなかダウンを更新できない。それでもLB#5石田、DL#25原岡のタックルでオフェンスを防いだ。3Q、駒澤大はインターセプトリターンTDなどもあり一挙14得点を奪う。最終QもランプレーからTDで駒澤大が追加点でさらに横国大を突き放す。対する横国大はランプレーで陣を広げるも大きな好機をつくれず得点に結び付ける事ができなかった。結局試合は38-3で駒澤大の勝利。駒澤大は5位、横国大は6位で今季のリーグ戦を終え、両校とも2部との入替戦に臨む。(駒大スポーツ編集部:常木寛哉)





◎ゲームレポート(2015.11.22)

★第1試合 3部Bブロック ○東京農業大学19-13国際基督教大学●
 基督教はパスプレーを中心にダウンを更新し、WR#2神谷が先制TD。対する東農大もWR#1大嵜へのパスなどで陣を進るが、得点には至らない。しかしその後、基督教が敵陣深くからのパントをファンブルし、東農大にセーフティ2点を許す。第2Q、基督教はWR#14長谷川へのパスなどで陣を進めるが痛恨のファンブル、東農大がリカバーし攻守交代となるが、基督教が見事なパスカットを見せる。両校苦しい展開が続くなか、均衡を破ったのは東農大。#1大嵜がロングパスをキャッチし、敵陣深くへ攻め込むと、QB#7阿久津のTDで逆転に成功する。前半終了間際、追加点を狙う東農大はRB#3秋元のランを中心にヤードゲインするが、対する基督教もLB#26河野のQBサックなど好守備で東農大の攻撃を阻み、前半戦終了。 迎えた後半戦、基督教はラン・パスを織り交ぜたプレーでゲインすると、#2神谷がTD。 しかしすぐに東農大はDB#15篠澤がインターセプトで好位置からの攻撃を開始、勢いそのままにRB#19布橋がTDを挙げ、再び逆転。第4Q開始、勢いに乗る東農大はFGで追加点を奪うが、一方の基督教は相手のパントボールをファンブルするなどミスが相次ぎ、苦しい展開となる。2ミニッツを切り、最後の攻撃を始めた基督教はWR#14長谷川などへ果敢にパスを投じるが、東農大守備陣が鋭いタックルで守りきり、タイムアップ。東農大は全勝で3部Bブロック優勝を飾った。

★第2試合 3部Dブロック ○東京外国語大学31-30宇都宮大学●
 試合開始直後、東外大TB#34須賀田が先制TD。対する宇都宮もRB#39須永らのランでじりじりと陣を進めTDを挙げる。第2Q、東外大は自陣深くから攻撃を始めると、QB#4村元が守備陣をすり抜け70ヤードを独走しTDを挙げる。しかしその後、東外大は自陣深くでパントをファンブルし、セイフティを許す。さらに宇都宮はLB#6鬼丸の好リターンでゴール前5ヤードから攻撃を開始すると、TE#99下川床がTDを挙げ逆転に成功。前半終了間際、東外大がFGトライを決めて16-16の同点に追いつく。 後半戦、まずは宇都宮がTDを挙げ一歩リード。対する東外大はラン・パスプレーを織り交ぜた攻撃で猛攻するが、宇都宮守備陣はロスタックル、パスカットなどの好守備で東外大をFGに抑えこみ、リードを守る。その後も東外大は宇都宮LB#47半澤にインターセプトを許し、逆転のチャンスを逃す。敵陣30ヤードからの攻撃権を得た宇都宮は勢いそのままにRB#26鷲見がTD。すると東外大もすぐにランプレーを中心に陣を進め、RB#21永田がTDを返して5点差に迫る。そして2ミニッツを切ったところで、東外大LB#88島岡がインターセプト。#4村元のロングランで一気に陣を進めると、RB#47佐藤がエンドゾーンに走り込み、残り時間35秒で逆転TD。東外大が僅か1点差の逆転勝利を飾った。

★第3試合 3部Dブロック ●東京農工大学7-28千葉大学○
 序盤、両校守備陣の健闘により試合の流れは動かず、攻守交代を繰り返す。千葉大のファンブルを抑えた農工大が果敢にパスを投じるが、千葉大の好守備に阻まれる。対する千葉大もパスが通らず、WR#1花方やRB#28今井のランでヤードを稼ぐが得点には繋げられない。第2Qに入ると、千葉大が先制TD。追う農工大もランプレーを中心にじりじりと陣を進める、千葉大の固い守備陣に押されながらもWR#8西郷がゴール目前までボールを運び、RB#22岡田が守備陣をすり抜けTDを挙げ、逆転を決める。前半終了間際、千葉大が再び猛攻を始めるが、農工大守備陣のパスカットやQBサックに苦戦し、惜しくもエンドゾーンには届かずタイムアップ。7-6で前半を折返す。 迎えた後半、千葉大はラン・パスを織り交ぜたプレーで一気に敵陣深くまで攻め込むが、農工大の鉄壁の守備に止められ、FGにとどまる。さらに追加点を狙う千葉大は、テンポよくヤードを稼ぎゴール前まで進むが、農工大もDL陣が力強いタックルで食い止める。最終Q開始直後、千葉大がTDを挙げ、農工大を突き放す。2ミニッツを切り、農工大が再び攻撃を始めるが中々パスが通らず、更に千葉大DB#31井田にインターセプトを決められ、試合終了。後半に巻き返しをみせた千葉大が今シーズン無敗の農工大を破った。





◎ゲームレポート(2015.11.21)

★第1試合 3部Aブロック ○新潟大学13-7電気通信大学●
 先制したのは新潟大。WR#81樋口がモーションからランプレーで敵陣30ヤードまで進むと、3rdダウンでDBを抜いたWR#25岩内へのパスが通りTD。勢いづく新潟大は守備も好調で、電通大がファンブルしたボールをDL#41有江がピックし攻撃権を奪取。これを得点に繋げ、点差を13に広げ第2Qに入る。電通大は、ドライブするものの新潟大DL#64小柴にQBサックを許すなど、なかなか得点を狙える位置までたどり着けない。しかし第2Q中盤、エンドゾーンに迫られた電通大はLB#51梅原のインターセプトで流れを断ち切ると、20ヤード近く挽回。DL#77米山のQBサックなど守備でも奮闘するが、無得点のまま前半を13-0で折り返す。第3Q、電通大はRB#27高橋のランなどでハーフラインまで到達すると、ハンドオフを受けたRBがパスを投げるスペシャルプレーで一発TDを狙うも、風に煽られたボールを新潟大DB#37森山がインターセプト。なんとか得点したい電通大は、第3Q終盤でDB#25小川のインターセプトで攻撃権を奪うと、パスを中心にじりじりと陣を進め、ゴール前3ヤードに迫るが惜しくも得点ならず。しかし試合残り2分半で再び攻撃を開始した電通大は、4thダウンでのパスを成功させてゴール前1ヤードへ。そしてQB#1田河が新潟大守備を振り切り待望のTDを決める。しかし最後の攻撃権を得るため蹴ったオンサイドキックは惜しくも失敗。新潟大が時間を使い切り、勝利を収めた。

★第2試合 1部TOP8 ○日本体育大学34-3専修大学●
 第1Q、日体大はQB#16辻のスクランブルやRB#10北詰のランでゲインを繰り返し、勢いそのままにTD。2ptコンバージョンは失敗したものの、先制点でモメンタムを掴む。対する専修大は、得意のオプションプレーでピッチを受けたRB#25内村がサイドラインを駆け上がりレッドゾーンに入ると、第2Q初めにFGで得点。日体大も力強い走りでゴール前に到達すると、最後には#16辻のスクランブルでオープンを捲りTD、さらに2ptコンバージョンを成功させる。専修大も追加点を狙うが、日体大DB#33菅野の鋭いタックルなどでロスし、ダウンを更新できない。日体大はすぐに#16辻が専修大守備の中央を突破して追加点を挙げ、前半は22-3とする。後半、前半のミスを取り戻すかのように専修大守備が奮闘。DB#23原田が日体大WRに競り勝ちインターセプトするなど、第3Qの日体大の得点をFGの3点に留める。しかし第4Qに入り再び勢いを取り戻した日体大は、#16辻のスクランブルで一気にゴール前まで進みTD。この日4回目の2ptコンバージョンも成功させ、専修大を突き放す。さらに日体大のドライブは止まらず、K#12関根がFGを決め、リーグ戦最多FG回数の10回を記録。専修大は試合残り2秒でゴール前4ヤードまで攻め入るが、最終プレーはTDならず。日体大はチャレンジマッチに弾みとなる勝利を収めた。

★第3試合 3部Aブロック ○創価大学0-47流通経済大学●
 最初の攻撃権は流経大。ファンブルミスはあったものの、なんとか1stシリーズを得点に繋げる。勢いづく流経大は、創価大のプレーをDL#52鈴木、LB#57尾鷲が鋭いタックルで破壊し、このシリーズを3アンドアウトに抑える好守備を見せる。第2Qに入っても流経大が優勢であったが、レッドゾーンで惜しくもファンブル。これを創価大LB#51沼がリカバーし、攻守交替となる。好機を得た創価大は得点を狙うべくRB#21川合のランで攻撃するも、流経大の速いLB陣に阻まれ敵陣には入れず。攻守順調な流経大は、自陣48ヤードからWR#81大倉へのロングパスがヒット。ランアフターキャッチで創価大守備を振り切りTDし、点差を28点に広げる。さらに第2Q終盤、創価大攻撃が投じたパスを流経大DB#43小野がインターセプト。これを得点に繋げ、0-28で前半を折り返す。第3Qに入ると、創価大守備が奮闘。流経大のスピードのあるプレーに食らいつき、LB#31鈴木のロスタックルなどで流経大を苦しめる。これに続き、攻撃も徐々にプレーの完成度が上がり、コンスタントにゲインを始めるものの得点には至らない。最終Qに入っても流経大エースRB#29白石の走力は衰えず、キレのあるカットでするすると創価大守備の中をくぐり抜け順調に得点を重ねる。一矢報いたい創価大だが、流経大攻撃にドライブを許し、無得点のままタイムアップ。流経大の完封勝利となった。





◎ゲームレポート(2015.11.15)

★第1試合 2部Aブロック ○筑波大学42-13武蔵大学●
 最初に攻撃権を得たのは筑波大。外へのプレーを中心に展開し、順調にドライブすると、敵陣に入ってすぐにRB#17安齋が武蔵大守備を振り切り先制点を挙げる。第2Qに入ると武蔵大も追い上げを見せ、RB#24小林など力強い走りで陣を進めて敵陣に入るものの、得点圏内には届かずパントとなる場面が続く。しかし前半2分を切ったところで、CBを振り切りフリーとなった武蔵大WR#11岡田へのパスが通り、ランアフターキャッチでエンドゾーンへ駆け込みTD。前半は14-6の筑波大リードで折り返す。後半に入っても勢いの衰えない筑波大はRB#44雨無のランで陣を進めると、3本目のTDを決めて点差を広げる。武蔵大守備は前半に引き続き筑波大の外展開のランプレーに苦戦。第4Qに入り、筑波大はランプレー中心に安定したドライブでTD、順調に得点を重ねる。試合時間残り4分を切り、武蔵大もWR#7南へのパスがヒットし、ゴール前1ヤードまで一気にゲインすると、このシリーズをTDで締めくくる。しかし残り10秒を切ったところで筑波大がダメ押しのTD。終始安定したドライブを見せた筑波大が勝利した。

★第2試合 1部BIG8 ○一橋大学17-16帝京大学●
 一橋大はランプレーを中心に確実にダウンを更新し、RB#20谷口が帝京大守備の間をすり抜け先制TD。モメンタムを掴み守備でも好調な一橋大は、DL#97福田のロスタックル等で帝京大を封じ込める。流れを断ち切りたい帝京大守備は、アグレッシブな動きを見せるもののそれが裏目に出てしまい、一橋大が自陣40ヤードからWR#88吉川へのパスを通して独走TD。しかし第2Qに入ると帝京大が反撃を開始。走路を割る大型ラインと、キレのある走りを見せるRBによるランプレーでじりじりと敵陣まで攻め入り、FGを決める。前半は14-3の一橋大リードで折り返す。後半、帝京大はDL#88田中の鋭いロスタックル等で一橋大攻撃を封じ込めると、続く攻撃でRB#1有馬のランプレーや、走力のあるQB#10竹内のスクランブルで陣を進める。レッドゾーンに入り迎えた4thダウン1、帝京大はインサイドへのランで突破を試みるも、一橋大がそれを止め切り攻守交替。これを機にさらに勢いづいた一橋大は、その後の攻撃も順調に進め、点差を14点に広げる。第4Q、帝京大は敵陣25ヤードで意表を突くスクリーンプレーでRB#43税所がTD。そして続く一橋大の攻撃で、帝京大DB#7高橋がパスインターセプト。この好機をスペシャルプレーでTDにつなげる。しかし同点を狙い挑んだトライフォーポイントは一橋大#32小林がブロックし、1点差となる。その後も帝京大は得点を狙うが、ダウン更新ならず。一橋大が1点を守りきり、勝利を収めた。

★第3試合 1部BIG8 ○東京大学28-25東海大学●
 第1Q、東京大が先制し流れを掴んだかと思われたが、すぐに東海大もTDし同点に並ぶ。続く攻撃で、東京大はパスやスクリーンを中心にドライブし、WR#8川嶋へのプレーアクションパスでTD。第2Q、東京大の堅実な守り、東海大DB#6中山のパスカットなど、互いの守備陣が奮闘。両校とも得点圏内に届かないまま時間が過ぎる。前半残り4分を切り、東海大はWR#80鈴木へのタイミングパスが通ったのを皮切りに、特徴的なスピード感のあるプレーで敵陣に入り、WR#13島田へのパスがヒットしTD。東京大もオプションプレーでRB#33宮山がサイドラインを駆け上がり、一気にゴール前に。勢いそのままにTDを決め、21-14で前半を折り返す。後半に入り、東海大はランとパスで敵陣まで攻め入ると、FGで得点。東京大は#33宮山のランなどでゲインはあるものの、東海大DL#96石川のQBサックなどに苦しむ。しかしランで中央突破し大きくゲインしたのをきっかけに追加点を挙げ、東海大を突き放す。第4Q、東海大#96石川の本日2本目のQBサックで、流れが東海大に傾く。東京大はパントが自チームの選手に当たり、東海大にゴール前8ヤードからの攻撃権を渡す痛恨のミス。しかしこのピンチで東京大守備が奮闘。東海大の4thダウンギャンブルを抑えて危機を回避する。試合残り2分から攻撃を開始した東海大は、3度の4thダウンギャンブルを成功させ、残り10秒でTD。2ptコンバージョンを成功させて3点差に迫る。東海大が最後の攻撃権を狙い蹴ったオンサイドキックは、東京大がキャッチ。東京大が3勝目を挙げた。





◎ゲームレポート(2015.11.14)

★第1試合 2部Aブロック ●東洋大学26-45成城大学○
 東洋大は次々にパスを通し一気に敵陣へ、TE#85大森のFGで先制する。対する成城大はRB#21浦住やRB#29大村のランで敵陣深くまで攻め込み、第2Q開始直後、#21浦住のTDで逆転に成功する。東洋大もランプレーでダウン更新し、FGを決め点差を縮める。前半終了間際、成城大は#21浦住を中心としたランプレーで敵陣深くまで攻め込むと、QB#1栗田が自らボールを持って走り、TDで追加点を挙げる。後半開始早々、成城大は最初のプレーで#1栗田が80ヤードを走り、TDを決める。対する東洋大もランを中心に陣を進めるが、成城大のDB#7榎本らに止められ、ダウンを更新できない。勢いに乗る成城大は#7榎本が敵陣44ヤードからのFGを成功させる。第4Qに突入し、東洋大はQB#10時崎からWR#16大西や#85大森へのロングパスを次々と成功させてゴール前までボールを運ぶと、RB#3山形がTDを挙げる。しかしその直後のキックオフで、成城大#21浦住がリターンでTDを返す。東洋大もWR#18川島の好リターンで好位置から攻撃を始めると、#10時崎のランでゴール前まで進みTD、両校点の取り合いとなる。しかし成城大の勢いは止まらず、#21浦住や#1栗田が得点を重ね、東洋大を突き放す。試合終了間際、東洋大はWR#11鳴島やRB#3山形へパスをつないでゴール前まで攻め込むと、#16大西がTD。しかし開いた点差は埋まらずタイムアップとなり、成城大が見事勝利を挙げた。

★第2試合 1部BIG8 ○立教大学27-24駒澤大学●
 先攻の駒大は敵陣38yより1stダウン。順調に陣地を広げるかと思われた矢先、立大LB#44申がファンブルリカバーし攻守交替となる。流れを引き寄せた立大はWR#17鈴木雄、RB#23杉山大のランでダウンを更新、先制点を手にする。駒大はその後の攻撃で進攻を阻まれるも、続く立大の攻撃でLB#42岩下のインターセプトリターンTDで同点に追いつく。反撃に出る立大だが駒大DL#92舟腰のタックルなどで思うように進めず、K#37細谷のFGで3点を追加し第2Qへ。駒大は着々とゲインし続け#21田中のFGで再び同点に。立大OF陣も応戦するが、TDには至らずFG、13-10で前半を終了した。後半開始直後、駒大は#45柏木がファンブルリカバー。ゴール前9yからの1stダウンでRB#24末廣のTDで逆転に成功する。RB#23杉山大の連続ランで敵陣に入った立大はQB#18田中からWR#2中山へのロングパスでゴールへ近づき、続く攻撃でQB#18田中がTD。しかし立大の歓喜も束の間、モメンタムを引き寄せた駒大は次々とダウンを更新しQB#4澁谷がTD。20-24と逆転に成功し、勝負の行方は第4Qに委ねられた。巻き返しを目論む立大はRB#38関戸とQB#18田中のプレーで確実に敵陣へ進み、最後は飛び込みTDを決め、27-24で試合終了。立大は6戦全勝とした。(立教大学体育会「立教スポーツ」編集部:伊藤太一)

★第3試合 1部BIG8 ○拓殖大学20-3横浜国立大学●
 先に攻撃権を得た拓殖大はラン攻撃を中心にゲインを狙うが、横国大LB#95安達らのタックルに阻まれ思うように進めない。一方の横国大はRB#27草野のラン攻撃で一気にヤードを稼ぐと、K#13岩崎がFGで先制する。拓殖大もQB#9河西のランを中心に徐々に陣を進め、第2Q開始直後にK#1小泉のFGで同点に並ぶ。その後も拓殖大はRB#10川口の力強い走りでビッグゲイン、さらにWR#81伊藤へのパスや#9河西のランで敵陣へと詰めるが、ゴール前で横国大守備陣に徹底的に抑えられTDならず。前半残り13秒でFGを決め、拓殖大の3点リードで前半戦を折り返す。迎えた後半、横国大の投じたパスを拓殖大DB#2加藤がインターセプト。横国大守備陣は拓殖大に一切のゲインを許さずパントに追い込むが、その後の攻撃で横国大は再びボールをファンブル、拓殖大#2加藤がこれを抑える。好機を得た拓殖大は#10川口の怒涛のラン攻撃でボールを運び、TD。その後も拓殖大攻撃陣の勢いは止まらず、#10川口が2度目のTDを挙げる。なんとか追いつきたい横国大であったが、ファンブルなどミスが相次ぎ、得点ならず。拓殖大は見事今シーズン5勝目を挙げた。





◎ゲームレポート(2015.11.08)

★第1試合 3部Aブロック ●芝浦工業大学14-20電気通信大学○
 1Qは両校惜しいところまでいくがFGに失敗し、無得点。第2Qに入るとすぐに電通大がファンブルリカバーTDで先制点を挙げる。しかし直後に芝浦工DB#5阪本がキックリターンTDを決め、同点に追いつく。芝浦工はファンブルリカバーにより再び攻撃権を得るものの電通大DL陣に苦闘し、ゴール前11ヤードに迫るが得点には至らない。前半終了間際に芝浦工はRB#1前戸のTDで追加点を挙げ、14-7で前半を折り返す。後半に入ると攻守交代が続き、試合の流れが停滞。最終Q、電通大はパスを順調に繋いで敵陣深くまで攻め込むと、WR#24上條が芝浦工ディフェンス陣をすり抜けTD、同点に追い付く。さらに電通大はRB#27高橋が一気にゲインすると、#24上條が本日2度目のTDを決める。芝浦工も巻き返しを図るが、得点は動かずタイムアップ。電通大が見事接戦を制した。

★第2試合 3部Aブロック ○流通経済大学14-0獨協大学●
 序盤は両校の好守備により拮抗状態となるが、流経大が流れを掴み先制TDを挙げる。第2Qに入ると、流経大はランプレーで着実にゲインし、WR#81大倉へのTDパスで追加点を挙げる。対する獨協大も反撃のチャンスを狙うが、自陣から抜け出すことができず無得点のまま前半戦終了。むかえた後半戦、獨協大は果敢にパスを投じゲインを狙うが、流経大の守備陣に封じ込まれてしまう。第4Qに入り、獨協大はインターセプトを決めチャンスを得ると、QB#2鈴木の投じたロングパスをWR#81萩生がキャッチし大幅ゲイン。この勢いのままに得点するかと思われたが、悪天候によるスナップミスなども重なり、チャンスをものにできない。その後も獨協大は得点のチャンスを活かせず、さらに自陣深くから蹴ったパントボールをファンブル。流経大はこれをリカバーしゴール直前からの攻撃を得るが、獨協大DL陣は決死の守備で追加点を許さない。その後得点は動かず、流経大が完封勝利を飾った。

★第3試合 3部Cブロック ○埼玉大学34-6東京都市大学●
 埼玉大は最初の攻撃シリーズでランプレーを中心にじりじりと攻め込み、先制TDを挙げる。さらにQB#31金澤が自ら走るなど、難なくゲインして追加点を挙げる。対する都市大もインターセプトを決めてチャンスを掴むが、埼玉大の好守備に封じ込められてしまう。再び攻撃を始めた埼玉大は、テンポ良くゲインしてTD。第2Q、都市大は巻き返しを図るが、埼玉大はインターセプトを炸裂させ、ことごとく都市大の得点のチャンスを潰す。前半終了間際、都市大は一気にゲインし敵陣深くまで攻め入るがタイムアップ、21-0で前半を折り返す。後半戦に突入しても、埼玉大の守備陣は都市大に一切のゲインを許さない。しかし埼玉大攻撃陣も思うようにボールを運べず、両者苦しい展開が続く。迎えた最終Q、再び勢いづいた埼玉大はDB#4金子がパスインターセプト、都市大は必死の食い止めを見せるがかなわず、埼玉大#31金澤が追加点を挙げる。しかし、一矢報いたい都市大は埼玉大のパントをブロック、ゴール前からの攻撃権を得ると、WR#23小林がTDパスをキャッチし初得点。都市大は最後に追い上げをみせたが、埼玉大が圧勝した。

★第4試合 3部Dブロック ○東京農工大学49-6東京外国語大学●
 先に攻撃権を得た農工大はQB#1横田のランなどで一気にヤードを稼ぐと、先制TD。外語大もRB#21永田を中心としたラン攻撃で攻めるが、思うようにゲインできない。さらに農工大はWR#81吉田のTDパスで追加点を挙げる。第2Qに入っても農工大の勢いは止まらず、得点を重ね外語大を圧倒。巻き返しを図る外語大は、#21永田のロングランやQB#4村元自ら走り、じわじわと敵陣深くまでボールを運ぶ。ゴール前で競り合うが、農工大DL陣に苦闘し得点ならず。後半に入っても、農工大は前半の勢いそのままにラン・パスともにバランスよく攻めると、RB#30土光がTD。対する外語大も、#21永田のランで一気にゲインすると、#55平野が初得点を挙げる。しかし農工大の勢いは止まらず、RB#28佐藤のランで大幅にゲインし、#30土光がTD。第4Q、インターセプトリターンTDで追加点を挙げるなど勢いに乗る農工大に対し、外語大守備陣も必死に食らいつく。試合終了間際、攻撃権を得た外語大は果敢にパスを投じるが、得点には繋げられずタイムアップ。49-6で農工大の圧勝となった。





◎ゲームレポート(2015.11.07)

★第1試合 3部Bブロック ○東京農業大学21-0東京国際大学●
 東農大は、最初の攻撃シリーズでTE#80井上がランアフターキャッチで約80ヤードを走り切り先制TD、続く東国大の攻撃でもすぐにインターセプトで攻撃権を奪い返す。東国大も負けじとDL#72川村のパスカット、LB#85金子のリカバーで攻撃権を奪い返し、RB#44北牧のランなどで敵陣まで攻め込むものの、得点には結びつけることができない。2Q開始早々、東農大はパスでビッグゲインすると、RB#3秋元がエンドゾーンに走り込み追加点を挙げる。対する東国大はRB#1高山のランを中心に攻めるも、東農大の固い守備に苦戦。後半に入り、東農大オフェンスは東国大DL#70奈良坂のQBサックなど、激しいラッシュに苦戦する。東国大は、RB#26石田のランなどでダウンを獲得し、リバースプレーを展開するが、東農大DB#33石川にロスタックルを許すなど要所で決めきれない。4Q中盤、東農大はDB#15篠澤のインターセプトで攻撃権を得ると、東国大#85金子のロスタックルなどに苦しみながらも、ランプレーを中心にゴール前へと迫り、RB#23佐藤(1年・神奈川県立西湘)がTD。東国大は終了間際にLB#45貴志のインターセプトで攻撃権を得るが、東農大がインターセプトし返し試合終了。東農大が全勝を守った。

★第2試合 1部TOP8 ○明治大学14-7専修大学●
 明治大のリターンから始まった今試合。明治大が順調に1stダウンを更新して専修大のエンドゾーンに迫る。だがQB#14服部がファンブルでボールを後ろにそらす。先制のチャンスを逃した明治大はそのまま攻撃に失敗。お互いに相手の守備を崩せないまま第1Qを終えた。迎えた第2Q。3rdダウンから明治大の#14服部がランで専修大の守備の間を突破し、先制のTDを奪った。負けじと専修大も残り8ヤード地点からの攻撃権を得てTDを狙う。だが、QB#10小林がボールをこぼすと明治大に奪われチャンスを逃した。その後は両者均衡状態のまま前半を7-0で折り返した。後半も専修大はQBを中心にランとパスを織り交ぜた攻撃、明治大はRB陣のランプレーを中心に攻めるもお互いの強固な守備に阻まれTDを奪えない。その均衡を破ったのは専修大。第4Q、#10小林からのロングパスをWR#6秦がキャッチするとそのまま左サイドを独走し、58ヤードの同点TD。一気に流れが専修大に傾いたように思われた。だが、その直後の明治大の攻撃。自陣46ヤード地点からRB#9福田が専修大のタックルをかわしながら中央から右サイドへ一気に突破し、勝ち越しのTD。最後は専修大の攻撃を明治大がしのぎ試合終了。明治大は2連勝、専修大は6連敗リーグ最終戦を迎える。(明大スポーツ:常光純弘)

★第3試合 3部Bブロック ○文教大学44-13高崎経済大学●
 高経大は、最初のドライブで文教大LB#56宮崎にパスインターセプトを許すが、続く文教大の攻撃を3アンドアウトに抑えると、RB#37江波戸へのパスでビッグゲイン。パスとランを織り交ぜた攻撃でゴール前へと迫るものの、またもや文教大DB#14上松にパスインターセプトされてしまう。2Q開始早々、文教大はWR#9窪田へのパスで先制点を挙げると、続く高経大の攻撃を#14上松が本日2度目のインターセプトで守り切る。対する高経大も、RB#8田中やTE#99竹内のランなどでダウンを更新、文教大#14上松の鋭いタックルに苦戦しながらも、QB#6野地がラッシングTD。2ポイントコンバージョンに失敗し、6-7とする。文教大も次の攻撃でロングドライブし、前半残り1秒でTD。後半、文教大はファンブルリカバーでゴール前10ヤードからの攻撃権を得るが、高経大は粘りの守備でFGに抑える。追う高経大も、直後に#6野地のランで敵陣深くへ攻め込み、TDパスを決め必死に食らいつく。すぐさま文教大も#4山田がTDを決め、点の取り合いとなる。最終Q、文教大は追加点を奪い、点差を広げる。追う高経大は、#6野地の相手守備をかいくぐるオプションプレーなどでじわじわとゴールへ迫るが、文教大は粘り強い守備で得点を許さない。モメンタムを掴んだ文教大はRB#33山本の独走TDで高経大を突き放し、さらに試合終了残り1秒でダメ押しのTDを決めて勝利を収めた。





◎ゲームレポート(2015.11.01)

★第1試合 1部BIG8 ○立教大学26-11横浜国立大学●
 横国大のキックオフで試合開始。立教大はQB#18田中からRB#23杉山への流れが機能し、着実にゲインを重ねる。TDこそ奪えなかったものの、K#37細谷がFGを決め先制点を獲得。その後も、横国大のQB#12福岡のパスをLB#44申がインターセプトしわずか1分足らずで攻撃権を奪取。またも#37細谷が47ヤードに及ぶFGを成功させ、6-0と点差を広げた。そのまま1Qを終え、2Q最初の横国大の攻撃、#12福岡とRB#27草野の連携が冴えわたり、立教大の陣地へ攻め寄せるが得点には繋がらない。続けてK#13岩﨑がFGを狙うも失敗し前半終了。後半突入後すぐに試合は動いた。立教大DB#31石田が見事なインターセプトで攻撃権を獲得する。直後のプレーではWR#2中山へTDパスが成功。細谷が落ち着いてPATも決め、立教大が待望の追加点をあげた。そして細谷がFGを2本続けざまに成功させ、1試合4本のFG成功という関東学生リーグタイ記録を達成した。このままでは終われない横国大は、3Qの終盤に岩﨑がきっちりFGを決めて反撃の狼煙をあげる。4Qに入ると横国大のQBが#9平野に交代、敵陣6ヤードまでボールを運び、好機を活かしTD。2ポイントコンバーションも成功させ19-11と猛烈な追い上げを見せるが、立教大も#23杉山が56ヤードを駆け抜けTD。26-11と突き放し、そのまま試合終了。この試合で勝利した立教大は全勝を守った。(立教大学体育会「立教スポーツ」編集部:山嵜滉介)

★第2試合 1部BIG8 ○拓殖大学27-14駒澤大学●
 第1Q中盤、駒澤大を3アンドアウトに抑えた拓殖大はパントでリターンをハーフライン付近でファンブルし、すかさず駒澤大DL#90榎本がリカバー。攻撃権を得た駒澤大はオープンへのプレーでゲインを試みるが、拓殖大守備はそれを許さず、第1Qは互いに無得点となる。第2Q、拓殖大は力強い走りでじりじりと陣を進めると、RB#10川口が駒澤大守備をすり抜け一気にゴール前へ。このままTDかと思われたが、拓殖大がファンブルし、それを駒沢大DB#23川村がリカバー。好機を得た駒澤大はWR#28古川のランアフターキャッチなどで敵陣に入るも、DL#51郡司の鋭いタックルなど拓殖大守備に苦戦し、得点ならず。0-0で前半を折り返す。後半開始のキックオフで、駒澤大が痛恨のファンブル。敵陣30ヤード付近から攻撃権を得た拓殖大は、勢いそのままに#10川口がTD。拓殖大は待望の得点でモメンタムを掴むと、その後2本のTDで追加点を挙げる。第4Q中盤、駒澤大はスクリーンプレーで大きくゲインし波に乗ると、TE#85建部が守備に競り勝ちキャッチしTD。巻き返しを図る駒澤大は、オンサイドキックを成功させ攻撃権を得ると、4thダウンを3回成功させる粘りでドライブしTD。駒澤大は残り2分23秒で7点差に詰め寄るが、2回目のオンサイドキックは失敗。攻撃権を得た拓殖大は、#10が川口サイドラインを駆け上がるロングゲインを見せると、最後はQB#9河西がTD。後半でモメンタムを掴んだ拓殖大がホームカミングデーゲームで勝利した。







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